あずき水のダイエット効果。飲むだけでキレイになれるかも!
古来から薬として利用されてきたと言われているあずき。そのあずきを利用した「あずき水」が話題となっています。
もともとは台湾や韓国でダイエット法として人気があったものですが、その手軽さからか日本でもじわじわとブームに。
そんなあずき水が持つパワーや嬉しい作用をご紹介します。
あずき水とは?
あずき水は、その名の通りあずきを水で煮出したもの。このあずき水はたくさんの美容効果と健康効果をもたらしてくれると言われています。中でも多くの女性が注目するのがその「ダイエット効果」。
中には「あずき=あんこ」と言うイメージを持つ人もいるかもしれませんね。それがダイエットにつながるなんて、と信じられない人もいるでしょう。でも実は、あずきはたくさんの栄養素を持っているんです。そこから台湾や韓国で「ダイエット効果がある」とブームになりました。
どんな効果があるの?
あずきはもともと、非常に栄養豊富な食品です。どんな栄養素が含まれているのか簡単に見ていきましょう。
脂肪吸収を抑えるポリフェノール
ポリフェノールは、食事で摂取した脂肪の吸収を抑えてくれるという働きがあります。つまり、血中の中性脂肪の値を低下させてくれるのです。
また「糖の吸収を抑える」という嬉しい働きもありますので、食後の血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪がつきにくくなります。
このような効果は、1日あたり150〜300mg程度のあずきポリフェノールを摂る必要があると言われていますが、これはあずきを50〜100g煮出した量に相当します。
食物繊維が豊富
あずきは食物繊維が豊富。ダイエットをしている女性は便秘で悩みがちですが、そんな人の強い味方と言えますよね。ちなみに、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含んでいます。
不溶性食物繊維であれば便秘の解消、水溶性食物繊維であれば血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑えてくれると言われています。
皮部分に含まれるサポニン
サポニンは、あずきの皮部分に多まれる栄養素。マメ科の植物に多く含まれており、さまざまな嬉しい効果があります。
中でも注目したいのが、抗酸化作用。活性酸素を除去して脂肪の酸化を防ぐことにより、悪玉コレステロールや中性脂肪の増加を抑制してくれるという働きを持っています。
カリウムでむくみ解消
カリウムには利尿作用があります。余分な水分を尿として排出して体内の水分のバランスも整えてくれることから、水分が原因でむくみが気になっている人にとてもオススメ。
そのほか、ビタミンB群も豊富
糖質の代謝に欠かせないビタミンB1や、脂質の代謝を助けてくれるビタミンB2、そしてタンパク質の分解を助けるビタミンB6なども含まれています。
あずき水の飲み方は?
あずき水は朝・昼・晩毎食前に飲むのが基本です。食前30分の間に飲むと良いでしょう。量は「大さじ5のあずきで作ったあずき水」を飲む、というのが基本の飲み方です。
置き換えダイエットではありませんのでその後の食事は通常通り食べて問題ありませんが、あずき水を飲んでいるからといってあまり油断しないように気をつけてくださいね。
1日に飲むあずき水の適量は500ml程度。あまりに飲みすぎると、お腹を下してしまう可能性がありますので注意してくださいね。
あずき水の作り方
あずき水の作り方は「鍋で煮る」または「保温できる水筒に入れて置いておく」の2通り。下記にその作り方を紹介しますので、やりやすい方法を試してみてください。
基本の作り方(鍋で煮る)
まずは基本の鍋で煮る方法をご紹介します。下記の分量は2〜3日分となりますので、なるべく早く飲み切るように心がけてください。
- あずき100gに対して水1,500mlを用意する。
- あずきを水で洗い、鍋にあずきと水を入れて火にかける。
- 沸騰したら弱火にして30分ほど煮る。吹きこぼさないように注意!
