繰り返し出来る顎ニキビは、ホルモンバランスとの関係が深かった!


思春期の頃とは異なり、顎の部分だけにニキビがポツリとできる事がありますよね。いわゆる大人ニキビです。

しっかりスキンケアを行っていても、何度も繰り返しでき、なかなか完治しないので困ってしまいますよね。

顎ニキビのできる原因をしっかり理解する事で、正しい対処法が分かり、早く顎ニキビとサヨナラする事が出来ますよ。

顎ニキビの原因は大きく分けて3つ

ある程度の年齢を重ねると、どうして顎だけにニキビができるのでしょうか?それは、思春期の頃に出来たニキビとは原因が全く違うからです。顎ニキビの原因は大きく分けて3つあります。
①ホルモンバランスの乱れ、②胃腸の不調、③生活習慣です。

①ホルモンバランスの乱れ

顎に出来るニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因で出来ている事が多いです。どのような事かと言いますと、女性は女性ホルモンを分泌していますが、男性ホルモンも男性の5~10%程度は分泌しています。女性なのに男性ホルモンを分泌!と驚かれるかもしれませんが、男性ホルモンは筋肉や骨格の発達に役立っているので、女性にとっても必要なのです。

しかし、その女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが重要となってきます。男性ホルモンの分泌が多くなると、皮脂分泌が活発になり、角質を厚くさせ毛穴を詰まらせるためニキビの原因となるのです。

なかでも顎は、男性ホルモンの影響受けやすい部分となっています。大人の男性の場合、男性ホルモンの働きで口周りや顎に太い髭が生えます。毛穴の構造も発達した皮脂腺から皮脂が分泌されるのですが、髭が生えると同時に皮脂が出されやすい「終毛性毛包」となっているため、男性は顎部分にニキビができにくい構造となっています。

ですが、女性の場合は髭が生えません。毛穴の構造も男性と違い「脂腺性毛包」となっています。脂腺性毛包は、発達した皮脂腺が複数あり、活発に皮脂を分泌させます。それでありながら、生える毛は髭とは違い細いのに毛穴は大きいため、角質がたまりやすく顎ニキビになりやすいのです。

そういったニキビができやすい顎の部分に、男性ホルモンの分泌が増える事で、更に皮脂分泌を活発にさせ、角質をかたくさせてしまうので、ニキビがよりできやすい状態となってしまうのです。

もちろん、通常の女性ホルモンが優位に働いて、バランスがとれていれば問題はありません。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、皮脂の分泌を抑え肌のバリア機能を抑えてくれるからです。

だからといって、女性ホルモンの分泌ばかり多くなっても問題が起こります。エストロゲンにより皮脂分泌を抑えすぎてしまい、乾燥肌となってしまうからです。ですから、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを保つ事が大切となってきます。

男性ホルモンが増える原因は何なのでしょう?

●ストレス
忙しい毎日を過ごし、締め切りに追われたり、人と競い合ったり、極度のプレッシャーや緊張感から人はストレスを感じます。

ストレスを感じると、自律神経が乱れ、交感神経が優位に働き、男性ホルモンを活発にさせてしまうのです。

●生理前後
女性ホルモンは「エストロゲン」の他に、もう一つ「プロゲステロン」というホルモンがあります。

生理が始まってからの約2週間は、エストロゲンが働き、皮脂分泌を抑えて肌のバリア機能を高めてくれます。またエストロゲンは、男性ホルモンを抑制させてくれ働きもあります。その期間は、低体温期と呼ばれ肌の調子もグンとよくなります。

しかし、排卵後となる生理が始まるまでの2週間はプロゲステロンが優位に働きます。プロゲステロンは、エストロゲンと違って皮脂分泌を促進させる働きがあり、男性ホルモンを抑制しません。

更にその期間は高温期とよばれ、体に水分を溜め込みむくみやすく、腸の働きも抑制されるので便秘にもなりやすいのです。便秘は体に毒素を溜めてしまうので、ニキビの原因となってゆきます。

