歯ぎしりを少しでも治す方法とは。影響は口の中以外にも!

自分では気づいていなくても、質の良い睡眠を阻害することはもちろん、体にもさまざまな影響を与える歯ぎしり。さらに、まわりの人にとっても悩みのタネとなっていることもあるようです。

歯ぎしりをしていることに気がついたら、一刻も早く治したいですよね。そこで、歯ぎしりを改善するための方法をご紹介します。

歯ぎしりの種類

歯ぎしりには実は3種類あります。中には「これも歯ぎしり?」と感じるものもあるかもしれません。

気づかないだけで実は歯ぎしりをしているという可能性も。心当たりはありませんか?

グラインディング

「歯ぎしり」と聞いてほとんどの人がイメージするものと言えます。就寝中に上下の歯をすり合わせることでキリキリと音を立てる状態をいいます。

就寝中に起こるので、自分で気づくのは難しく、人から指摘される場合が多いです。

クレンチング

上と下の歯をぎゅーっと食いしばる状態。
ここぞ、という時ではなくても、何かに集中しているときに無意識に食いしばっていることも咀嚼する筋肉が硬直してしまうので、頭痛や肩こりの症状が出やすくなります。

音が出ないのでまわりの人も気づくことが難しいタイプ

タッピング

カチカチと音がなるように上下の歯をぶつけること。
癖になっている人は、寝ている時だけではなく起きているときにも無意識に行っていることもあります。

歯ぎしりの原因

原因はまだまだわからないことが多くはあるものの、下記に挙げるようなことが原因と言われています。

精神的なストレス

最も歯ぎしりに影響すると言われているのがストレス。これは歯ぎしりを行うことによりストレスを解消しようとしていると考えられます。

ストレスというと「嫌なことがあったときに感じるもの」というイメージがあるかもしれませんが、環境の変化によるものも大きいということを覚えておきましょう。

例えば、転職や引越し、入学といった変化も負担となることがあります。

歯並びや噛み合わせの悪さ

噛み合わせが原因になることもあります。
子どものころは歯並びが良かったとしても、成長するにつれて歯並びは変わっていきます。場合によってはその噛み合わせが変化することで歯ぎしりで調整しようとしていることも。

歯並びが悪いと噛み合わせが安定しないために、ストレスの原因にもなりかねません。

噛みしめる癖

集中しているときに、無意識に奥歯を噛みしめているということはありませんか?
他にも緊張しているときやストレスを感じたときに噛みしめてやり過ごそうとしていることもあります。この噛みしめも歯ぎしりのひとつ。
だんだんと癖になって、歯やアゴに負担をかけてしまいます。

歯ぎしりを治すには

次にどうやったら歯ぎしりを治すことができるか見ていきましょう。改善につながるヒントをいくつかご紹介します。

ストレスを軽減させる

明らかにストレスを感じている場合は、まずはストレスを解消することに意識を向けてみてください。
例えば、積極的に休憩をとったり、好きな香りを嗅いでリラックスしたり。好きなことをすればストレス解消になる場合もありますので自分なりの解消法を見つけておくと良いですね。

また、上で挙げているように環境の変化も影響しますので、生活がガラッと変わったときには注意をしておいたほうが良いかもしれません。

就寝時にマウスピースを装着する

寝ている時の歯ぎしりは、どうしても自分の意志では防ぐことができませんから、マウスピースを使って歯へのダメージを防ぐ方法があります。

寝るときにだけ着用しますが、歯科医に相談して自分専用のマウスピースを作りましょう。
市販のものもありますが、自分にピッタリと合ったものでないと逆効果となる場合もありますので注意。

噛み合わせの治療を行う

噛み合わせの悪さによって歯ぎしりが起こっている場合は、治療によって正しい噛み合わせに調整することが解消への第一歩となることがあります。
歯並びの矯正を行うことにより噛み合わせを正常にすることで歯ぎしりが改善することもあります。

筋肉のマッサージを行う

筋肉のコリをほぐして口まわりの筋肉をリラックスさせることにより、歯ぎしりが改善する場合があると言われています。

ボトックスによる治療を行う

筋肉が緊張している部分にボトックス注射を行うことで、緊張をほぐすことができます。
注射前には麻酔を行いますし、施術時間は役10分とあっという間。長くて半年ほど効果が続きます。

歯ぎしりによって起こること

長期的に歯ぎしりを続けると、口腔内だけではなく体のさまざまな場所に影響を与えてしまいます。

歯が削れて短くなったり割れたりする

いくら固い歯とはいえ、毎日強い力をかけていることでだんだん削れていきますので歯が短くなったり、割れてしまうことも。
特に虫歯などによって歯が弱っているは、歯が割れてしまうリスクがさらに高くなります。

歯に痛みや違和感を感じたりする

歯が擦れることにより表面が削れると、エナメル質が剥がれてしまって歯が無防備な状態に。痛みを感じたり、食べ物や飲み物がすぐにしみるようになったりします。

詰め物への影響

比較的新しい詰め物でも、強い力を加えることによって取れてしまったり割れたりすることも。せっかく歯の治療をしても、すぐに悪くなってしまいますので治療費もかさんでしまいますよね。

アゴの関節や筋肉が痛くなる

顎関節症と歯ぎしりは無関係というわけではありません。アゴの痛みが気になって歯医者で診察を受けたところ原因が歯ぎしりにあった、というケースも。
アゴに通常の何倍もの力がかかることによりアゴの筋肉が疲労してしまい、痛みが出てしまうのです。

肩こり、頭痛

歯ぎしりをしている最中は、アゴまわりはもちろん、首や肩の筋肉も緊張しています。筋肉の緊張により、頭痛や肩こりが引き起こされることがあります。

顔が大きくなる

奥歯を噛み締めている状態が長く続くと、エラの筋肉が発達して顔が大きくなってしまうことも。

自分でできる歯ぎしりチェック

寝ている間に起こることが多いために、なかなか自分では気づきにくいものですが、まわりの人もなかなか指摘しにくいもの。そこで、セルフチェックしてみましょう。

  • 朝起きたときにアゴが疲れていたり、痛みを感じることがある
  • 頭痛・肩こりがひどい
  • 歯が削れている部分がある
  • 歯が欠けた、割れたという経験がある
  • 頰の内側に噛んだような歯の跡がある
  • 無意識に歯を食いしばることがある

もし、当てはまるものがあるならば歯ぎしりをしている可能性があると言うことです。
思い切って家族などに尋ねてみるのも一つの手。指摘された時はショックを受けることもありますが、自覚をすることが治療の第一歩になります。

歯ぎしりは、早めの治療を行うのが大事

知らないうちに体に影響を与えてしまう歯ぎしり。自分自身だけではなく、まわりにいる人にとっても悩みのタネになってしまっているかもしれません。

はっきりとした原因がわかっていない分、歯ぎしりを完全にしなくなるまでは時間がかかるかもしれませんが、根気よく治療を行うことで改善が期待できますので、まずは専門医に相談をしてみましょう。

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