前髪くせ毛を扱いやすくする方法。ドライヤーの使い方がポイント!
前髪のくせ毛は、本当に厄介ですよね。人目に付きやすいので、セットにも気を使います。
くせ毛は遺伝だとあきらめていませんか?遺伝も大きな原因ではありますが、シャンプーの仕方や、生活習慣がくせ毛の原因になっていることがあります。
正しいシャンプーの仕方や、食生活で気を付けるポイントをご紹介します。また、毎朝前髪のスタイリングに、手間がかかっている方のために、くせ毛を扱いやすくするスタイリングの方法があります。
くせ毛の前髪を上手にスタイリングして、前髪のおしゃれを楽しみましょう。
あなたはどのタイプ?前髪のくせ毛タイプ
前髪のくせ毛には、いくつかタイプがあるのでご紹介します。自分の前髪のくせ毛が、どのタイプか見てみてください。
うねりタイプ
前髪の内側や、こめかみの生え際が特にうねるタイプです。柔らかい髪質の方は、ブローで伸ばすこともできます。
髪のコシが強いタイプの方は、ブローの後スタイリング剤を使って工夫しましょう。くせが強い場合は、縮毛矯正やストレートパーマで扱いやすくなります。
カールタイプ
前髪が、くるくるとカールしてしまうくせ毛です。パーマの様なカールなので、くせ毛を生かしておしゃれとして楽しむことができます。ブローで流すようにスタイリングしてもまとまります。
ぱっかり分かれるタイプ
前髪がぱっかり分かれてしまったり、浮いたりしてしまうタイプです。このくせ毛は、髪の毛の生え方によるものなので、なかなか治すことは難しく、一番扱いにくいタイプです。
前髪の生え方は変えられませんが、ブローで扱いやすくすることは可能です。前髪を伸ばせば、重みでいくらか伸びるので、くせを生かしたスタイリングに挑戦するのもおすすめです。
遺伝だけじゃない!前髪がくせ毛になる要因とは
くせ毛の原因はいくつかありますが、生まれつきくせ毛の方は、遺伝的なものが原因です。しかし昔はくせ毛ではなかったのに、最近髪がうねり始めた、という方は生活習慣が影響している可能性があります。
あまり知られていませんが、何気ない生活習慣がくせ毛の原因になっていることがあります。生活習慣を見直して、くせ毛を扱いやすくしましょう。
まちがったシャンプーがくせ毛になる可能性も
間違った髪のお手入れ方法は、くせ毛の原因になります。正しい方法でシャンプーをして、毛穴の汚れをキレイに落とすことが大切です。
毛穴に余分な脂や汚れがたまって、詰まっていると、髪の毛がまっすぐ生えることができずうねってしまいます。頭皮環境をよくすることが一番大切です。丁寧にシャンプーをするように心がけましょう。
不規則な生活習慣やストレスは髪によくない
不規則な生活やストレスも、くせ毛の原因になります。夜更かしをしたり、ストレスがたまったりしていると、体の血行がわるくなります。
人間の体の中で一番、血行が悪くなりやすいのが頭皮です。頭皮の血流が悪くなると、髪に十分に栄養がいかないので、うねりや、くせ毛の原因になります。
好き嫌いや、暴飲暴食も頭皮の環境を悪くする原因です。とくに油物やジャンクフードばかり食べる生活を続けていると、皮脂の分泌が過剰にされて頭皮の毛穴が詰まってしまいます。
寝不足も健康な髪の成長には、大敵です。健康な髪の成長をサポートする成長ホルモンは、寝ている時に一番分泌されます。寝不足は成長ホルモンの働きを抑制するので、髪にとってよくありません。
前髪のくせ毛を解消する食事習慣
生活習慣を見直すことで、くせ毛が解消されることがあります。すぐに、くせ毛効果が表れるわけではありませんが、生活習慣の見直しは、髪全体の健康にもいいものです。悪い習慣を見直してみましょう。
栄養バランスのいい食事をとることは、くせ毛の解消にも重要です。ジャンクフードや、脂っこいものばかりを食べるのは、やめましょう。
髪の毛の元になる良質なたんぱく質や、その吸収を促すビタミン類を積極的に取りましょう。頭皮の血行を良くして、健康な髪を育てる、亜鉛と鉄などのミネラル類も必要です。
なるべく規則正しく、起きて寝るようにしましょう。午後22時から2時は、成長ホルモンが一番分泌される時間帯です。その間は深い眠りにつけるように、夜更かしをしないようにしましょう。
