デコルテ美人になる為のケア方法。ココが綺麗だと美人度アップ!
首筋から鎖骨周り、胸元までのパーツである「デコルテ」。顔などに比べると、普段はそれほど意識してケアしていない、という方も多いのではないでしょうか。
でも実は、デコルテは見た目の印象に大きな影響を与える、とっても大切なパーツなんです。
首回りのシワや、鎖骨周りのシミ、たるみなどがあると、一気に老けた印象に!さらに、むくんでいると鎖骨がきれいに浮き出ず、太った印象を与えてしまいます。
逆に、きれいなデコルテは、上品で女性らしい印象を与え、男性にも魅力的に映ります。オフショルダーなどの肌を大きく露出するトップスでも、自信を持って着られますよね。
この記事では、そんな「デコルテ美人」になるためのケア方法を探っていきたいと思います。
「デコルテ美人」の条件
まず、理想のデコルテがどんなものか、知っておきましょう。「デコルテ美人」は、こんなデコルテをしています。
- 鎖骨がきれいに浮き出ている
- 鎖骨が水平になっている(鎖骨がV字型やハの字型になっていない)
- シワやたるみがなく、お肌にハリがある
- シミやくすみがなく、透明感のある素肌をしている
- イボやニキビなどがなく、なめらかなラインをしている
これらすべての条件を満たしていれば、あなたは「デコルテ美人」です。でも、自分のデコルテを一度じっくり鏡で見てみてください。
普段は気にしていなかったけど、いつの間にかシワが目立つようになっていた。よく見たらシミができていた、など気がつくことがあるかもしれません。
もし気になるポイントがあったら、今日からさっそくケアを始めて、美しいデコルテを作っていきましょう。「デコルテ美人」を作るポイント別に、ケア方法をご紹介します。
1. きれいに浮き出た鎖骨を作る
鎖骨のラインがきれいに見えているデコルテは、華奢で女性らしい印象を与えます。でも、どうも肉に埋もれてしまって、きれいに浮き出ていない……。そんなことはありませんか?
鎖骨が埋もれてしまう原因
鎖骨が肉に埋もれてしまって、太ったように見えてしまうのは、むくみやコリが原因です。鎖骨周辺はリンパが流れており、それが詰まってしまうと老廃物が溜まってしまいます。また、姿勢の悪さや運動不足などで、筋肉が固まりやすいのです。
鎖骨をきれいに見せるリンパマッサージ
デコルテのリンパの流れを良くして、むくみを解消するマッサージです。入浴中やお風呂上がりなどに行うといいでしょう。お肌を強くこすってしまうと、シワやトラブルの元なので、オイルやクリームをつけてやさしくマッサージします。
- 左の鎖骨の上のくぼみに、右手の指の腹を当てる。
- 痛気持ちいいくらいの強さで、3秒間押して、離す。
- 場所をずらしながら、5回行う。
- 次に、左手の指で右の鎖骨の上を、同じように5回押す。
- 右手で左の鎖骨の下に、手のひらで触れる。
- 胸の真ん中から外側に向かって、鎖骨のしたをなぞるように、やさしくなでる。これを5回繰り返す。
- 次に、左手で右の鎖骨の下を、同じように5回なでる。
- 親指と小指以外の3本の指をそろえて、耳の下に当てる。
- そのまま、鎖骨までやさしくなでおろす。これを5回繰り返す。
リンパの流れが良くなると、顔のむくみやくすみも取れて、一石二鳥!ぜひ毎日の習慣にしてみてください。
2. 水平に伸びた鎖骨を作る
鎖骨の向きも、「デコルテ美人」には大切。鏡を見て、左右の鎖骨が水平になっていればOK。外側が上がってV字型になっていたり、逆に外側が下がってハの字型になっていたら、要注意です。
鎖骨がV字型になっている場合
鎖骨がV字型になっている人は、「いかり肩」になってしまっています。これは、デスクワークをしている人によく見られる形で、猫背で顎が前に出たままの姿勢を長時間続けているとなりやすいのです。
