美肌を保ちたいなら日焼け止めは必須!季節を問わず紫外線対策を
今や1年中日焼け止めを塗るのは女性の常識となりつつあります。
え、寒いときは使ってない?それはいけません。
私たちの肌老化の原因の8割は「光老化」だともいわれています。すなわち、紫外線などの「光」が老化を加速させてしまっているということ。
ですから今の肌を保つためにも、紫外線対策は必須なのです。
しかし日焼け止めを正しく使えている女性は実に少ないのが現状。そこで、正しい日焼け止めの使い方や自分にあった日焼け止めの選び方などをまとめました。
寒くても、曇りの日も油断しないこと。1年中必要な紫外線対策
まだ肌寒い春や、気温がグッと下がる秋には、つい油断をして日焼け止めを塗るのを忘れてしまう!という人が多いと思います。
しかし春も秋も、紫外線は思っているよりも多いのです。
4月と9月は同レベルで、肌寒い日に油断すると大変なことになります。
また、冬であっても天気のいい日には当然紫外線が降り注いでいます。もちろん真夏ほどではないにしても、およそ半分くらいの量になるんです。
いくら寒くても、紫外線がゼロになるわけではありません。
ものすごく簡単にいうと、紫外線B波は肌を赤くする、やけどのように表面にダメージを与えます。
それに対して紫外線A波は肌の奥まで届いてコラーゲンなどを破壊します。
真夏のように肌が真っ赤になったりしないので、気づかぬうちにダメージがたまっていくことが怖いのです。
だから、冬でも日焼け止めは必要。詳しくは、「冬でも日焼け止めは必要?寒くても紫外線対策を行う理由とやり方」もご覧ください。
種類が多すぎて迷う!私に合った日焼け止めの選び方
ドラッグストアや化粧品店にいくと、本当にたくさんの日焼け止めがありますね。
数値もたくさん、テクスチャーも色々あって、どれを選んだらいいか迷ってしまうと思います。
日焼け止めは肌質や使うシーンによって選びましょう。
SPF、PAの数値で選ぶ
日焼け止めの数値の中身を知っていますか?
- ◆SPF
- UVB(紫外線B波)を防ぐ。数値は50まで。
- ◆PA
- UVA(紫外線A波)を防ぐ。数値ではなく「+」の数で示す。
SPFの数値ですが、高い方が効果も高いと考えられがちです。たしかにそうなのですが、この数値は紫外線の防御力を示すものではありません。
例えばSPF1で紫外線B波のダメージを10〜20分ほど防ぐことができます。
この時間の幅は、その人の肌質によって違ってきます。日焼けしやすい人とそうでない人がいますから、その差です。
10分防御できるとすると、SPF30なら10分×30分=300分(5時間)防御できる、と計算上は考えられます。
つまり、SPFは紫外線B波をどのくらいの時間防御できるか、という時間の長さを示しているわけですね。
それに対してPAは数値ではなく「+」の数で示し、多い方が長時間防御できるということですね。
PAは日本独自の表記なので、詳しくは「日焼け止めを効果的に使うために!女性はPA値にも注目して選ぼう!」を参考にしてください。
近所のスーパーに買い物に行くくらいだったらSPF50は必要ないわけで、SPF20〜30くらいで十分です。
使うシーンによって数値を選ぶことが大切です。
テクスチャーで選ぶ
日焼け止めには色々なテクスチャーがあるので、使うシーンによって使い分けたり、好みに合わせて使っていきましょう。
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- ジェルタイプ
- スプレータイプ
- パウダータイプ
などがあります。
海や山へのレジャーには、やっぱり強力な日焼け止めを使いたくなりますよね。
そんな時は、汗で落ちにくいウォータープルーフのクリームタイプを使いましょう。肌にしっかり密着します。
乳液っぽいので保湿力もありながら肌馴染みがよく、化粧下地代わりに使えるものもあります。
そして、日焼け止めのべたつき感が苦手という人は、是非ジェルタイプを使ってみてください。
ジェルタイプは伸びが良い上にさらっとしているのが特徴で、日焼け止め特有のべたつき感がないので人気があります。白浮きしづらいのもメリットの一つで、肌をきれいに見せてくれますね。
詳しくは「べたつかない「日焼け止めジェル」で、UVケアをしよう!」をご覧ください。
スプレー式は、ボディだけでなく髪にも使えるので便利です。
慣れないと若干ムラになりやすいというデメリットはあるものの、普通の日焼け止めでは髪や頭皮には塗れないですよね。
1本もっておくと、普段ケアしづらいところまで紫外線を予防できます。
初めての人は、「日焼け止めスプレーは外出先でも使いやすい!選び方のポイント」
を読むと選び方までよく分かります。
パウダータイプは落ちやすいので、他のタイプと比べると日焼け止めとしての効果は若干落ちるものの、お化粧直しなどには使いやすいと思います。
天然素材にこだわる
日焼け止めを塗ると肌が荒れてしまう人もいますよね。かといって塗らないわけにもいかないので、肌に負担をかけない素材で作られている日焼け止めを選びましょう。
まず一番大事な紫外線を防ぐ成分です。大きく分けて2つあります。
- ◆紫外線吸収剤
- 紫外線を吸収し、肌の上で化学反応を起こす
- ◆紫外線散乱剤
- 紫外線を反射させて肌を守る
紫外線吸収剤は、しっかりと紫外線を防ぐものの肌へのダメージも大きいことから、最近では敬遠されがちです。
