大人ニキビの原因は様々。普段からの予防が美肌への近道!

中高生の思春期のニキビであれば、「青春のシンボル」ともいえますが、20歳を過ぎてからのニキビは「吹き出物」と言われるように、気になる、ちょっとやっかいな存在です。

メイクもするようになっているし、学生でも社会人でも新しい人との出会いも増えていて大人の付き合いが始まっています。できるだけ早く治したい!と誰もが思いますよね。

大人のニキビはどうしてできるのか、その原因、そして治すための対策から予防まで順番に見ていきましょう。

ニキビの原因とメカニズム

ニキビができる肌というのは、皮膚が炎症を起こしはじめている状態です。どうして皮膚が炎症を起こしてしまうのか、その原因とメカニズムを順番に見ていきましょう。

ストレスが肌に影響

情報があふれ目まぐるしく日々が過ぎる現代では、ストレスのない人はいないと言われるほど。会社で嫌なことがあったり、身近な人間関係に悩んでいたり・・・そんな心理的なストレスは精神面のみならず身体面にも影響を及ぼすのです。

体を支えてくれている自律神経には交感神経と副交感神経があり、前者は人が活動しているときや集中しているとき、そしてストレスを感じているときに優位に働くもので、後者は休んでいるとき、リラックスしているときに優位に働くものです。

ストレスを感じるとき、体の中では何が起こっているのでしょうか。

皮脂の分泌が多くなる

ストレスを感じているとき、つまり交感神経が活発なときは、なんと男性ホルモンやアドレナリンが出やすくなり、それらが皮脂の分泌をより促してしまうのです。

皮脂は本来、肌を弱酸性の良い状態に保ち、外部から守ってくれる役割がありますが、分泌が過剰になると毛穴を詰まらせることになってしまいます。

アクネ菌の増殖

皮脂の詰まった毛穴には、もともと皮膚の表面に存在する常在菌である、アクネ菌が多く集まります。皮脂がアクネ菌の栄養になってしまうのです。

アクネ菌の中には、皮脂を分解して、それを酸化し、肌に良くない過酸化脂質という物質を生み出すものもあります。そうなったときに肌は炎症を起こし、ひどい場合には化膿まで進んでいくのです。

その他の原因

ニキビの原因は、ほかにもあります。
・肌が乾燥しすぎてごわつき、過角化して皮脂と混ざり毛穴をふさいでしまう。
・化粧品がきちんと洗い流されずに肌に残り、毛穴に詰まる。
・お酒やたばこなど嗜好品の取りすぎ。

大人になるほどストレスは増えるのはもちろん、肌は乾燥し、メイクも濃くなっていきますね。お酒やたばこも個人の自由です。ここに思春期とは違う大人のニキビの悩みが見えてきます。

思春期のニキビは顔のTゾーンにできやすいことが知られています。それは、おでこ、鼻のT字のラインに皮脂が多く分泌されているから。てかてか光ってしまって困った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

一方、大人のニキビができやすいのはUゾーン、両側の頬からあごにかけてのUの字のラインです。乾燥しやすいと思われがちな頬にできるのは、大人ならではの事情があったのですね。

皮脂だけが原因ではないので、顔だけでなく、背中や肩、おしりにニキビができてしまうのも大人のニキビの特徴といえます。

ニキビの対策と注意点

ニキビの悪化には段階があり、その段階に応じた対策が必要になります。

白ニキビの場合は、まだ初期の段階で炎症が進んでいない状態です。そのまま刺激を与えないように、メイクは控えめに、できればその部分だけはメイクをしないように、そっとしておきましょう。

たまった皮脂が表面に出てしまうと、ぽつぽつと黒ずんで見える黒ニキビとなってきます。炎症直前ですので、さらにメイクは避けてください。

赤ニキビは炎症が始まった状態です。絶対にメイクは禁止。指で触ったりもしないほうがいいでしょう。雑菌が入っては悪化の一途をたどりますので、皮膚科へ行くことを考えましょう。もはやケアではなく、炎症を抑えるために抗生物質など薬が必要な場合もあります。

