もっと香りを楽しもう!オシャレ上手はフレグランス上手
香りを楽しむって、とても贅沢なことだと思いませんか。
香りは目に見えないですが、ラグジュアリーな気分になれたり、リラックスしたリフレッシュしたり、香りの種類よって気分を色々変えることができます。
でも実際に使うとなると、どんな香りを選んだらいいんだろう、どうやって使えばいいんだろうと迷うことも多いのではないでしょうか。
そこで香りの選び方や楽しみ方などについてお話しします。
香水だけでなく、お部屋の香りやアロマテラピーなどについてもご紹介しますね。日常生活の中で楽しめる香りも色々あります。
大人のたしなみとして、もっと香りを楽しみましょう。
大人の女性のたしなみ。香水の楽しみ方
香水って、オシャレの中でもちょっとハードルが高いのではないかと思います。
高価なものが多いですし、選び方も付け方もよく分からないと手を出しづらいオシャレのアイテムかもしれません。
だからこそ、使い方の基本を押さえておきたいものですね。
香水の種類と選び方
まず、「香水」と一口にいっても、色々種類があるのをご存知でしょうか。種類というのは、香りの「濃度の違い」のことだと思ってください。
香水の種類によって適した場所が違います。
◆香水の種類
- パルファム 5〜7時間
- オードパルファム 5時間くらい
- オードトワレ 3〜4時間
- オーデコロン 1〜2時間
上から濃度が高い順に並んでいますが、濃度が高いほど香りの持続時間が長くなります。
パルファムはあまり日常使いにむいていません。
香りが濃い上に、持続時間も長いからです。会社につけていく香水ではないでしょう。どちらかというとパーティー向きです。
普段の生活の中で香りを楽しみたいと思ったら、オーデコロンから始めてみるといいかもしれません。
また、使う年代によって好みの香りも違うし、ふさわしい香りも違ってきます。
年代によって似合うファッションが違うように、似合う香りにも違いがあるのです。
私の年代にはどんな香水がいいの?と思ったら、「年代別香水ランキング!自分らしい香りを選んで楽しもう」を参考にしてください。
20〜40代におすすめの香水をご紹介しています。
香水にはノートといって、香りの揮発速度の違いがあります。
- トップノート:香水をつけた時に最初に香る香り
- ミドルノート:3〜4時間持続する香り
- ベースノート:4〜5時間持続する香り
の3つがあります。
つまり、時間によって香りが変化していくわけです。
この変化を楽しむためにも、それぞれのノートでどんな香りが使われているのか?ということを見てから香水を選ぶといいですよ。
どうやってつければいい?香水の正しい使い方を知ろう
最近、「スメハラ」という言葉がありますね。
スメハラ=スメルハラスメント。つまり、香りのハラスメント、香害です。
香水をつけすぎていたり、その香りがTPOに合っていなかったりして、周りの人に迷惑をかけることですね。
大人の女性として、これだけは避けたいものです。
正しい香水の付け方
香水はその種類によって香りの強さが違いますから、当然つけ方も違うのです。
- つける量
- つける場所
- つけるタイミング
などを考えてつける必要があります。
これを間違えてしまうと、良い香りを通り越して「くさい」と思われてしまうんですね。
自分が通った後に「○○さんがここにいた」とわかってしまうような、マーキングしているような状態になるのは困ります。
また、香水はつける場所によって香りの印象もかなり違ってくるんです。
「香水はつける場所で香りが変わり、イメージまでも変えてしまう!」と読むと、どこにつければいいのかがわかります。
実際につけるときですが、香水瓶はプッシュ式のスプレー容器になっていますので、10〜20cmほど肌から離してプッシュするのが基本です。
香水がしつこくならないためには正しい付け方が何より大事。時にはふんわり全身にまとうという方法もあります。
実際の付け方は「香水の付け方と使い方。ふんわり香りが漂う良い女になろう!」を参考にしてください。
香水が服についてしまったら
香水は基本的に肌につけるものですが、うっかり服についてしまったときはすぐに洗った方が良いです。
そうすると、違う香水をつけた時に他の香りと混ざってしまうこともあります。
ですから、服についてしまった時にきちんと取り除いておいた方がいいですが、香水にはアルコールが入っています。
普通に洗濯をしても取れないことが多いので、困ったときは「香水は服につけても大丈夫?香水を上手に使って香り美人になろう」を参考にしてくださいね。
香水の処分方法
頂き物の香水だけど、香りが好みではなかったとか、昔よく使っていたけど最近は香りの好みが変わって使っていない。
そんな香水がありませんか。
香水って「水」だから、普通に流してもいいでしょ、と洗面所やトイレに流してしまうのはNGです。
香水は普通の水ではなくて、アルコールが入っています。しかも、香水の種類によっては香りがかなり持続します。
かといって、ビンごと「燃えないゴミ」で出すのもダメです。
基本的には中身と容器を分別し、住んでいる自治体の指定された方法で捨てること。
具体的な処分方法と手順は、「香水の正しい処分方法。排水口に流すのはNGです。」で解説しています。
捨てるだけではなく、売却、再利用という方法もご提案しているので、是非参考にしてくださいね。
せっかくだからもっと活用しよう
香水が余ったら、捨てるというのも1つの方法ではありますが、せっかく気に入って買った香水だし、瓶のデザインはとても気に入ってるのよね、ということもあると思うんです。
そんな時は、捨てずに再利用してみませんか?