また朝、お風呂に入ったり、シャワーを浴びてシャンプーしたりする方もいらっしゃると思います。シャンプーは、なるべく夜にするようにしましょう。
朝シャンプーすると、頭皮の脂がない状態で太陽の下へでることになります。紫外線の影響を、もろに頭皮が受けてしまうのでよくありません。
正しいシャンプーで前髪のくせ毛を解消
シャンプーの時に、注意するポイントをご紹介します。毎日のことなので、ついつい雑にしてしまいがちですが、丁寧に洗うことが大切です。
続けると、1年先の髪質が変わってくるのを実感できます。美は1日にしてならず、の精神で、正しいシャンプーの方法を取り入れてみてください。
- シャンプー剤は、じかに頭皮につけない
- しっかりと泡を立ててから、頭にのせる
- 髪の毛ではなく、泡で頭皮を洗う
- 爪を立てるのはダメ。指の腹をつかって洗う
- 頭皮を動かすようにマッサージをする
前髪のくせ毛を扱いやすく!おすすめのブロー方法
前髪のくせ毛を治して、扱いやすくするブローの方法をご紹介します。前の日にもこの方法でブローしておくと、朝のうねりが違うので試してみてください。
1. 水分で前髪を濡らす
乾いている髪を、いきなりドライヤーだけで伸ばそうとすると、時間もかかり、なかなかうまくいかないものです。それがくせ毛となると、さらに扱いが難しくなるのは当然です。
まずは、前髪を水分で濡らしましょう。髪が濡れると、くせが取れやすくなります。前髪に根元までしっかり水分を与えてください。
ポイントは、片手で前髪をかき分けながら、根元を濡らすようにすることです。濡らす目安は、シャンプーした後、タオルで拭いた状態くらいです。
水で濡らしてもいいですが、寝癖なおしのウォーターやトリートメントスプレーがおすすめです。精製水を使う場合は、スプレーボトルに入れておくと便利です。
市販の寝癖なおしウォーターを使うときは、しっとりするトリートメント効果が高いものはさけましょう。しっとりタイプのものは前髪が、ペタッとしてしまいます。
2. ブラシでとかして水分をなじませる
濡らした前髪をブラシとかします。ブラシでとかすことで、水分が髪の根元まで均一にいきわたり、くせ毛が治りやすくなります。くせを伸ばすように、とかしつけてください。
ブラシでとかしたあと、2、3分程度時間を置くとさらに効果的です。髪の深部まで水分が浸透してくれます。実際はコーミングしている時や、ドライヤーの準備をしていると2、3分たっていることが多いでしょう。前髪が乾くほどの放置は逆効果です。
3.引っ張るように手でブローをする
手で引っ張りながら、ブローしていきます。前髪を軽く引っ張りながら、根元にドライヤーの風を当てるようにします。
前髪を前方向からだけではなく、左右からも引っ張りながらのばします。普段分けたり、流したりする方向とは、逆の方向にも引っ張るのがポイントです。
前髪はキューティクルが開きやすい部分です。キューティクルが開いたり剥がれたりするとそこからうねりの原因になるので、必ず根元に風を当てて、頭皮から乾かすようにしましょう。
使うドライヤーはイオンドライヤーがおすすめです。髪にツヤを出したり、くせ毛をまっすぐに補正してくれたりする効果があります。
4.ブラシを使ってさらに伸ばす
ロールブラシを使って、さらに伸ばしていきます。ロールブラシのサイズは、小さめのものがおすすめです。大きいと、短いくせ毛を巻き込めないので、直径3~5cmのものを選びましょう。
ブラシの素材は、出来れば豚毛などの天然毛が、静電気が起きにくくおすすめです。天然毛に含まれる油で、髪もツヤやかに仕上がります。
プラスチックのブラシは、静電気が起きて、髪を傷める原因になります。プラスチックのブラシを使用したい場合は、静電気除去タイプのものを選びましょう。
ブラシでも、一方方向からだけでなく、いろいろな方向から巻きながら伸ばします。もし、おかしな癖がついてしまったら、水スプレーで濡らして、またやり直しましょう。
前髪を伸ばす方向は色々ですが、ドライヤーの風は、髪の毛の流れに沿うようにあてると、ツヤのある仕上がりになります。前髪の流れの逆から風を当てると、キューティクルが開いてしまって、パサついてしまいます。
5.前髪に流れを好きなように整えたら、冷風をあてる
