酒粕の効能で健康と美容をサポート!美味しくキレイになる方法

酒粕の効能がスゴイと聞いたけれど、実際どんなメリットがあるのだろう・・最近メディアにも取り上げられている、酒粕の効能に興味を持たれている方もいるのではないでしょうか?

酒粕は清酒を造るときにできる副産物であり、甘酒や粕汁、漬物、料理の調味料などに活用される発酵食品です。酒粕にはビタミン類やミネラル、アミノ酸、食物繊維などの豊富な栄養素に加え、麹セラミドやレジスタントプロテインといった今注目の成分が含まれています。

酒粕の効能はテレビや雑誌などでも紹介されており、コレステロール低下作用や肥満抑制作用、便通改善、肌の保湿やキメの調整といったさまざまな効果が期待されています。体の内側からキレイになりたい女性にとって、酒粕は理想的な栄養食品といえます。

ここでは酒粕の効能、成分、保存方法、酒粕パックや調理レシピなどをご紹介しますので、酒粕で健康と美容をサポートしたいときにお役立てください。

酒粕は栄養豊富な発酵食品

酒粕は日本酒を造るときに生まれる副産物であり、米と麹菌、酵母菌を合わせて作られる伝統的な発酵食品です。酒粕にはビタミン類やミネラル、アミノ酸、食物繊維などの豊富な栄養が含まれており、栄養価の高い食品として古くから食べられてきました。

江戸時代では暑気払いに酒粕や米麹で作られた甘酒を飲む習慣があり、夏バテ予防の栄養補給として親しまれていました。現在でも、酒粕は甘酒や粕汁、粕漬などの料理に使われたり、化粧品や保湿剤などの美容に用いられたりして幅広く活用されています。

また近年は、酒粕に含まれているレジスタントプロテインや麹セラミド、S-アデノシルメチオニンといった優れた機能性をもつ成分も注目を集めており、テレビや雑誌、ネットニュース記事などで紹介されています。

酒粕の種類

酒粕はスーパーやデパート、酒屋などで手軽に購入できます。酒粕には「板粕」と「練り粕」の2種類があり、それぞれ製造方法や味の濃さなどが異なります。

板粕は日本酒のモロミを搾った際にできる板状の粕であり、バラバラの形状のものを「ばら粕」と呼ぶこともあります。甘酒や粕汁などさまざまな料理に使われます。

一方、練り粕は酒粕をタンクに入れて踏み込みながら空気を出し、長期間かけて熟成させたものであり、踏み粕、踏込粕、押し粕などと呼ばれることもあります。熟成によって味が濃く、アルコールの風味が強くなっているため、粕漬けなどに使われます。

酒粕の使い道は板粕と練り粕ではっきりとした区別はありませんので、お好みでご使用できます。

酒粕の主な成分

日本酒とともに作られる酒粕には、麹菌や酵母菌の発酵によってビタミン類やミネラル、アミノ酸、食物繊維などの豊富な栄養が含まれています。麹菌由来と酵母菌由来の成分を兼ね備えた酒粕は、高い栄養価だけでなく、健康や美容のサポートにぴったりの発酵食品といえます。

ここでは、酒粕に含まれている主な成分をご紹介します。

ビタミン類

酒粕にはビタミンB1やB2、B6、パントテン酸、葉酸などの豊富なビタミン類が含まれています。ビタミンは体の機能を正常に維持するためには欠かせない栄養素といわれています。しかし、ビタミンは人の体内で作られなかったり、十分な量を作れなかったりするため、食べ物から摂取する必要があります。

ビタミンが不足してしまうと体調を崩したり、ビタミン欠乏症になったりする原因となります。

タンパク質

酒粕には酵母由来の良質なタンパク質が含まれています。タンパク質は内臓や筋肉、皮膚、爪、髪の毛などを作るために必要な栄養素であり、人の体を正常に維持するためには欠かせないといわれています。