- ざるなどを使って、あずきをこしたらできあがり。
保温水筒でお手軽に
鍋で煮る手間を省きたい人は、保温できる水筒を使うのも手。8時間以上お湯につけることで、あずきに含まれるポリフェノールがしっかりと出てくれます。寝る前に用意しておくとちょうど良いですね。
- 保温できる水筒に洗ったあずきを入れる。
- 沸騰したお湯を入れる。
- 蓋を閉めて8時間以上寝かせる。
美味しく飲む方法は?
あずき水を試した人の中で、「美味しくない」という感想を持つ人も多いようですが、その原因はあずき水に出てくる渋みやえぐみ。この2つを抑えるためには、あずきを事前に1〜2分から煎りしてみると良いでしょう。
その後は普通通りの作り方で問題ありませんが、多少ポリフェノールが溶け出しにくくなるとのこと。ただ、渋みやえぐみを感じにくくなるので、どうして飲みづらい、という人は試してみて。
間違っても飲みにくいからといって砂糖を入れてしまっては効果がなくなりますよ!
保存期間に注意
作ったあずき水はあまり長持ちしませんので、作ったら早めに飲み切ってしまうのが鉄則。冷蔵保存で2〜3日くらいしか持ちませんので、まとめて作るよりもこまめに作る方がオススメです。常温での保存はNG。
残ったあずきも食べましょう
あずき水を飲んだ後に残るあずきは、もちろん食べてOKです。
そのまま食べるには少し硬いかもしれませんので、その場合はレンジで1分ほど加熱すると、柔らかくなって食べやすくなります。ゆでたあずきは食物繊維がたくさん含まれるため、お通じの改善も期待できますので、ぜひ無駄にせずに食べたいところ。
あずき水と違って、茹でたあずきは冷凍して長期の保存が可能です。ですから食べきれない分は冷凍しておいて、サラダやあずきご飯にして食べてみてはいかがでしょうか。ひき肉などに混ぜてハンバーグを作ったり、ドライカレーなどに応用しても美味しく食べられます。
あずきの選び方
では、どんなあずきを選べば良いのでしょうか。選ぶときのポイントは下記の通りです。
小粒のあずきを選ぶ
あずきに含まれるポリフェノールは、皮の部分に多いというのは前の項で説明したとおり。同じ重量なら、小さいあずきのものの方が皮部分が多くなりますので、小粒の方がたくさんポリフェノールが摂取できることになります。
色の濃いものを選ぶ
色の薄いものよりも、濃いものの方がポリフェノールが多く含まれています。あずきを探すときには、色の濃いものを選ぶと良いでしょう。
全く効果が感じられない場合は
あずき水を取り入れてみたけれど、ダイエット効果が全く感じられないのなら、生活を見直してみる必要があるかもしれません。
下記にダイエットを行っているときに陥りがちな2つの点についてあげてみました。心当たりがある場合には少しずつ改善してみてください。
食事や間食の量を見直してみよう
「ダイエット効果がある」と言われるものを飲んでいるだけで安心してしまい、いつもより多く食べてしまったり、間食の量が増えたりしていませんか?
健康な体はバランスのとれた食生活が基本。ダイエットをしているんだ、という気持ちを忘れずに、食事にも気を配るように心がけてくださいね。
運動を取り入れてみよう
もしかすると、全く運動をしていないということはありませんか?
運動不足はダイエットの失敗どころか体には良くありません。とは言え、ハードな運動を急激に行う必要はなし。ウォーキングなど自分ができる軽い運動から始めてくださいね。無理をすると逆に体に負担がかかってしまいますし、何より長続きしません。短期間で結果を出そうと思わずに、長い目で取り組みましょう。
気楽に取り入れられるあずき水
「あずきを煮出した水を飲むだけ」という簡単な方法で、美しさを手に入れられるなら、試してみる価値は大いにありますよね。たくさんの女性が注目する「あずき水」、ぜひ日々の生活に取り入れてみませんか?
あなたもコメントをどうぞ!