ロールブラシで前髪しっかり伸ばしたら、ベースが完成です。好みの形にスタイリングしましょう。くせ毛が、だいぶ扱いやすくなっているはずです。
髪の毛は、熱を当てると柔らかくなり、冷やすと固まる性質があります。好みのスタイリングができたら、ドライヤーの冷風をあてて、形をキープさせましょう。
流行りのカールした前髪にするには、カーラーで作るのがおすすめです。ロールブラシでうまくできない方は、カーラーを使うと簡単にできますよ。カーラーは100円均一で売られています。
カーラーの大きさは、仕上げたいカールの強さによって、好みのサイズを選んでください。小さいとカールは強め、大きいと緩めになります。
カーラーを巻き付けて10分程度待つか、ドライヤーの風を軽くあてても大丈夫です。メイクの間、カーラーをつけておくのもおすすめです。最後に冷風をあてて、スタイリングを固定しましょう。
6.ワックスやスプレーで仕上げる
ワックスなどの、スタイリング剤を薄くつけて完成です。湿気でくせ毛が出てしまうのを防ぐので、スタイリング剤を使った方が、スタイルをキープできます。
ワックスはべたべたしない、さらっとしたタイプのものを選びましょう。重い使用感ですと、前髪の軽さがなくなってしまいます。
ヘアオイルでも大丈夫ですが、毛先などに塗った後の、手に残ったオイルをなじませる程度で大丈夫です。多くつけすぎないように注意しましょう。
また前髪の根元には、スタイリング剤をつかないようにしましょう。前髪が、べたっと張り付いてしまうので、表面に少しつける程度にしましょう。
より強力にセットしたいときは、ヘアスプレーで少し固めるのがおすすめです。ポイントはスプレーを表面にかけず、前髪を持ち上げて、髪の裏側にかけることです。そうすることで、表面が固まらず自然に仕上げることができます。
前髪のくせ毛を生かしたおすすめアレンジ
くせ毛の前髪を生かして、ヘアアレンジするのもおすすめです。前髪の長さが短い人や、伸ばしかけの人は、ピンでとめてみましょう。かわいいヘアピンも多いので、気分によってピンを変えるのも楽しいですね。
前髪が長い方は、編み込んだり、ポンパドールにしたりしてアレンジできます。ボブやミディアムでパーマをかければ、長いくせ毛の前髪もおしゃれに仕上がります。海外の女優さんを参考に、くせ毛をパーマ風にアレンジしてみて下さい。
くせ毛前髪をセルフカットするときの注意点
くせ毛の前髪のセルフカットは、とても難しいので、基本的にはプロに切ってもらうのがよいでしょう。前髪だけのカットのメニューがあるサロンも多いですので、失敗したくないのであれば、セルフカットせず、サロンに行くことをおすすめします。
どうしてもセルフカットしたい場合、注意するポイントと手順をご紹介します。
- 必ず前髪が乾いた状態で切りましょう。
- 前髪の幅は黒目外側にあわせましょう。
- こめかみ部分は少しずつ切る
通常は前髪を濡らして切った方が、失敗がありません。しかしくせ毛の場合は、乾くとうねりが出て、上に上がります。思ったより短くなってしまう可能性があるので、必ず乾いた状態で切りましょう。
前髪の幅を広くしすぎると、失敗の元です。前髪の幅は、黒目の外側にあわせるようにしましょう。
前髪を切ったら、こめかみ部分のカットを横上と自然につないでいきます。少しずつ慎重に切りましょう。
くせ毛前髪の扱いをマスターしておしゃれを楽しもう
前髪のくせ毛は本当に厄介で、スタイリングが大変です。くせ毛の原因は遺伝だけでなく、生活習慣や間違ったシャンプーの仕方である可能性があります。くせ毛解消のために、食生活や睡眠習慣、シャンプーの方法を見直してみましょう。
くせ毛をスタイリングしやすくする方法をご紹介しました。必ず前髪を濡らして、ドライヤーを当てましょう。セット出来たら冷風を当てれば、スタイルをキープする効果が高まります。
前髪のくせ毛を生かした、パーマ風アレンジもおすすめです。流行りのボブスタイルにパーマをかければ、外国人のようなこなれたスタイルになります。
前髪のくせ毛をうまく生かして、おしゃれを楽しみましょう。
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