ですから、生理前の2週間は、顎にニキビができやすい条件が重なっていると言えます。男性ホルモンが抑制されにくく、便秘になりやすいためです。

②胃腸の不調

顎ニキビの原因として2つ目に挙げられるのが、胃腸の不調です。胃腸の不調がなぜ顎のニキビとしてあらわれるかいくつか理由があるので説明します。

●栄養不足
胃腸の調子が悪くなると、食べ物を消化する機能が低下をします。消化不良を起こすと、腸が栄養を吸収しる効率が悪くなり、栄養不足となるのです。

健康な肌であれば、本来「ターンオーバー」といって28日ごとに新しく肌が生まれかわってゆくサイクルがあります。

しかし栄養不足になると、そのターンオーバーのサイクルが上手くいかず、顎ニキビや吹き出物ができやすくなり、肌荒れとなってゆくのです。

●ビタミンB・ビタミンBの不足
胃腸の不調から栄養不足になった場合、一番気をつけたい栄養素がビタミンB2・ビタミンB6です。

ビタミンは、細菌バランスの良い健康な腸内で生成され、腸内環境が悪いと善玉菌が減ってしまいビタミンB2やビタミンB6の生成量も少なくなってしまいます。

もちろん、食べ物からも摂取する事は出来ますが、胃腸の不調があると吸収率が悪くなり不足となってゆきます。

ビタミンB2・ビタミンB6には、顎ニキビの原因となる皮脂分泌を抑える働きがあります。しかし不足する事で皮脂分泌が過剰になり、汚れと混ざって角栓ができ、毛穴を詰まらせアクネ菌が増殖し、顎ニキビの原因となってしまうのです。

●腸内環境の悪さ
胃腸が弱まると、栄養の吸収率が悪くなるだけでなく、消化の働きも悪くなります。いわゆる便秘です。腸の中に排出されない老廃物は、時間と共に腐敗して有害物質となります。そうしますと、全身を巡る血液の中に溶けだし、皮脂と共に皮膚から出てゆこうとするのです。それが顎ニキビの原因となっています。

●免疫力の低下
胃腸の不調と自律神経も乱れは関係があり、自律神経の乱れからくる胃腸の不調は、免疫力を低下させます。免疫力が低下すると、肌のバリア機能も低下して顎にニキビもできやすくなります。

上記に上げた自律神経の乱れは、ストレスが原因で起こる事もあります。ストレスは男性ホルモンの働きを活発にさせてしまい、顎ニキビの原因にもつながります。

③生活習慣

顎ニキビを引き起こす原因の3つ目は、生活習慣です。無意識にしている事も多いので、客観的にご自分の行動を見直す必要があります。また食事や睡眠は、栄養バランスやホルモンバランスと深く関係があると言えます。

●頬杖や無意識に触る「手癖」
何気なく行っている行動で、頬杖をついたり、無意識に顎部分を触っている癖はありませんか?

手にはご自分が思っている以上に菌が付いているので、むやみに肌に触らない方がよいでしょう。雑菌が顔に付き繁殖して顎ニキビを引き起こしてしまう危険性が高くなります。

●髪の毛や寝具による摩擦や刺激
髪の毛が顎の部分に触れていたり、寝具などが寝ている間に顎に触れて、摩擦を起こしている事が考えられます。

摩擦により肌に刺激が与えられ、肌の表面を傷つけバリア機能を低下させます。そうすると、ニキビができやすくなるだけでなく、肌の保湿力が失われ乾燥し痒みを伴う事もあります。顎にかゆみが出る事で、手で触れる機会が多くなり顎ニキビの原因ともなってゆきます。

●食事
食事の時間がバラバラであったり、甘いおやつや油っぽいポテトチップス等を間食ばかりに食べていると、栄養不足や皮脂分泌を活発にさせるため顎ニキビの原因となってきます。

1日3食を決まった時間にとり、食生活が乱れないようにします。食生活が乱れると胃に負担がかかり、胃腸のリズムも崩れ消化不良となり、結局は顎ニキビの原因となります。

食事内容も動物性脂肪や糖質を含む食品を控えて、皮脂の分泌を抑えてゆきましょう。お酒も糖分を含んでいるので飲みすぎは注意が必要です。

アルコールは体内で分解する際に、ビタミンとミネラルを多く必要とするために、栄養不足になり肌まで栄養が届かなくなり、顎ニキビの原因にもなります。野菜や果物をバランスよく摂り、栄養不足にならないように気を付けましょう。

●睡眠
睡眠とお肌の関係性はあり、特に大人ニキビと言われる顎ニキビの原因は2つあります。肌の再生をするターンオーバーの乱れと自律神経の乱れが関係しています。

・ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーは、寝たいる間の成長ホルモンによって新しい細胞に生まれ変わります。古くなった角質を押しあげ剥がして、新しい細胞へと世代交代するのです。

ですが、睡眠時間が短かったり、質の良い睡眠がとれないと成長ホルモンの分泌が減少するため、ターンオーバーが乱れ肌のサイクルが上手くいかずに、肌荒れや顎ニキビの原因となってゆきます。

・自律神経の乱れ
睡眠不足となると、人間は疲れがとれなく体に不調が出るだけでなく、ストレスも溜まってゆきます。ストレスにより自律神経のうち交感神経が活発になり、男性ホルモンの分泌が多くなります。そうなりますと、皮脂分泌も促進され、角質がかたくなり、毛穴に詰まりやすくなり顎ニキビの原因となってくるのです。 

