アボカドオイルの効能。スプーン1杯で美容やダイエット効果も!
サラダに入れたりディップにしたり、わさび醤油をつけたり、と和食・洋食との相性も抜群なアボカド。他の野菜にはない、もったりとした食感は森のバターと言われ、その栄養価はとても高く、ダイエット中にも人気の野菜です。
アボカドの種を水栽培して育ててるなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなアボカドから抽出したアボカドオイルを知っていますか?
生食のように皮をむいたりする必要もなく、手軽に摂取できることから、今注目のオイルの一つです。
アボカド本来の栄養分をそのまま取り入れることができ、美容や整腸にも効果があると言われるアボカドオイルについてご紹介します。
アボカドとは
身近な食材、アボカドについて改めておさらいです。
アボカドの基本情報
アボカドオイルの原料となるアボカドは、南米が原産国のクスノキ科ワニナシ属に属する果物です。ナシとつくだけに、野菜ではなく、梨の仲間に分類される果物です。
また、その栄養価は高く、世界一栄養価の高い果物として、ギネスにも認定されています。
スーパーでも気軽に手に入るアボカド。買う際の選び方ですが、買ったその日に食べる場合は、黒みがかった少し弾力のあるものを選びましょう。これは熟成が進んでいて食べ頃の証拠です。
すぐに食べない場合は緑っぽい色のものを選ぶと、2、3日で食べ頃になります。
ちなみに、たまにアボガドと呼ばれることがありますが、英語では「Avocado」と書きますので、正しくはアボカドとなります。
アボカドの成分、効果
オレイン酸のほか、アボカドの主な栄養成分がこちらです。
食物繊維:便秘を防いだり、肥満や糖尿病などの生活習慣病を防ぐ働きがある。
カルニチン:アミノ酸の一種。脂肪がエネルギーに変わるのを助ける。
鉄分:赤血球を作る成分になり、貧血などを防ぐ。
マグネシウム:骨の形成に必要なミネラルの一種。血圧や神経を安定させる働きがある。
カリウム:ミネラルの一種。脳卒中の予防や血圧を低下させる働きがある。また、利尿作用があり、むくみを防止する。
ビタミンE:オリーブオイルの2倍あると言われるビタミンEには、抗酸化作用があり、体の中の酸化を防ぐことにより老化防止(アンチエイジング)に効果あり。また、動脈硬化や生活習慣病の予防にもなる。
葉酸:ビタミンの一種。細胞の生産、再生を補助する働きがある。妊娠中の女性が摂取すると、胎児の発育不全等のリスクを軽減させる効果がある。
レシチン:酸素や栄養を細胞に吸収させるのを手伝ったり、老廃物を排出させるデトックス効果がある。
このように、アボカドは 便秘解消、貧血予防、むくみ防止、高血圧の予防、生活習慣病の予防、アンチエイジング、デトックス、ダイエット効果などが期待されます。
カロリーは高め
栄養素が多く、様々な効果が期待されるアボカドですが、カロリーは1つ約220kcalと高めなため、食べ過ぎには注意が必要です。
1日に1/2個までにするなど、量を調整するようにしましょう。
アボカドの栄養を抽出!アボカドオイルとは
そんな栄養満点のアボカドの果肉だけを絞って作ったものがアボカドオイルです。300mlのアボカドオイルを作るために約20個のアボカドが使用されています。
そしてスプーン一杯のアボカドオイルを毎日摂取することにより、アボカドの効果を手軽に取り込むことができます。
味や色
色は透き通った黄緑がかっており、ほんのりアボカドの香りが感じられます。
オリーブオイルほど味に主張がなくマイルドな口当たりなので、様々な料理に使えます。
アボカドオイルの効能、効果
アボカドは食べる美容液と言われるほど、私たちの美容にも嬉しい効果をもたらせてくれますが、オイルにすることにより肌や髪の毛にも直接使うことできます。
フェイス、ボディのマッサージオイルとして
保湿効果が高く、浸透力もあるため、ひじやひざなど硬くなりやすい箇所へも有効です。
また、肉割れや妊娠線へも効果があると言われています。
アンチエイジングにも有効なため、首や手の甲など年齢が出やすい箇所に塗ったり、普段使っているボディクリームに数滴混ぜて使うこともおすすめです。
美髪効果
ビタミンやレシチンの働きにより、髪を若々しく保ったり、育毛を促進する効果もあると言われています。
また、オレイン酸は熱にも強いため、シャンプー後、タオルドライした髪の毛に塗ってからドライヤーをすると、熱ダメージから髪を守り補修する効果も期待できます。オイルの量は髪の長さに合わせて少量から試すことをお勧めします。
アボカドオイルの摂取方法
アボカドオイルは味や匂いに癖がないため、そのまま飲むもよし、料理に使うもよしなオイルです。
そのまま飲む
アボカドオイルをそのまま飲む場合は、1日の目安は大さじ1とされています。アボカドそのものはハイカロリーな為、オイルにした場合でも摂取しすぎるとカロリーオーバーになってしまうので注意しましょう。
食事での取り入れ方
アボカドオイルはオリーブオイルやココナッツオイルに比べても、熱に強く酸化しづらい特徴があります。ヨーグルトやカルパッチョ、カプレーゼなどそのままかけて食べたり、サラダ油やごま油など、普段使っている調理油に置き換えて使うこともお勧めです。
また、アボカドオイルを使った簡単・シンプル・おすすめのレシピがドレッシングです。
材料は4つ(1人分)
- アボカドオイル 大さじ1
- お酢(またはバルサミコ酢)大さじ1
- 塩 適量
- コショウ 適量
これらを混ぜるだけでドレッシングの完成です。あとは好きな野菜にかけるだけ。ぜひ実践して見てください。
アボカドオイルの選び方、購入方法
良質なアボカドオイルを選ぶためのポイントをご紹介します。
- コールドプレス法
熱に強いアボカドも、精製方法によっては成分が酸化してしまい、せっかくの栄養素が破壊されてしまうこともあります。
コールドプレス法(低音圧搾)で抽出されたものであれば、酸化や、栄養素が壊されたりするのを防ぐことができます。
- 未精製
オイルの抽出方法には精製と未精製があり、未精製が上記のようなコールドプレス法になります。精製されたものは熱を加える方法なので、栄養素が変化するため良質なオイルではない場合があります。
精製されたものの特徴としては、安価、色が薄い、香りが少ないという点です。
未精製のものは、低温で保管した場合に沈殿物が見られますが、これは栄養成分がオイルの中にきちんと残っている証拠で、常温になれば元に戻ります。
精製か未精製であれば、未精製のものを選ぶようにしましょう。
- 無添加、防腐剤不使用
添加物や科学薬品は肌荒れの原因にもなり得ます。これらが使用されていないオイルを選ぶようにしましょう。
人気のアボカドオイル
人気のアボカドオイルをいくつかご紹介します。
- Olivado(オリバード)アボカドオイル エキストラバージン 250ml
- 低温圧搾一番搾り エキストラヴァージン カリフォルニアボカドオイル 170ml
- AHUACATLAN (アワカトラン)100% ピュアアボカドオイル 910g
どれもコールドプレス法を用いた、無添加、無着色の商品です。
日常生活にさりげなくアボカドオイルを
どんなものでも、摂りすぎは良くありません。アボカドオイルも容量を守って摂取し、気づいたら「なんだか最近調子がいいな」を目指しましょう。
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