紫外線吸収剤が使われている日焼け止めはハワイのビーチでは使用禁止になりましたし、人にも環境にもいいとはいえない成分です。
しかしながら、
- 白浮きしづらい
- サラサラの感触
- 汗に強い
などのメリットもあることから、紫外線吸収剤を使っている日焼け止めはまだまだたくさんあります。
その点紫外線散乱剤は酸化チタンや酸化亜鉛などの天然成分を使っているので肌への負担が少ないといえます。
とはいえ、最近では白浮きしにくいという紫外線散乱剤を使った日焼け止めも出てきましたので、そういったものを使えばメイクの下地としても十分使えるでしょう。
また、保湿成分も大事です。紫外線を防ぐだけでなく、肌の潤いをキープする成分がどのくらい入っているかも見てください。
どんな成分が入っているものを選べばいいのか、「自然派にこだわりたい人におすすめ!オーガニック日焼け止め」を参考にしてみてくださいね。
敏感肌の人はさらに選び方に注意したいものです。日焼けのダメージから肌を守りながら、日焼け止めのせいで肌が荒れてしまったら本末転倒です。
肌が弱い人はさらに肌にやさしい日焼け止めを選ぶとともに、使い方も大事になってきます。
「敏感肌さんでも安心して使える日焼け止めの選び方」を読んでいただくと、日焼け止めだけに頼らない紫外線の予防法がわかります。
それじゃ効果が出ない?日焼け止めの正しい塗り方、使い方
日焼け止めを塗っていたのに日焼けしてしまった!という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
それは、使うシーンと日焼け止めの数値が合っていなかったことも理由の1つかもしれないし、塗り方に問題があったのかもしれません。
そうです、日焼け止めは塗り方がとても大事なのです。塗り方が間違っていると、せっかくの効果が得られません。
日焼け止めは量や塗り方が大事
日焼け止めの適量をご存知でしょうか。顔に塗る場合は、500円玉大くらいの量が必要です。
500円玉大を手に出してみるとわかりますが、結構多い量なんです。しかし、このくらいの量を塗らないと、紫外線は防げないんですね。
ただ、一度に塗ると白塗りお化けみたいになってしまうので、少しずつ塗り伸ばしていくといいですよ。
また、うっかり塗り漏れている場所がけっこうあるもので、自分で鏡を正面から見た時に目に入るところしか塗ってないというミスがありがち。
どこまでどうやって塗ればいいか、「日焼け止めが効かないのは、間違った塗り方が原因かも!」で日焼け止めの正しい塗り方を研究してみてください。
それがわかれば、「あ、こんなところが日焼けしてる!」という事は防げるでしょう。
塗り直しは必須
日焼け止めは朝家かける前に塗って終わり、ではありません。
汗をかいたり、衣服で擦れたりして、どうしても落ちてしまうんです。
うっかり日焼けをしてしまうというときは、正しく塗ったとしてもその後に塗り直しをしていないことが多いものです。
ですから本気で日焼けを防ぎたいなら、数時間おきに塗り直すことが必要なのです。
その理由は、「日焼け止めの塗り直しまでの時間は2、3時間!紫外線から肌を守ろう」でも詳しくお話ししています。
SPFやPAの数値が高い日焼け止めを使うと油断してしまいがちですが、一度塗って終わりにしておくと日焼けは防げません。
肌を保湿してから日焼け止めを塗ること
正しい塗り方や塗り直しの必要性はわかりました。そこで気になるのが、塗る順番です。
顔の場合は化粧水や乳液などの基礎化粧品の後にメイクをしますから、化粧下地の前なのか後なのか。
ボディに日焼け止めを塗るときはハンドクリームやボディクリームの前なのか後なのか。
顔は、日焼け止め効果のある化粧下地であれば、あえて日焼け止めを塗る必要はありません。化粧下地に日焼け止め効果ないなら、化粧下地の前に日焼け止めを塗ります。
こうすることで保湿もできるし、日焼け止めの効果も得られます。
うっかり日焼けしてしまったら?日焼けのアフターケア
日焼け止めを塗ったつもりなのにうっかり日焼けしてしまうこともありますね。
そんな時は慌てずに、早めにケアをすることで少しでも肌ダメージを回復させることができます。
日焼けの跡を残さないために
日焼けをしてしまったら、アフターケアがとても大事です。
保湿をしっかりして、少しでも肌のダメージを抑えることで、日焼けの跡を最小限にすることはできるんです。
それならば、その間にメラニン色素ができないように気をつければ、少しでもシミができる可能性を防げるということですよね。
スキンケアはもちろんのこと、インナーケアに気をつけることで肌の回復が早くなるので、ちょっとした日差しでもすぐに日焼けしてしまう!という人は、「日焼け後にしておくべき5つの対策。アフターケアで美肌を守る」でアフターケアの方法を学んでおくと良いでしょう。
うっかり日焼けしてしまっても、できるだけ早くケアすることで跡が残るのを防ぐことができるか知れません。
最近はサプリメントとして飲む日焼け止めも出てきましたね。身体の中からも同時にケアすることで、日焼けのダメージを最小限に抑えることができるでしょう。
美肌を作るためには日焼け止めはマストアイテム
日焼け止めは1年中塗った方がいいです。曇っていると気を抜きがちですが、そんな時こそ丁寧に日焼け止めを塗って欲しい!