いかり肩は、肩が上がったまま固定されてしまっているので、首が短く見える原因に!固まってしまった筋肉をほぐすストレッチをおこないましょう。
- 姿勢を正して、肩の力を抜く。
- 右手を斜め下にむかって、まっすぐ伸ばしておく。
- 首を左肩に向けて倒す。痛気持ちいいくらいの場所で止める。
- 首の角度はそのままで、顔を上に向けて回す。左耳が肩より前まで出るように。そのまま20秒キープ。
- 首の角度はそのままで、顔を左肩に向けて回す。鼻先が左肩に近づくように。
- そのままの状態で、20秒キープする。
- 反対側も同じように行う。
鎖骨がハの字型になっている場合
次に、鎖骨がハの字型になってしまっている場合です。腕の重みに肩の筋肉が負けてしまい、いわゆる「なで肩」になっています。それを支えるために肩甲骨周りの筋肉が凝り固まってしまっているのです。
さらに、鎖骨がハの字型になっている場合、鎖骨と肋骨の間の神経や血管が圧迫されて、肩こりや腕のしびれ・痛みが出てしまうことも!こちらは2種類のストレッチをご紹介します。
- 壁から20cmほどのところに、体の右側を向けて立つ。
- 右腕を体の後ろ側にまっすぐ伸ばし、手のひらを壁につける。
- そのまま、体を左に開くようにして、右胸の筋肉を伸ばす。その姿勢で20秒キープ。
- 右手を少し上に移動したり、下に移動したりして、いろいろな角度で同様に20秒ずつ伸ばす。
- 反対側も同様に行う。
- 両腕を肩の高さでまっすぐ横に伸ばす。肩が上がらないように注意。
- 肘から先だけを、90度に曲げる。肘から肩は動かさない。
- 腕の高さを保ったまま、肩甲骨を背骨に向かってギュッと寄せる。これを10回繰り返す。
鎖骨や肩周りの筋肉が固まってしまっていると、姿勢が悪くなったり、血行が阻害されて肌荒れを起こしたりします。ちょっとしたすきま時間で、ストレッチをしてみましょう。
3. シワやたるみがなく、ハリのあるデコルテを作る
「首を見れば、その人の年齢がわかる」と言われるほど、首回りは老化の影響が出やすいパーツ。顔がきれいでも、首やデコルテにシワやたるみがあると、老けた印象を与えてしまいます。
デコルテはお肌が薄いので、乾燥しやすく、衣類やストールなどの摩擦で刺激を受けやすい箇所なのです。そのため、シワやたるみが起きやすくなっています。
デコルテのシワを取るスキンケア
デコルテのお肌は薄く刺激に弱いので、やさしくケアすることが大切です。お風呂でゴシゴシこすって洗うのはNG。洗顔と同じように、ふわふわの泡でなでるように洗いましょう。
洗顔のついでに、デコルテまで洗ってしまうのもオススメです。お風呂上がりは、顔と同じようにしっかりスキンケアを。
デコルテのシワを取るエクササイズ
顎や首回りの筋肉が衰えることで、たるみが起こり、デコルテにシワができてしまいます。エクササイズで筋肉を鍛えて、引き締めることができます。
- 姿勢を正して、肩を下げる。
- 口を横に大きく開き、顎に力を入れて、首の筋を立たせるようにする。口角は上げて。
- これを10回繰り返す。
また、パソコンやスマホを長時間見ていたり、高さの合わない枕を使うことも、首に余計な負担をかけ、横ジワを増やす原因に。もし思い当たる節がある方は、生活習慣を変えたり、寝るときの姿勢を気をつけるようにしましょう。
4. シミやくすみがなく、透明感のあるデコルテを作る
デコルテは紫外線や外的刺激にさらされやすい箇所なのに、顔ほど念入りに対策をしていない人も多いのではないでしょうか。お肌が薄いデコルテは、紫外線によるシミができやすいのです。
デコルテの紫外線ケア
何より大切なのは、紫外線対策をすることです。顔だけでなく、デコルテもしっかりと日焼け止めを塗り、日中や汗をかいたときなど、こまめに塗りなおしましょう。日傘やストールを使うのも効果的です。
