自分に似合う口紅の色とは。まずはパーソナルカラーを見つけよう!
定番の色だから、流行っているから、勧められるままに。口紅を使い始めるきっかけは様々ですが、数えきれない種類の色から選んだその口紅は、本当にあなたの美しさや魅力を際立たせてくれていますか?
トップモデルや世界で活躍するメイクアップアーティストは、数ある口紅から一瞬で自分に似合う一本を見つけ出すことができるそうです。
それは、どの色が自分の美しさを一番引き立たせてくれるのかを熟知しているから。自分の美しさを引き出してくれる色を知ることができれば、迷うことも、流行に流されて無駄にお金を使うこともありませんよね。
選択を間違えば野暮ったい印象を与えてしまう口紅ですが、味方につければ自分の美を引き出してくれる、これほど心強い味方はいません。今回は、自分に似合う運命の色を見つけ出すための方法を紹介していきます!
選ぶ基準は「自分に似合うかどうか」だけ
トレンドを全力で追ったり、年齢を考慮したり、憧れの人を真似したり。
そんな風にいろんな口紅の色やメイクに挑戦してみるというのも楽しいものです。
ただ、もし本当に自分に似合うメイクや色に出会いたいのなら、流行りや憧れ、そして自分に対する思い込みを一旦すべて捨て去ることが必要です。
考慮するべきなのは、可愛い色かではありません。
ただ「自分に似合う色かどうか」だけなのです。
フランスの女性は、どんな高いブランドものをまとうときでも、「あくまで自分が主役」ということがよくわかっているのだそうです。
そのため、自分に似合わないブランド物より、自分を一番引き立たせるプチプラコスメやファッションに価値を置き、その態度は絶対にブレません。
すべてのコスメは自分の美しさを引き立たせるために存在すると当たり前に思っているので、自分に似合う色をきちんと把握していますし、選ぶときにも迷わないのです。
口紅選びで重要なのは、口紅を含むメイク道具は主役ではなく、あくまで主役は自分であるということ。
コスメカウンターへ走って闇雲に口紅を漁る前にまず、自分に対するすべての思い込みを取っ払って鏡の前に立ちましょう。
そして自分の美しさを知り、自分の美しさを引き立たせる色の候補をいくつかピックアップした上で、実際に試しにいくのが正解です。
一気に垢抜け美人に!自分のパーソナルカラーを知ろう!
それでは、自分の美しさを引き立たせてくれる色は、どうやって見つかればいいのでしょうか?
それは、自分のパーソナルカラーを知ることです!
パーソナルカラーとは、その人が生まれ持った色に調和した色のこと。
例えば「赤」は赤でも原色に近い赤が似合う人もいれば、少しくすんだ色の方が美しく見える人もいます。
自分に似合う色を身につけることで、
- 肌が明るく、美しく見える。
- 顔が若々しく見える。
- 個性が引き出され、より印象的になる。
といった嬉しい効果があります。
自分に似合う口紅を選ぶためには絶対抑えておきたいところなので、ぜひ以下を参考に自分のパーソナルカラーを見つけてみてくださいね!
パーソナルカラーの4つの分類
パーソナルカラーは主にスプリング、サマー、オータム、ウィンターの4タイプに分かれています。
4つのカラーを分ける基準は、ブルーベースかイエローベースか。
そして、重さがライトかディープか、になります。
ここで多くの人が間違えやすいのですが、ぱっと見、肌が黄色かがって見えたからといって、その人の肌がイエローベースとは限らないということです。
高級ブランドの美容部員の人ですら、ぱっと見の肌色だけでブルーベースの肌、イエローベースの肌と判断しがちですが、パーソナルカラーはもっと繊細なものです。
「日に焼けやすいからイエローベース」とか、「色が白いからブルーベース」と思っている人も、一度思い込みをリセットして判断してみることが必要です。
ほとんどの人が間違い?!イエローベースとブルーベース
パーソナルカラーの判断基準で、肌はイエローベースかブルーベースかということがよく書かれています。
ところが、このイエローベースとブルーベースというのは、自己判断でもっとも間違えやすい項目と言われています。
ブルーベースの人も、似合わない茶系の色を纏ったり、鉄分不足だったりすることで、肌が黄色がかって見えてしまうことがあります。
そしてイエローベースの人も、色が白いからと言って何と無くブルーベースだと思ってしまう人がいます。
けれど、褐色の肌でもブルーベースに分類される人もいますし、黄みが少なくてもイエローベースに分類されることもあるのです。
大事なのは、ブルーがかった色が似合うか、黄色がかった色が似合うかどうか。
褐色の肌だから、色白だから、といった基準で判断すると、自分をくすませる色を選んでしまうことになるので注意してください。
パーソナルカラーの見分け方
肌色だけで判断すると間違えやすいというのがわかったところで、自分のパーソナルカラーの調べ方を見ていきます。
まず1つ目は、手首の内側の血管の色で判断する方法です。
この部分はあまり日に焼けないため、パーソナルカラーを調べるときによく使われる部分です。
ここの血管の色が青色であれば、ブルーベースの肌。
緑色であればイエローベースの肌だと言われています。
また、実際に顔の下に色を当ててみて判断する方法もオススメです。
茶色の布と青い布を顔のすぐ下に当てた時、どちらの方が肌の色が明るく見えるでしょうか?
