敏感肌のクレンジングの選び方。自分に合うものを見つけよう!

敏感肌はそうでない肌に比べて肌のバリア機能が低下していて、肌が傷つきやすい・乾燥しやすいといった状態です。

そんな状態でのクレンジングですから、クレンジングのアイテム・やり方によってはとてもリスキーで、さらに肌を傷つけかねません。使うアイテムは低刺激なもを選びたいですよね。

敏感肌に必要なクレンジングは、洗浄力と肌への負担のバランスが取れているものです。そしてそれを探すために重要なポイントはクレンジングのタイプと配合されている成分です。この2つの視点から自分にあったクレンジングを探してみましょう。

まずはクレンジング選びにはもちろん、他の化粧品を選ぶときにも共通して言える注意点からお話しさせてください。

まずは敏感肌向けの商品から探すのが無難

まずは無難に「敏感肌向け」の商品に絞って探していきましょう。
商品によりますが、敏感肌向けのものは何かしら刺激のある成分は省いて作られているので、そこから自分に合いそうなアイテムを探していくのが手っ取り早いです。

  • 肌に刺激を与えない成分で出来ていて、できるだけシンプル処方であること
  • 保湿成分も入っていること

この2つがポイントです。

オーガニックコスメ=万人に安全ではない

「オーガニックコスメ」と言えば肌に優しいイメージがありますよね。

そもそも「オーガニックコスメ」とは「化学合成農薬」「化学肥料」を使わずに栽培された植物を原料に作られたコスメのことです。
つまり植物由来ということなのですが、植物に対してアレルギーを起こしてしまう、刺激を感じてしまうという場合もあります。

必ずしもオーガニックだから絶対安全というわけではありません。

クレンジングを選ぶポイントは種類と成分

ここからクレンジングに焦点を絞って話していきます。
敏感肌にあったクレンジングのを選ぶポイントは以下の2つです。

  • 敏感肌であることと、自分のメイクの濃さの2点からクレンジングのタイプを選ぶ
  • クレンジングに配合されている成分を知る

まずは、自分にあったクレンジングのタイプが何かを見極めましょう。

クレンジング探し①タイプで見極める

クレンジングのタイプには主に、シート(ふき取り)・オイル・クリーム・ジェル・ミルクがありますね。
敏感肌の視点でそれぞれの特徴や注意点を見ていきましょう。

シートタイプは一番NG

肌への摩擦は刺激になります。
摩擦することでバリア機能がどんどん壊れていって敏感肌を深刻化させてしまいますで、シートタイプは避けましょう。

シーンによって使い分ける・時々使うという方もいらっしゃいますが一切使わないことが一番です。
シートタイプを使ってでも落とさなくてはいけないメイクをすることよりは、クレンジング不要のメイクで済む工夫のほうが敏感肌にはおすすめです。

オイルは洗浄力・脱脂力が強すぎる

敏感肌用のクレンジングオイルも確かにあります。普通のものに比べれば刺激は少ないです。
しかし、成分に油分がメインとして使われているので、洗浄力・脱脂力はそれなりに高く、乾燥を招きやすいのです。
ウォータープルーフメイクや、落ちにくいポイントメイクを落とす場合に使うことをおススメします。

クリームは摩擦を軽減でき、洗浄力は高め

クレンジングクリームも油分がメインのクレンジングですが、オイルに比べると洗浄力はマイルドです。
クリームなので肌の摩擦が軽減でき、濃いメイクをした敏感肌にもおすすめです。

ジェル(水性)は洗浄力と肌への負担のバランスが取れた優等生

敏感肌向けのクレンジングでも、ジェルタイプはよく見かけますよね。
ウォータープルーフは落ちにくいですが、リキッドファンデーションくらいのベースメイクでしたらこちらで十分です。

ただし油性のジェルに関しては、オイルクレンジングと変わらないくらいの洗浄力・脱脂力です。

ミルクタイプはテクスチャーも成分も敏感肌にはとっても優しい

メイクを落とす力は、他の物に比べれば劣りますが、一番肌に優しいタイプです。
薄いベースメイクなら十分落とせます。
ジェルタイプ同様、敏感肌向けのクレンジングではこちらのタイプも多いのも納得です。

結局クリーム・ジェル(水性)・ミルクが間違いない

数あるクレンジングのタイプの中で結局どれが一番いいのか、という事ですが、最終的には自分のメイクの濃さで選びましょう。

  • クレンジングクリーム
    下地・コンシーラー・コントロールカラーなども使って、ファンデーションもリキッドやクリームタイプを重ねていて、比較的厚塗りメイク
  • クレンジングミルク
    下地や日焼け止め+パウダーファンデーション
  • クレンジングジェル(水性)
    クレンジングクリームを使うほど濃くはないけど、ミルクの落ちでは不安

クレンジング探し②配合される成分を見る

クレンジング剤にはあらゆる成分が配合されています。
それぞれの成分にそれぞれの役目がありますが、ざっくり種類を分けると以下の通りです。

  • 水、ベースになる成分
  • 界面活性剤、乳化剤、洗浄剤
  • 増粘剤
  • 保湿成分
  • 防腐剤
  • アルコール

敏感肌が注意したい成分5つ

それでは敏感肌が注意したい成分をご紹介いたします。
化粧品を使って刺激を感じたことがある方はこの中に原因があるかもしれません。

①アルコール(エタノール)

成分表示には「エタノール」「セチルアルコール」「無水エタノール」と表記されています。
配合目的は主に以下の2つです。

  • 防腐・殺菌効果や消炎効果があり、化粧品の品質を保つ
  • 化粧品を付けたときに清涼感を出す

この防腐作用や清涼感が敏感肌には刺激になりうることがあります。

②パラベン(防腐剤)