酒粕には酵母由来の良質なタンパク質や、米由来のタンパク質・レジスタントプロテインが豊富に含まれています。

食物繊維

酒粕には食物繊維が含まれています。食物繊維は、食べ物の中に含まれている、人の消化酵素で消化・分解できない物質のことを指します。

食物繊維には整腸作用や脂質、糖質、ナトリウムなどに吸着して体外に排出する働きがあります。そのため、お通じ改善や便秘、生活習慣病の予防などの効果が期待できます。

麹セラミド・グルコシルセラミド

酒粕には麹セラミドが含まれています。麹セラミドは酒粕や醤油、味噌、酢、日本酒といった麹を使った発酵食品に含まれており、肌の保湿効果があるとされています。そして、酒粕には高濃度の麹セラミドが含まれていることが研究によって明らかにされています。

S-アデノシルメチオニン

清酒の酒粕にはS-アデノシルメチオニンが含まれています。S-アデノシルメチオニンは一定量を摂取することで抗うつや抗肝障害の効果があると考えられています。そして、酒粕には豚レバーよりも約27倍以上のS-アデノシルメチオニンが豊富に含まれています。

レジスタントプロテイン

酒粕にはレジスタントプロテインが含まれています。レジスタントプロテインは米由来のタンパク質であり、食物繊維のような特長を持っています。レジスタントプロテインは胃酸で分解されずに小腸まで届くことから、さまざまな機能性が注目されています。

たとえば、コレステロール低下作用や肥満抑制作用、動脈硬化予防、お通じの回数や量の増加、皮膚水分量の増加、皮膚のキメを整える、ガンに対する効果などが期待されています。

アルコール分

酒粕はお酒を造るときに生まれる副産物ですので、酒粕の量に対して約8%のアルコール分が含まれています。発酵熟成したモロミを搾ると液体はお酒となり、個体は酒粕となります。そのため、酒粕にはアルコール分が含まれており、独特の風味と香りを楽しむことができます。

一方で、酒粕の甘酒などはアルコールが含まれることがありますので、子どもや妊婦・授乳婦、アルコールに弱い方は注意が必要です。

このほかにも、酒粕には炭水化物、ミネラル、アミノ酸、有機酸、β-グルカン、ペプチド、デンプン、酵母などの豊富な栄養が含まれています。

酒粕の効果とメリット

酒粕に含まれている栄養には、さまざまな効能が期待されています。近年はレジスタントプロテインという成分が注目を集め、テレビや雑誌などで取り上げられて話題になりました。

ここでは酒粕の効果とメリットをご紹介します。

豊富な栄養素

酒粕にはタンパク質や炭水化物、ビタミン類、アミノ酸、ミネラル、食物繊維などの豊富な栄養が含まれています。普段の食事に酒粕をプラスすることで、不足しがちな栄養を補給できます。

酒粕は料理に調味料として加えたり、甘酒などに使ったりして美味しくいただけます。栄養バランスのよい食事を作りたいときに、発酵食品である酒粕はおすすめです。

コレステロール低下作用

酒粕にはレジスタントプロテインが含まれており、コレステロール低下作用があるといわれています。酒粕の甘酒を使った検証ではLDL-コレステロール・悪玉コレステロールの値が低下し、HDL-コレステロール・善玉コレステロールの値が増加したという報告もあり、動脈硬化の予防が期待されています。

肥満抑制作用

酒粕にはレジスタントプロテインが含まれており、動物実験によってLDL-コレステロール値の低下、脂質代謝の改善、肝臓の脂肪沈着および細胞肥大化の抑制などが確認されています。このことから、酒粕の成分によって脂肪を抑制する作用が期待されています。

血圧上昇抑制作用

酒粕の分解物には抗酸化ペプチドが含まれており、血圧上昇抑制活性・アンギオテンシン変換酵素阻害活性があることから血圧の上昇を抑える効果が期待されています。血圧が高くなると心臓血管系の病気に罹りやすく、心臓肥大や心不全、心筋梗塞、脳卒中、腎不全などが起こる原因となります。

美白・保湿・キメを整える

酒粕には麹セラミドとレジスタントプロテインが含まれており、美白や肌の保湿、皮膚のキメを整えるなどの美肌効果が期待できます。酒粕は栄養価の高い発酵食品として食べられるだけでなく、化粧品や保湿剤などの美容ケア商品としても広く活用されています。