- リネンウォーター
- アロマバス
- ルームフレグランス
など、色々なことに活用できるんです。
せっかくだから最後まで使い切りたい!と思ったら、ぜひ余った香水はこう使う!寝室やバスルームでの活用法」を参考にして、香りを楽しんでみてください。
そのままではちょっと濃い香りでも、アレンジすることで色々使い道があります。
日々の暮らしの中での香りの楽しみ方
香水はつけないけれど、良い香りは好き。日々の暮らしの中でもっと香り楽しみたいという方もいますよね。
そんな時の香りの楽しみ方をご紹介します。
ルームフレグランスを楽しむ
ルームフレグランスとは、
- 芳香剤
- アロマキャンドル
- リードディフューザー(スティックタイプのフレグランス)
など、お部屋をいい香りにしてくれるものです。
たくさんの種類の中から何を選んだらいいんだろう?と迷ったら、「ルームフレグランスの選び方。良い香りで心も身体もリラックス!」を参考にしてください。
リードディフューザーは自分で作ることもできるので、手軽に好きな香りを楽しむことができますよ!
アロマテラピー&ハーブでリラックス
香水の元になっているのは香料ですが、植物から採られた天然香料が使われていることも多いものです。
この天然の香料はアロマテラピーで使われる「精油」です。
アロマオイルと呼ばれることもありますが、本来は「精油」「エッセンシャルオイル」という呼び方が正しいです。(ただしここではわかりやすくアロマオイルと呼びます)
精油は植物の
- 葉・茎・枝
- 花
- 木部
- 根
などから抽出された高濃度のエキスです。
リラックス効果の高いやさしい香りもあれば、さわやかでリフレッシュできる香りもあります。
ここでは使いやすい3つの香りについてご紹介します。
初心者でも使いやすいラベンダー
アロマテラピーの基本中の基本といってもいい、ラベンダー。
リラックス効果の高い甘い香りというイメージもあると思うのですが、実はとても幅広い効能を持つハーブなのです。
ラベンダーは非常に品種の多い植物で、アロマオイルにも実は色々な種類があります。
一般的に使われる甘い香りのラベンダーは「真正ラベンダー」と呼ばれるもので、とてもリラックスできる香りです。
「ラベンダーストエカス」というアロマオイルは全く香りが違い、どちらかというとローズマリーのようなクリアな香りがします。
これが同じラベンダーなの?と思うくらい違う香りですが、品種が違うとこれほどまでに香りが違うということなんです。
ですから購入する時には、色々と実際に嗅いでみて選ぶのがいいでしょう。
ラベンダーはとても優しいアロマオイルで使い道が多いのも特徴です。
- スキンケア
- ルームコロン
- 痛み止め
- 風邪予防
など、幅広い用途があります。
具体的な使い方については、「アロマ入門にもぴったりなラベンダーオイルの楽しみ方」で詳しく解説しています。
美容にも良いローズマリー
ローズマリーは、クリアでスッキリした香りが人気のアロマオイルです。
非常に丈夫なハーブなので、自分で育てるのも簡単。ハーブティーとしてもよく飲まれていますね。
肉の臭み消しに使えるので、肉料理との相性も抜群です。
有名な逸話が「ハンガリー王妃の水」。
14世紀、ハンガリーの王妃だったエリザベート1世は手足の痛みに悩まされていました。
この痛みはリウマチが原因ではなかったかといわれているのですが、僧院から献上された薬を使ったところ、症状が改善されました。
そして思わぬ副産物が。
70歳を超えた王妃が、隣国ポーランドの王子から求婚されたのだそうです。
ローズマリー、美容に使ってみたくなりましたか?
ハーブとしてのローズマリーの効能、使い方は「ローズマリーの効能。香りだけじゃない、美容効果もある万能ハーブ」で詳しくご紹介しています。
虫除けにも使えるハッカ油
薬局やドラッグストアでも購入できる、ハッカ油。見たことがある方も多いでしょう。
精油と同じく、直接肌にはつけられませんので、水などに薄めて使います。
ただし、水には溶けないという性質がありますので、アルコールなどと一緒に使います。
◆ハッカ油スプレーの作り方
- 無水エタノール 5ml
- ハッカ油 10〜15滴
- 精製水 95ml
- スプレー容器(100均でOK)に無水エタノールを入れます。
- 次にハッカ油を入れます。よく振って混ぜてください。
- 最後に精製水を入れて蓋をし、さらによく振り混ぜます。
これでハッカ油スプレーの出来上がり。
虫除けに使ったり、ルームコロンとして使ってもいいですし、お肌のクールダウンにも使える優れものです。
夏場は特に活躍するスプレーなので、1本作っておくと便利ですよ。
ハッカ油の効能については、「ハッカ油の効能。スーッとした香りでリフレッシュ!」でまとめてありますので、参考にしてくださいね。
取り入れるのは意外と簡単。香りのある暮らしを楽しもう
香水はハードルが高いなあと感じている人も、選び方や使い方を知れば簡単に使うことが出来ます。
また、香水の香りはちょっと強めで苦手だなと思ったら、天然の香りでアロマテラピーを楽しむのもいいでしょう。
香りの取り入れ方は人それぞれですが、色々な楽しみが出来る素敵なものです。
ぜひ、ご自分の好みにあった香りのタイプを見つけて、日々の暮らしの中で楽しんでみてください。
フレグランス

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