顎ニキビの対策

顎ニキビができる要因が、①ホルモンバランスの乱れ、②胃腸の不調、③生活習慣と関係がある事がご理解いただけたと思います。この3つの要因を踏まえて、顎ニキビができないように対策してゆきましょう。

質の良い睡眠をとる

睡眠をしっかりとる事が、肌のターンオーバーを整え、ストレスをためない事となり顎ニキビの改善、予防法となってゆきます。

特に就寝時間は22時~2時がゴールデンタイムと呼ばれ、成長ホルモンが活発になる時間帯となり、肌のターンオーバーを整えます。

しかし、その時間帯に眠りにつく事が難しい場合もあります。そんな時は、睡眠から最初の90分ぐらいに深い眠りと言われる「ノンレム睡眠」となり、眠りについて3時間以内には成長ホルモンの分泌がピークに達する事を意識すると良いでしょう。睡眠の長さや時間帯だけでなく、睡眠の質も大事となってくるからです。

◆睡眠の質を良くする方法◆
・就寝前にはコーヒーなどのカフェインを避け、反対に温かいミルクや豆乳は眠りを誘う作用があります。

・パソコンやスマホの使用は避け、脳の刺激を控えるとよいでしょう。照明の明かりもダウンさせる事で、自然と眠りにつく事ができます。

・寝室の環境を整える事も大切です。室温は26~27度が最適とされ、湿度も60%前後が睡眠に理想的とされています。

・食事を就寝3時間前には終わらせ、胃腸にも負担をかけないようにしましょう。夕食の消化の時間は約3時間ほどかかると言われています。
 

食生活の見直し

1日3食を規則正しく摂りましょう。
特にホルモンバランスを整える食品があるのでご紹介します。

・豆製品
味噌や納豆、豆腐、油揚げといった豆製品には、女性ホルモンであるエストロゲンに似たイソフラボンが含まれています。

・ビタミンB6を含む食品
マグロやカツオ、ニンニク、鶏肉などにビタミンB6が含まれていて、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。

・ビタミンEを含む食品
アーモンドやピーナッツ、かぼちゃ、モロヘイヤ、アボカドにはビタミンEが含まれ、女性ホルモンの働きの調整や生理不順の改善をしてくれます。

皮膚や粘膜の健康を保ち、皮膚の再生や代謝を助けるビタミンB2も積極的に摂取しましょう。

・ビタミンB2を含む食品
豚・牛・鶏のレバーをはじめ、卵、納豆、ウナギなどにも含まれています。

体を冷やさない

体が冷えてしまうと、自律神経やホルモンバランスが崩れやすいので、冷えに注意して下さい。

◆体を温める方法◆
・入浴はシャワーのみで済まさないようにしましょう。暑い夏でも、湯船にしっかりつかって体を温めて下さい。

・クーラーなどの空調で、体が冷えすぎないように羽織物やストールを上手く活用しましょう。

・暑い夏でも温かい飲み物を飲むと、体の中から温まり冷え防止になります。

・冬が旬の野菜や、地面の下に出来る野菜は体を温めてくれいます。生姜やネギ、人参、ゴボウ、かぼちゃ、ニンニク等です。積極的に摂取しましょう。

ストレス発散

ストレスを溜めるとホルモンバランスを崩しやすいので、適度な運動で汗を流してストレスを発散させたり、入浴で体と心をやすめたり、アロマの香りで心を癒したりして気分転換をはかってみましょう。

生理2週間前のスキンケア

生理前の2週間は、特に顎ニキビができやすい期間です。朝晩のスキンケアも肌の状態を見ながら気を付けて行いましょう。もし白ニキビや角栓が出来てしまったら、殺菌や消炎成分を含んだニキビ用化粧水をつけて炎症しないように早めに対処してゆきましょう。

それでもニキビが炎症してしまったら、無理せず皮膚科や美容クリニックで診てもらいましょう。炎症が広がったり、シミや跡が残ってしまう事もあるので、ニキビ専門医の処方を受ける事をおすすめします。

顎ニキビがなくなると、毎日が楽しい!

顎にポツリとニキビがあると、随分と顔の印象も変わります。しかし、顎ニキビがなくなるとメイクのノリが良く綺麗に仕上がります。

また、顎ニキビ予防をすると腸内環境が整い、便秘もなく体も軽くなります。腸に排泄物が残っていない事で、心もスッキリ軽やかで、ストレスも感じにくくなります。体の中から綺麗になる事で、体が健康になり元気になるだけでなく、お肌の調子もよくなるので女子力もアップします。スリムな体型にもなるので一石二鳥です。

更に顎ニキビ対策から、睡眠もしっかり確保し、栄養バランスにも気を付けるので、女性ホルモンを味方につける事ができます。ですからより若々しく、女らしさに磨きがかかり楽しい毎日をおくる事が出来るでしょう。

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