防腐剤でとても有名なパラベンは配合されている化粧品も多く存在します。
敏感肌の方の中には刺激を感じる方もいらっしゃいますので、「パラベンフリー」のものを選ぶことが無難です。

成分表示には「パラベン」「メチルパラベン」「エチルパラベン」「ブチルパラベン」「プロピルパラベン」と表記されています。

フェノキシエタノールは比較的安全

アルコールやパラベン似た作用をもつのが「フェノキシエタノール」です。
前者の2つに比べ刺激が少ないため、敏感肌向けの化粧品にはこちらが配合されていることがよくあります。

③香料

香料には天然のもの、合成のものがあります。配合目的は主に以下の2つです。

  • 原料の不快な臭いをカバーするため
  • 化粧品を使用したときの幸福感・リラックス効果を得るため

香料を配合するときにもアルコールや界面活性剤が必要となります。
また、何で出来ている香料なのかは成分表示を見ても判断できないので、注意が必要です。

④レチノール

レチノールの効果は以下の2つです。

  • ピーリング効果てターンオーバーを促進すること
  • コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進

とても肌には良さそうですが、ピーリング効果があることが敏感肌には刺激になる場合があります。
濃度によっては効果も低い分、刺激低い成分ですが、濃度に関しては成分表示では分からないことも多いので、注意しておきたい成分ですね。

⑤界面活性剤

肌に悪いといえば「界面活性剤」というイメージもあるのではないでしょうか。
しかし、界面活性剤は非常に複雑で、一概に悪いとは言えないのです。
界面活性剤についてはもう少し詳しく見ていきましょう。

界面活性剤はクレンジングに必須

界面活性剤がクレンジングに配合される目的は主に以下の2つです。

  • 乳化作用(水と油を混ぜる)
  • 洗浄作用(肌と皮脂汚れの間に浸透し、汚れをはがして乳化させ、落とす)

つまり、界面活性剤はクレンジングには必要不可欠な存在なのです。
ところが、その反面、肌表面の角質細胞(肌のバリア機能)を壊してしまう働きもあります。
だから「肌に悪い」というイメージが定着してしまっているのですね。

全ての界面活性剤は悪者ではない

界面活性剤にはものすごく種類があります。分類の仕方も一通りではありません。
中には皮膚に刺激が強い物もあれば、マイルドなものもあるのです。
低刺激な界面活性剤には大きく分けて2種類です。

低刺激な界面活性剤①ノニオン界面活性剤・両性界面活性剤

界面活性剤を科学的に分類すると、4つに分かれます。

低刺激で肌に優しいのは、「非イオン性界面活性剤(ノニオン界面活性剤)」と「両性界面活性剤」の2つです。

逆に刺激が強いと言われているものは「陽イオン界面活性剤」「陰イオン活性剤」です。2つはまとめて「アニオン界面活性剤」と呼ばれています。

ノニオン界面活性剤が主流になってきている

成分表示を見てアニオンかノニオンかを見分けるのは、専門的な知識がないと難しいのですが、近年の化粧品はノニオン界面活性剤の使用が多くなっています。
実際に敏感肌向けのクレンジングに配合されていた界面活性剤を調べてみましたが、ノニオン界面活性剤がほとんどでした。

とはいえ、種類は無数にありますので、そうしても気になる方は成分表示を検索してみると確実です。

低刺激な界面活性剤②アミノ酸系の界面活性剤

次に、界面活性剤を「何で出来ているか」で分類すると、6つに分けられます。(天然系・石けん系・脂肪酸エステル系・アミノ酸系・高級アルコール系・石油系)

肌への刺激が少なく、敏感肌に向いているのはアミノ酸系です。
洗浄力がマイルドなので、乾燥のリスクが低いのです。

アミノ酸系の界面活性剤で「アニオン活性剤」というパターンは多いですがこちらに関しては低刺激という認識で大丈夫です。

アミノ酸系かどうかの見分け方は「ココイル~」「ラウロイル~」「ミリストイル~」

アミノ酸系の界面活性剤は名前の頭に「ココイル」「ラウロイル」「ミリストイル」と付くものが多くあります。

そしてその下に「グルタミン酸」「メチルタウリン」「アラニン」「グリシン」「サルコシン」のどれかが付きます。
さらにその下に「Na」「K」「TEA」のどれかが付きます。


ココイルグルタミン酸K
ラウロイルメチルアラニンNa
ラウロイルサルコシンTEA
ミリストイルサルコシンNa など

これに当てはまらないものも存在しますが是非見分ける際の参考にしてみてくださいね。

5つの成分が絶対NGというわけではない

ここまで注意したい成分を挙げてきましたが、基本的に化粧品に含まれている成分は全て安全です。安全が保障されているから化粧品にも含まれているわけです。
中には敏感肌向けの化粧品にも配合されているものもあります。

「この成分が入っていたら絶対使わないでください!」というわけではなく、
「この成分は刺激になることもある」「この成分よりは、こっちの方が低刺激」という程度に思って頂きたいなと思います。
あまり過剰に気にしすぎるのではなく、あくまでも目安に捉えましょう。

敏感肌でも使えるクレンジングは沢山

世の中には敏感肌向けのクレンジングだけでも山のようにあってほんとに選ぶのは大変ですよね。
しかし、敏感肌向きのクレンジングはどれも低刺激処方ですし、あとは自分のメイクの濃さでクレンジングのタイプを選びましょう。
そしてそのクレンジングに刺激を感じたら、注意すべき成分が入ってないか確かめてみてください。
そうやって少しずつ自分の肌と向き合えばきっとピッタリのクレンジングに出会えるはずです。
今回ご紹介したことがクレンジング選びの参考になり、お役に立てたら幸いです。

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