デコルテのくすみケア
また、デコルテのくすみも気をつけたいポイント。デコルテのお肌の色がくすんでいると、顔色までくすんで見えてしまうのです。逆に、透明感のある明るいデコルテのお肌は、顔も明るく、きれいに見せてくれます。
くすみの原因は、乾燥によるお肌のキメの乱れ。普段の保湿ケアにプラスして、週に1回程度、デコルテパックで集中保湿ケアをしてあげましょう。専用パックを使ってもいいですが、自宅にあるアイテムでもできちゃいます。
- 保湿クリームかワセリンなどの保湿剤をデコルテ全体にたっぷり塗る。
- 上からラップをする。さらにホットタオルを乗せてもOK。
- 5分程度置いたら、余分なクリームをティッシュなどでやさしくオフする。
デコルテの角質ケア
デコルテの毛穴に角質が溜まっていることも、お肌がくすんで見える原因になります。角質ケアをすることも、透明感のあるお肌作りに効果的です。
デコルテメイク
さらに、気合を入れてデコルテを出す場合は、メイクをするという手も!ハイライト部分を目立たせて立体的な鎖骨を演出したり、ラメ入りのパウダーを塗ってツヤ感をプラスしたりできます。
立体的な鎖骨を作るには、鎖骨や肩骨の出っ張っている部分に、顔用のハイライトを塗ります。これだけで鎖骨のラインが際立ち、華奢な印象に。
パーティなど、ちょっと華やかにデコルテを演出したい場合は、ラメ入りのパウダーがオススメ。全体にまんべんなく塗ってあげると、つややかでゴージャスな雰囲気を作れます。
5. イボやニキビなどがなく、なめらかなデコルテを作る
デコルテは、首イボや小さなボツボツなどができやすいパーツでもあります。多くは、紫外線の影響や新陳代謝の低下によるもので、これも見た目の老化を感じさせる原因となってしまいます。
デコルテのイボやボツボツのケア
まずは、普段から保湿や紫外線対策をしっかりとすることです。また、老廃物が溜まらないように、ストレッチやマッサージでしっかりとリンパを流すことも重要です。
どうしても気になる場合や、目立つイボができてしまった場合は、美容皮膚科に相談してみましょう。レーザーなどで簡単に取ってもらえますよ。
デコルテのニキビケア
また、デコルテにできるニキビは、汗の刺激や衣類の刺激や、乾燥、ホルモンバランスの乱れなどが原因とされています。目立ってしまうデコルテのニキビは、毎日のケアでしっかり予防するようにしましょう。
- デコルテを清潔に保つ
- まずは、お肌を清潔に保つことが大切です。汗をかいたら拭く、お風呂できちんと洗う、などで、ニキビの原因になる菌の繁殖を防ぎます。ただし、ゴシゴシ洗い過ぎないように注意します。その後はしっかり保湿をしましょう。
- デコルテへの刺激を避ける
- 長い髪がデコルテのお肌につくと、刺激になってしまいます。髪についたトリートメントやスタイリング材が原因で、ニキビができることも。そんなときは、髪がつかないように結んでおくと、刺激を避けられます。
- ホルモンバランスを整える
- ホルモンバランスが原因のニキビの場合は、規則正しい生活習慣を送ることが重要です。バランスのいい食事や、十分な睡眠が摂れるよう、生活を見直してみましょう。
どれも基本的なことばかりですが、意外と忘れてしまうことも多いもの。ニキビは予防が一番大切です。
毎日のケアで、数年後のデコルテに差がつく
デコルテは、見た目の美人度や老け感を左右する、重要なパーツです。逆に言えば、毎日きちんとケアしてあげることで、見た目の印象をアップすることができます。
ケアしてきた人としてこなかった人の差が出やすいのもデコルテです。数年後も「デコルテ美人」でいるために、今からしっかりお手入れを始めましょう!
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