血流の改善

酒粕には体を温める効果があると考えられています。酒粕を使ったヒトの試験では、酒粕を摂取すると10分から30分後くらいに体が温まるという結果が示されています。酒粕の摂取によって血行が改善されると体が温まり、手や指先がポカポカになるそうです。

また、酒粕を毎日食べ続けても体が温まることが確認されています。

健忘症の予防

酒粕の分解物には抗酸化ペプチドが含まれており、健忘症抑制活性・プロリルエンドペプチターゼ酵素阻害活性があることから健忘症を予防する効果が期待されています。酸化は老化の原因となりますので、酒粕を摂取するとペプチドによる体内の抗酸化効果が期待できます。

肝障害の抑制

酒粕にはS-アデノシルメチオニンが含まれており、一定量を摂取することで肝障害を抑制する効果が期待されています。肝障害抑制の効果を示す量はS-アデノシルメチオニン100mgとされていますが、酒粕に含まれているS-アデノシルメチオニンの量は製品によって異なります。

酒粕には豚レバーよりも約27倍以上のS-アデノシルメチオニンが含まれていますので、酒粕を適量食べることで抗肝障害の効果が期待できます。

抗うつ

酒粕にはS-アデノシルメチオニンが含まれており、一定量を摂取することでうつを抑制する効果が期待されています。抗うつの効果を示す量はS-アデノシルメチオニン45mgとなっています。酒粕にはS-アデノシルメチオニンが豊富に含まれていますので、酒粕を適量食べることで抗うつの効果が期待できます。

皮膚炎症の改善

酒粕を使用した動物実験によって、皮膚炎症の改善効果があると確認されています。また、市販のステロイド剤・酪酸クロベタゾン0.05%と酒粕を比較した場合では、酒粕の方がアトピー性皮膚炎症を改善する効果が高いという結果が示されています。

糖尿病の予防

酒粕にはインスリンのような働きを持つ成分が含まれており、血糖値を下げる効果が期待されています。

糖尿病はインスリンが十分に分泌されなかったり、インスリンの働きが発揮されなかったりすることで血液中のブドウ糖・血糖が増加してしまう病気です。酒粕に含まれている、インスリンに似た働きの成分を摂取することで糖尿病を予防する効果が期待できます。

便通の改善

酒粕には食物繊維や麹セラミド、レジスタントプロテインなどが含まれており、腸内細菌叢のバランスを整えたり、便通をうながしたりする効果が期待されています。また、酒粕の摂取によってお通じの回数や量が増加したという解析結果もありますので、便通を改善する効果が期待できます。

酒粕の購入先と賞味期限、正しい保存方法

酒粕はスーパーやネット通販などで手軽に購入できますが、新鮮な酒粕を手に入れたいときは購入時期と購入先がポイントになります。また、酒粕には賞味期限がありますので、いつまでも美味しく食べたいときは正しい保存方法が欠かせません。

ここでは酒粕の購入方法と賞味期限、保存方法などをご紹介します。

酒粕の購入方法

酒粕はスーパーやデパートなどで買えますが、搾りたての酒粕を味わいたいときは新酒の時期にあわせて酒造や酒屋で購入するのが一番です。酒粕は日本酒を造るときに生まれる副産物ですので、新酒ができる11月から1月辺りがフレッシュな酒粕を楽しめる時期となります。

新鮮な酒粕はみずみずしい香りと濃厚な味わいが特徴です。

酒粕の賞味期限と保存方法

酒粕の賞味期限は製品によって異なりますが、一般的には袋詰め・加工日から常温で約3ヶ月、冷蔵庫で約6ヶ月、冷凍庫で約1年となっています。酒粕を冷凍庫で長期保存する場合は保存容器やジッパー付きの保存袋などに入れて、しっかり密封することがポイントです。

酒粕は時間経過や保存温度によって発酵の進行が変わりますので、長く保たせたい場合は直射日光を避けて冷蔵庫や冷凍庫などの涼しい場所で保存しましょう。

保存後の使用方法

冷凍した酒粕は、水分やアルコール分が飛んでパサついた食感になることがあります。そのため、冷凍保存した酒粕を使うときは、自然解凍したあと少量の日本酒に浸します。ほんの少し手間を加えるだけで、冷凍酒粕をより美味しくいただくことができます。