黄ニキビになると、中が完全に膿んでしまった状態です。自然に治るのを待つより、治療を受けたほうが早く確実に治ります。皮膚科を受診し、専門の医師の診断を仰ぎましょう。

ニキビができてしまった時点で、できるだけ悪化させないようにすることが肝心です。専門の治療を受けるとともに、日常生活でも以下のように、清潔をキープすることを第一に考えましょう。

メイク道具のお手入れをする

パフや筆などは定期的に洗いましょう。クレンジングを含ませると油分が取れやすくなります。洗った後はしっかり乾かしてください。濡れた状態が続くとカビが生える心配があります。

寝具やタオルをきちんと洗う

顔に触れるものは清潔に。寝具は、普段よりも多く洗濯をするようにしましょう。

シーツや掛けぶとんのカバーは最低でも週1回、枕カバーは2日に1回がおすすめですが、小さいものなので、できれば毎日。ハンカチやタオルも毎日取り換えましょう。

洗濯の際は、洗剤や柔軟剤の使い過ぎに気を付けてください。洗剤が残らないよう、すすぎをしっかり行いましょう。

手をきれいに保つ

手は毎日、朝から晩までいろいろなものに触れています。一番雑菌が付きやすいため、くれぐれもニキビを触らないように。

無意識に触ってしまうこともあるので、手はきれいに洗い、いつも清潔にしておきましょう。爪ももちろん切っておきます。

患部を保護する

ニキビを触らないように保護しましょう。といっても、ばんそうこうを貼るなど密閉してしまうのはおすすめしません。化粧水はニキビの周りにそっと塗るだけ、乳液はニキビに刺激を与えないよう、油分が多いものは控えましょう。赤や黄色ニキビには塗らないほうがいいでしょう。

そのほか、マスクをしてそっと覆う、髪は毎日洗い、長い場合はニキビにかからないように束ねる、メイクは控える、など心がけるといいですね。

皮膚科を受診する

ニキビが白く、炎症もない状態なら、市販の薬でとりあえず保護しておいてもいいですね。

ただ、早く確実に治したい、原因を追究し、症状にあった薬を塗りたい、悪化してきたように感じる、という場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。薬の注意点のほか、毎日のスキンケアについてもアドバイスをもらいましょう。

ニキビの予防のために

ニキビができてしまってからではケアや治療に悩み、大変です。できる前に対策しておきたいですね。大事なことをまとめてみました。

肌の乾燥を防ぐ

大人のニキビは、思春期のニキビと違って、肌の乾燥も原因でした。ですから、まず肌の乾燥を防ぐことが重要です。

冬はもちろん、夏もエアコンなどで肌には負担がかかります。自分の肌に合った保湿剤で、肌を潤してくださいね。顔だけでなく背中や肩も適度に保湿しましょう。

ストレスのないライフスタイルを

ストレスが増えると交感神経が活発化し、男性ホルモンが分泌され、さらに皮脂の分泌が促されます。

過剰な皮脂が分泌されないよう、時間に追われるぎりぎりの生活より、ある程度余裕を持った生活が大事。悩み事も1人で抱え込まないように、1日の終わりには、ほっとできる時間を設けて、体をゆっくり休ませてあげましょう。

食事に気を付ける

いうまでもありませんが、肌に悪い食べものは体にも悪い食べものです。体の健康のためにもバランスの良い食事を心がけましょう。

皮脂の分泌を必要以上にさせないためにも、糖分、油分のある食べ物は控え、ビタミンやミネラルを多く含む野菜や海藻、食物繊維をきちんと摂取しましょう。

ニキビのない生活をめざそう!

ニキビがないと、毎日の肌のお手入れが楽になり、鏡を見てもうれしく、気分も上向きになります。肌だけでなく、心身両面が健やかに保てることが大きいですね。

大人のニキビは単に皮脂の過剰分泌だけでなく、ストレスや生活習慣、肌の乾燥など原因が身近で、しかも複雑にからまりあっているため、治すのも簡単ではなく再発もしやすいという問題があります。

普段からニキビができないよう予防することが最も大切といえます。

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