真夏のように燦々と日差しが降り注いでいれば「日焼けしちゃう!」と注意すると思うのですが、涼しいときはとても危険。
紫外線のダメージはすぐにはわからないからです。徐々に蓄積されていき、それが数年後、シミやシワとなって現れます。
そうなってからではケアをするのが大変になるので、ダメージを蓄積しないことが美肌を作る鍵になります。
毎日肌に優しい日焼け止めを塗って紫外線を予防し、ダメージを与えないように頑張ってください!
日焼け止め

-
-
3ステップでできる簡単日焼け後ケア。やり方とおすすめアイテム
紫外線ケアしているのにどうしても日焼け跡が残ってしまう・・・なんてことはありませんか?UVケア商品も人の肌によって効果が変わることがあるので必ずしも万能ではありません…
-
-
日焼け止めの塗り直しまでの時間は2、3時間!紫外線から肌を守ろう
春夏秋冬、一年中、降り注ぐ紫外線。肌老化の大元の原因となる紫外線は、近い将来、シミやシワを招いてしまいますから、日焼け止めは徹底したいところです。 日焼け止めを…
-
-
冬でも日焼け止めは必要?寒くても紫外線対策を行う理由とやり方
冬に近づくと日焼け止めを怠ってしまう人も多いのではないでしょうか?夏は暑いし、紫外線も強いイメージですよね。もちろん、夏の方が紫外線は多く降り注いでいます。 で…
-
-
ベタつかない「日焼け止めジェル」で、UVケアをしよう!
日焼け止めというと独特のニオイやベタつき、服への色移りが気になるという人もいるでしょう。日焼け止めを毎日使うなら、付け心地の良さを優先したいですね。 付け心地の…
-
-
色白になりたいならまずは紫外線対策!SPFよりも塗り直しをしっかりと
「色白な肌を目指す」と言えばまず避けたいのは紫外線ですよね。実は、老化のおよそ80%は紫外線によるものだと、米国皮膚科学会では言われているほど、紫外線はお肌にとっ…
-
-
自然派にこだわりたい人におすすめ!オーガニック日焼け止め
普段はすっぴんという人は、日焼け止めも苦手という人が多いのではないでしょうか? 日焼け止め特有の香りや重たい質感が苦手という人におすすめしたいのが、オーガニ…
-
-
日焼け止めスプレーは外出先でも使いやすい!選び方のポイント
春、夏の日射しが強くなる季節、日焼けが気になりますよね。従来の乳液タイプの日焼け止めは、背中や髪の毛には使いにくく、メイクの上からは塗り直しがしにくいのが難点です。 …
-
-
敏感肌さんでも安心して使える日焼け止めの選び方。
日焼け止めを探す際に、重要視したいポイントっていくつかありますよね。ジェルなのか、液体なのかという日焼け止めの種類からSPFやPAの数値、使用感も気になりますね。…
-
-
日焼け止めを効果的に使うために!女性はPA値にも注目して選ぼう
地上まで届く紫外線には2種類あり、それぞれ性質が違います。簡単に言えばお肌の奥までは届かず日焼けをした後のひりひりした痛みや腫れの原因になるものと、お肌の奥まで届…
-
-
日焼けした後にしておくべき5つの対策。アフターケアで美肌を守る
気づかないうちに日焼け跡が残るくらい焼けてしまった経験は多くの人にありますが、その後のアフターケアをする人は案外少ないようです。 しかし、キレイに日焼けをし…