酒粕の熟成と変化

酒粕は時間経過や保存温度によって熟成が進み、色や味の濃さが変化します。そのため、まれに酒粕の表面に白い粉・斑点がついている場合がありますが、これは酒粕の成分であるアミノ酸・チロシンが結晶化した状態ですので問題なく食べられます。

また、熟成が進むと酒粕の色が黄色やピンク色、茶色などに変化して、柔らかさや味の濃さも変わります。賞味期限内であれば品質に問題はありませんので、問題なくいただくことができます。

酒粕の活用法&簡単レシピ

酒粕は甘酒や粕汁、粕漬けなどの料理に使われますが、美容パックとしてスキンケアにも用いることもできます。

ここでは、酒粕パックや調理レシピなどの活用法をご紹介します。

酒粕パック

【材料】

  • 酒粕・・・100g
  • 水・・・50cc

【作り方】

酒粕と水をビニール袋に入れて手でしっかりともみます。よく混ざったら酒粕パックの完成です!

【使い方】

酒粕パックを顔などに厚く塗って5分から15分くらい待ちます。その後、水やぬるま湯で酒粕パックを洗い流します。酒粕の香りやひんやり感を楽しみながら、お肌の保湿と美白効果が期待できます。

※酒粕パックを使うときは、使用前に必ずパッチテストをおこないましょう。

酒粕の甘酒

【材料】

  • 酒粕・・・お好みで。適量
  • 砂糖・・・酒粕の量の1/2
  • 水・・・酒粕の量の5倍

【作り方】

お鍋に酒粕と砂糖、水を入れて温めながら混ぜます。全体がしっかりなじんだら完成です!

【飲み方】

酒粕の甘酒は温めても冷やしても、常温でも美味しくいただけます。また、甘酒にココアやきなこをプラスすると簡単なアレンジレシピが作れます。甘酒は砂糖の代わりとしてお菓子作りに使ったり、風味豊かな調味料として料理に加えたりすることもできます。

粕汁(1人前)

【材料】

  • 酒粕・・・25g
  • 味噌・・・小さじ1強(6.75g)
  • だし汁・・・125ml
  • 好みの具材(大根、人参、こんにゃく、油揚げ、ちくわ、豚肉など)・・・適量

【作り方】

最初に、具材を適度な大きさに切ったり、あく抜きをしたりして下準備します。次に、鍋にだし汁と具材を入れて柔らかくなるまで煮ます。具が煮えたら、小さくちぎった酒粕を鍋の汁で溶かしながら加えます。最後に味噌を入れて完成です!

【食べ方】

お好みで塩を足したり、きざみネギを加えたりしても美味しくいただけます。

酒粕の効能で体の中からキレイになってみませんか?

ここまで酒粕の効能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

酒粕は日本酒を造るときに生まれる副産物であり、伝統的な発酵食品として古くから親しまれてきました。酒粕には麹菌由来や酵母菌由来の成分が含まれており、ビタミン類やミネラル、アミノ酸、食物繊維、麹セラミド、レジスタントプロテイン、S-アデノシルメチオニンなどの栄養素がたっぷり入っています。

酒粕の効能はテレビや雑誌などでも紹介されて注目を集めており、栄養補給やコレステロール低下作用、肥満抑制作用、血圧上昇抑制作用、便通改善、抗肝障害、健忘症抑制、糖尿病予防、皮膚炎症改善、抗うつ、血流改善、肌の保湿、肌のキメを整えるなど、さまざまな機能性が期待されています。

酒粕はスーパーやデパートで手軽に購入できますが、新酒の時期にあわせて酒造や酒屋に注文すると搾りたての酒粕を楽しめます。購入した酒粕は、甘酒や粕汁、粕漬け、料理の調味料などに利用しておいしくいただけます。

酒粕は身近な発酵食品であり、健康や美容のサポートにぴったりな栄養が豊富に含まれています。おいしい酒粕の効能で、体の内側からキレイを目指してみませんか?

この記事をシェア

あなたもコメントをどうぞ!