まぶたの乾燥を招くNG習慣。今日からできる対策


目元は顔の中でも一番、年齢が出やすい箇所です。どんなに肌のお手入れをして若く見える女性でも、目元を見ると何となく実年齢が見え隠れしている、なんて事も結構ありますよね。

では、目元の何が年齢を物語ってしまうのでしょうか。それは、やはり目元のシワです。シワは加齢に伴ってどうしても出来てしまうものです。ですが、お手入れを怠ってしまったが為に、実年齢より老けて見えてしまうのは、とても損だと思いませんか?

そんな「シワ」を出来やすくする要因は、なんと言っても「乾燥」です。

今回は、目元の中でも特に相手の視線が行きやすい「まぶた」の乾燥を防ぐべく、誰もがうっかりやってしまっているNG習慣を挙げたいと思います。また、乾燥に気付いた時の対処法についてもご紹介します。

まぶたの乾燥の原因とは?

まぶたの皮膚は、他の肌の部分より3~4倍薄く、最も刺激を受けやすい部分です。では、まぶたが乾燥する原因は何でしょうか。具体的に見てみましょう。

季節や空気の乾燥

夏の汗ばむ季節。紫外線による乾燥も気になりますが、汗も乾燥の原因になるのをご存知ですか?

汗をかくとお肌が潤っているような錯覚を起こしますが、実はその逆。肌の潤いに必須の天然保湿因子という因子は水に溶けやすい為、汗をかくと一緒に流れてしまうと言われています。

汗をかくほど肌は内部乾燥を起こしやすくしてしまい、結果的に肌荒れへとつながりやすいのです。

また、季節の変わり目も要注意です。特に秋~冬にかけては、空気の乾燥から最もお肌のトラブルが起きやすくなり、まぶたの皮がむける、赤みが出る等の症状があらわれます。

そういった肌荒れが起きると、肌のバリア機能が低下するので、様々な刺激(花粉や黄砂、PM2.5等)を受けやすくなってしまい、さらに症状が悪化するという悪循環が起きてしまうのです。

加齢によるもの

年齢を重ねるにつれ、一重の人も二重のようになったり(一重の人としては少し嬉しい事ですが)、二重の人は三重になったりと、良いのか悪いのか微妙な形で、まぶたのシワができてしまいます。これこそが、目元に実年齢を感じさせる原因となるのです。

なぜ加齢によりシワができるのでしょうか?

それは、もともと皮膚になる保湿成分「セラミド」が減少する為です。セラミドが減る事で肌が乾燥しやすくなり、その乾燥こそがシワができる大元になるのです。

皮膚炎によるもの

まぶたに出る皮膚炎で主なものは2つあります。

一つは、アトピー性皮膚炎です。原因は、食習慣、遺伝、ストレス、アレルギー等によるものです。
症状としては、目のまわりが赤くなる、まぶたが腫れたりカサカサになる等があります。
改善薬として、ステロイドを使用する事が多いですが、使用方法を間違えると、白内障になるおそれがあるので、注意が必要です。

二つ目は、眼瞼炎(がんけんえん)です。症状としては、まぶたの縁の炎症で、目やにが出たり目の縁に赤い発疹が出るなどします。原因は様々で、ウィルス性のもの、アレルギー性のもの、細菌感染などがあります。代表的なものが「ものもらい」です。

上記のような皮膚炎により、まぶたの乾燥を招く事もあるので覚えておきましょう。

化粧品のかぶれ

加齢に伴い、「アイラインが引きにくくなった」と感じた事はありませんか?
それは、まぶたが乾燥している証拠でもありますが、化粧品による「かぶれ」であるおそれもあるのです。

主な理由は2つあり、一つは「化粧品の成分が合わない」、2つ目は「摩擦の刺激によるもの」です。

「化粧品の成分が合わない」事については、主にその化粧品に含まれている化学成分が退室に合わない、または強すぎる為と考えられます。特に、アイライナーなどのメイク用品は長時間よれず発色も鮮やかにする為、化学成分は強めにつくられています。

「摩擦の刺激によるもの」は、ブラシチップ、ビューラーなどの道具による刺激です。アイメイクをする際にはどうしても欠かせないアイテムですが、念入りにアイメイクをしようとすればするほど、どうしても過剰な摩擦を与えがちです。

乾燥をまねくNG習慣とは?