茶色の色の方が顔がキレイに見えた場合、イエローベースです。
青い布の方が肌が明るくなった場合、ブルーベースです。
繰り返しになりますが、思い込みによる自己判断は、ほぼ間違っていると言われています。
自分へのイメージで判断するのではなく、鏡を前に実際に色を当ててみて判断するようにしましょう。
どうしても迷いがある場合は、プロに見てもらうのが一番確実な方法です。
肌色がわかったら、次は似合う色の深さでパーソナルカラーを判断していきましょう。
イエローベースで明るい色が似合う人は、スプリングタイプ、同じイエローベースでも暗め・くすんだ色が似合う人はオータムタイプになります。
そして、ブルーベースで優しい色が似合う人はサマータイプで、ブルーベースでもコントラストがはっきりした色が似合えばウィンタータイプです。
ウィンタータイプは唯一黒が似合うタイプなので、それで見分けてもいいでしょう。
それでは、それぞれのパーソナルカラーの特徴と、タイプ別の似合う口紅の色を紹介していきます!
かわいいパステルカラーが得意!スプリングタイプ
キラキラと輝く、澄んで明るい瞳が印象的なスプリングタイプ。
日本人に2番目に多いと言われているタイプです。
カジュアルでフレッシュなイメージが似合います。
甘やかで可憐な印象を与えるスプリングタイプの女性には、明るく・軽やかがキーワード。
色味はパステルカラーが得意で、クリアサーモン、アイボリーホワイト、オレンジやキャメルなどを身に纏うことで、顔色が明るくなり、自然な若々しさがアップします。
口紅も、少し黄みの入った明るいピンク系がオススメ。ピーチピンク、コーラルピンク、ベージュなどを中心に探して見ましょう。
レッド系の口紅を探すなら、コーラルレッドやオレンジレッドがオススメです。
爽やかな清楚系美人・サマータイプ
日本人に一番多いといわれるタイプが、サマータイプです。
ブルーベースの肌で、目のコントラストが優しい人はサマータイプになります。
サマータイプの人は、自分に似合う色を身につけることで肌の透明度が上がり、輪郭の立体感が引き立ちます。
上品でしっとり、控えめでエレガントな印象を与えるサマータイプ。
爽やかで涼しげな色が得意で、水色やラベンダー、オフホワイトや薄いグレーなどを纏うと美人度アップします。
似合うピンク色が多いタイプなので、口紅選びも楽しいでしょう
オススメはベビーピンク、オーキッドピンク、ローズピンク、パールピンクです。
赤を身に付けたいなら、ストロベリーなどの明るい澄んだ色か、深めの色ならラズベリーレッドが似合います。
ゴージャスでエキゾチックなオータムタイプ
日本人にはほとんどいないと言われているタイプです。
深く落ち着いた眼差しが印象的で、強い張りのある肌、ボリュームのあるナチュラルな髪が特徴と言えます。
強さの中に暖かみがあり、イエローベースの中でも、暗くて濃い色が似合います。
ブラウン、モスグリーン、レンガ色、オリーブ色などの似合う色を身につけると、ゴージャスで大人っぽい雰囲気が引き立ちます。
ただ、似合わない色を身につけると、くすむか、チープで軽薄な印象になるので注意が必要です。
口紅は、サーモン、オレンジ、オレンジピンク、キャメルなど少しオレンジが入った色が得意です。
赤色なら、トマトレッドやオレンジレッドならゴージャスでリッチな雰囲気を引き立ててくれます。
ドラマティックで華やか!ウィンタータイプ
垢抜けるか超ダサくなるか、どちらかにきれいに分かれると言われているのが、ウィンタータイプです。
似合わない色、特に茶色を身につけると、10歳くらい老けて見られ、くすんでダサく見えてしまいます。
ところが、正しい色を身につけると、ハッとするようなドラマティックな存在感で目を引くようになるのが、ウィンタータイプの特徴です。
カラー診断ではブルーベースの肌に分類されますが、褐色や黄み掛った肌でもウィンターに当てはまることがあるので注意が必要です。
第一印象が強いため、名前が覚えられやすい自覚のある人はウィンタータイプの可能性があります。
キレのある華やかなスタイルが似合うこのタイプは、カジュアルすぎたり、チープな素材は苦手です。
たとえシンプルでも素材がいい布地でなければ、自分自身の持つ強さに服が負けてしまいます。
メイクも、涼やかな寒色系でまとめるとクールで垢抜けた印象になり、コントラストを効かせると華やかな印象になります。
口紅の色は、ピンクなら青味がかったブルーピンクや、ストロベリーピンクが良いでしょう。
赤系の色なら、ローズレッドやワインレッド、アナレッドなども似合います。トゥルーレッドをまとっても、その強い赤に負けないタイプです。
シーン別・選ぶべき口紅
いくら自分に似合う色であっても、TPOをわきまえていなければ途端に印象は悪くなってしまいます。
ここでは、シーン別のオススメ色を、イエローベースとブルーベースごとに紹介していきます!
オフィスでは落ち着いているけれどしっくり似合う色を
明るい印象を与えつつも落ち着いた、口紅の印象が強すぎないことがオフィスメイクには求められますよね。
- イエローベース:サーモンピンク
- ブルーベース:ピンクベージュ
どちらも、顔色をよく見せつつ落ち着いた印象を与える色味なので、オフィスにぴったりです。
とことんおしゃれを楽しみたい!女子会口紅
男子には理解されないような、それでも自分の気分が上がるようなおしゃれに挑戦できるのが、女子会のいいところです。
せっかくなら、とことんおしゃれな口紅に挑戦してみたい!そんなときは、こんな色に挑戦して見てはいかがでしょうか。
- イエローベース:オレンジ・アプリコット
- ブルーベース:プラムピンク
どちらも、職場につけて行くには難しい色ですし、デートにつけて行くには少し勇気がいる色ですが、女子会の華やかな空気にはぴったりです。
女性らしい自分をしっかり引き出す!デートのピンク
特に、まだデートし始めたばかりの相手の前では、可愛らしいピンクで自分の魅力を引き出したいものです。
ここでは、デートに最適な王道ピンクを紹介していきます。
- イエローベース:コーラルピンク
- ブルーベース:青みがかった王道ピンク
ピンクを味方につければ、恋愛において強力な武器を手にしたようなものです。
苦手意識のある人こそ、自分に似合うピンクで女性らしさを存分に引き出して見てください。
色より大事?口紅の正しい塗り方
自分に似合う色を見つける大切さを見てきましたが、唇において、口紅の色よりも大切なことがあります。
それは、しっとりと濡れていることです。
どれほど自分にあった色を乗せた唇でも、かさかさに乾燥した唇では、残念ながら魅力的には仕上がりません。
いつもテカテカしている必要はないけれど、少なくともしっとりと水分を含んだような唇を作るようにすることが大事です。
口紅を塗る前にリップやバームを塗るようにしましょう。
そうすることで、口紅の持ちも良くなります。
塗り方ですが、ブラシを使って塗ればきっちりフォーマルな印象に仕上がりますし、グイッと直塗りすれば印象的な唇になります。
もしナチュラルに仕上げたければ、ポンポン塗りがいいでしょう。
方法は、口紅を指にとり、ポンポンと薄めに、少しずつなじませていくだけ。
他のメイクがしっかりしているときにおすすめです。
また、しっかり直塗りするときも、最後に輪郭を指でポンポンとなじませると、カジュアルダウンできます。
似合う口紅を味方につけて自分の美しさを引き出そう!
自分の似合う口紅を味方につけることで、自分でも驚くほど垢抜けた印象に生まれ変わることができるのが、メイクの楽しいところです。
主役は自分!そんな意識で、自分の美しさをどんどん引き出すメイクを楽しんでいきませんか?
あなたに似合う運命の口紅に出会うことで、日々のメイクも、デートも、仕事すら楽しい時間に彩ってしまいましょう♪
あなたもコメントをどうぞ!