では、実際にまぶたの乾燥を招くNGな行動を見ていきましょう。

日焼け止めクリームは要注意

夏、私たちは日焼け止めクリームを、体や顔に塗ると思います。ですが、無意識のうちに目元は塗らないようにしていませんか?実は、塗っても塗らなくても、まぶたの乾燥を防ぐにはNG行動なのです。

まず、目元だけ日焼け止めを塗らないのはNGです。塗らないという事は、目元だけ紫外線を浴び続ける事になります。紫外線を浴びると、肌本来がもつ保湿成分を失い、乾燥をまねく要因にもなります。顔は塗っているのにまぶただけ塗らないと、その部分だけ集中的に乾燥をさせてしまうのです。

では、目元も含めて日焼け止めクリームを塗ればよいのでしょうか。それも答えは「NO」です。日焼け止めクリームの注意点には「目元には塗らないでください」といった
文言が書かれていますし、実際に目のまわりに塗ったら「目がしみた」という経験がある方もいらっしゃるでしょう。なぜなら、一般の日焼け止めクリームには、塗りやすく使用感を良くする為に化学成分が配合されているからです。

その化学成分に含まれているのが「エタノール」です。エタノールは、消毒にも使用され肌を清潔にする働くがある一方、気化するので、直接目に入らなくても目がしみます。敏感肌の場合は、乾燥を招いたり肌荒れを起こすので、それこそ要注意なのです。

では、目元の日焼け止めはどうすればいいのでしょうか。

それは、目元に塗ってもOKなものや、飲むタイプのもの等、方法はあります。詳しくは「対処法」の章で述べたいと思います。

アイメイクのクレンジングでゴシゴシするのは要注意

アイメイクを落とす時、ついついクレンジングで、強くゴシゴシ落としてしまっていませんか?その習慣こそ「NG」行為です。この行為により、皮膚のバリア機能や保湿機能が低下した結果、乾燥を引き起こすのです。

では、どの様に改善すればよいのでしょうか。

まず、濃いアイメイクは避けましょう。化粧品のエタノールというアルコール成分が乾燥を招くというのは前述したとおりです。アイメイクでも乾燥を招き、それを落とす為に強い摩擦を与えていては、二重でまぶたに負担をかけてしまいます。

改善策としては、メイク用品をクレンジング剤を使わずに落とせるタイプに変える事、石鹸や洗顔フォームで落とせるタイプに変える事です。マスカラはお湯で簡単に落とせるタイプもあります。

また、乳液を使ってクレンジングができるので試してみてください。まぶたへの摩擦も防ぎ、メイク油分とのなじみを良いので簡単にメイクオフができます。

コンタクトレンズの方は要注意

視力の弱い人にとって、コンタクトレンズは欠かせないアイテムです。そのコンタクトレンズが、眼球だけでなく、実はまぶたにも負担をかけているのはご存知ですか?
実際、コンタクトレンズを使い続けているうちに、まぶたがどんどん乾燥しているという症状に悩む人も多いようです。

なぜコンタクトレンズでまぶたの乾燥を招いてしまうのでしょうか?

それは、長時間使い続ける事による疲れ目が原因で、様々の症状を引き起こしてしまう為です。

疲れが溜まると目の周辺の血行が悪くなり、目元の血色も悪くなります。これによりくすみが発生し、見た目も疲れ目に見えてしまいます。また血行が悪くなる事で代謝が低下し、通常の機能が働かず、まぶたの水分バランスも崩れてまぶたに乾燥をもたらしてしまうのです。

ですが、視力の弱い人にとってコンタクトレンズは生活必需品であり、やめるわけにはいきません。では、どうすればよいのか?

まずは、自分にあったコンタクトレンズの種類を選ぶ事です。そして、できる限り、毎月眼科を受診して目の状態を診てもらい、目のコンディションに合わせてより良いコンタクトレンズを診断を元に選ぶ事が望ましいでしょう。

また、便利だからといってコンタクトレンズを長時間装着する事はNGです。疲れて帰宅するとそのまま寝てしまう事もあるかと思いますが、まぶたに疲れが溜まり乾燥をまねく元になるのでやめましょう。24時間装着OKの商品もありますが、長時間の使用は避けるのがベストです。

帰宅した際にはなるべく早めにコンタクトレンズを外し、家ではメガネで過ごすなど、極力外している時間を長くする事をおすすめします。そしてアイクリームなどを塗るなどして、1日の目の疲れを労わるようにしてください。

同じアイメイク化粧品を使い続けるのは要注意

肌は日々、変化しています。季節や体調によって大きな影響を受けている為です。ですが、化粧品は一度使い慣れたもの、良かったものを使い続けてしまうものです。それこそが、NG習慣なのです。

肌の中でも特に皮膚が薄いまぶたに使用するアイメイク用品は特に要注意です。

まず、アイシャドウは持ちがよいので、年単位で使い続けてしまう事、あると思います。ですが、使用期限があるのをご存知ですか?

アイシャドウのクリームタイプは半年、パウダータイプは1年と言われています。

その他、アイライナーリキッドは3か月、ペンシルは1年、マスカラは1か月~3か月と言われています。意外と短いですよね。アイメイク用品は特に粘膜に触れるので他の化粧品よりも使用期限が短いのです。

使用期限を過ぎている化粧品は、雑菌が繁殖していたり、酸化していたりします。そのまま使い続けると、肌荒れや乾燥をまねくのは言うまでもありません。

アイシャドウは開封したら1年以内、マスカラは3か月以内に使い切るようにして、過ぎたら買い替えるようにしましょう。

まぶたの乾燥を防ぐ予防法と対処法

まぶたの乾燥を未然に防ぎたい時の予防法と、乾燥に気付いた時の対処法をみていきたいとも思います。

目元の日焼け予防方法

前の章で、目元の日焼け予防について触れましたが、ちょっとした工夫で安全に予防できるので試してみてください。

  • 日焼け止め効果のある化粧下地を使う

日焼け止めクリームは目元付近の使用を避けるべきの旨を、前の章で述べました。よって、目元は日焼け止め効果のある化粧下地を使う事をおすすめします。
化粧下地は、ただの日焼け止めクリームよりも伸びが良く、保湿効果が高いものが多いです。しっかり日焼け予防もしてくれて、さらに朝のメイク時間も短縮できれば、一石二鳥にもなりますね。

  • 紫外線対策の化粧品を使う

最近では、ファンデーションでも「SPF30」などと書かれている商品も多く見かけます。
日焼け止めクリームを使えない場合は、そういった紫外線対策がなされた化粧品を使用する事も選択肢の一つに入れておきましょう。

  • 飲む日焼け止めを使う

塗るタイプの日焼け止めは、紫外線を吸収したり散乱させるなどして、細胞のダメージを防ぐのに対し、飲むタイプは、細胞が受けたダメージを軽減する効果があります。

また、継続的に飲み続けることで次第に紫外線に強い体になっていくというメリットがあります。

ただし、赤ちゃんや妊婦は使用できない、値段が高いなどのデメリットもありますので、注意が必要です。

  • 日傘やサングラスを使う

アレルギー体質の方や敏感肌の方だと、上記の方法では対応できない場合もあると思います。そういった場合は、サングラスや日傘で紫外線を防ぎましょう。サングラスは必ずUVカットのものを選んでくださいね。

もし乾燥に気付いたら。。とにかく保湿

明らかに目元が乾燥して、まぶたの赤みやヒリつきを感じたら、まずアイメイクはストップしましょう。そしてアイクリームやワセリンを塗る事です。ひどい場合は、朝晩だけでなく、日中も塗るようにしてください。(面倒でも一度、メイクを落としてから塗る方が良いでしょう。)

敏感肌の方におすすめなのは「ワセリン」です。添加物や刺激的な成分が入っておらず、水分の蒸発を防ぐ事ができます。

保湿する際の塗り方ですが、目頭から目尻の方向へなじませましょう。こうする事で、目の周りの血行を良くする効果が期待できます。

塗る時の注意点ですが、こするのではなく、なじませるようにする事を意識してください。やさしくポンポンするイメージです。

ひどい場合には皮膚科での受診も

まぶたの異変に気付いたらすぐに医療機関にて受診する事をおすすめします。目の付近で使用するので、市販の薬では少なからずともリスクを伴うからです。

症状としては、

  • アトピー性皮膚炎の場合
  • 眼瞼炎の場合
  • 保湿クリームを塗っても改善されない場合
  • 赤みやかゆみがひどく、皮がむけてカサカサになった場合 など

医療機関は、皮膚科の他に、眼科、アレルギー科でもOKです。それぞれの症状に合わせて選ぶようにしましょう。

まぶたの乾燥、放置しないで

それではまとめです。

  • まぶたは皮膚が薄く乾燥しやすいので、紫外線対策や保湿は特に念入りにしましょう。
  • まぶたの異変は、たとえ僅かな異変でも放置せず、医療機関の受診を忘れずに

目元、特にまぶたは、お顔の中でも実年齢を物語る大事なパーツです。他のお肌よりも、より丁寧にお手入れをして、美しくてハリのある、若々しい目元を手に入れましょう。

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