顔がテカるのに乾燥する…。スキンケアや食生活を見直して改善しよう!


お肌がテカる人にとって、なかなか演出することができないのは、ツヤのある肌です。どちらも油分が関わっているはずなのに、見た目の印象が全く違います。

ツヤ肌は、肌自体がきれいに見えますが、テカリは、皮脂が過剰に分泌されギドギドと目立ちます。若いうちは、テカテカしていても元気に見えますが、年を重ねていくと、疲れたような、清潔感が失われた印象になります。

また、大人の肌は複雑です。皮脂には役割があるので、取ることだけを考えていると、ますます状況が悪化することもあるのです。

皮脂には、お肌を守る責任がある

皮脂は汗と一緒になって皮脂膜になり、お肌の表面を覆っています。適度な量であれば、ツヤになりますが、過剰に分泌されれば、トラブルを起こし、メイクが崩れやすくなります。でも分泌されるには、理由があるのです。

  • 水分が蒸発しないように保つ
  • 菌や紫外線、アレルギー物質などから守る

などが役割です。これをバリア機能といいます。皮脂は危険から身を守っているのです。

対策は万全なのに、皮脂が止まらない

そうはいっても見た目が良くないので、何とか封じ込めたいものです。でも皮脂を取る対策をしているのに改善しない、逆に分泌が増えている、ということはありませんか。
もしかしたら肌の表面は皮脂が多いのに、肌の水分量が不足しているというインナードライになっているかもしれません。以下の項目に当てはまるかどうか、チェックしてみて下さい。

  • 保湿しないで洗顔後15分経つと、ツッパリを感じるのに皮脂が出てくる
  • 毎日きちんとクレンジングや洗顔しているのに、肌がべたつきやすい
  • テカるので、スキンケアは簡単に済ましている
  • エアコンのある部屋で過ごすことが多い
  • 肌の表面がゴワゴワしている

該当する項目が多いほど、その疑いが高くなります。

過剰に皮脂が出るメカニズム

肌の一番表面にある角質層は、角質細胞でできていて、その上を皮脂膜が覆っています。角質層内が水分を蓄える保湿成分で、びっちり埋められていれば、バリア機能が高く、外から刺激を受けても跳ね返すことができます。

  • 細胞の中で水分を保つ天然保湿因子
  • 細胞の周りで保水するセラミド

などが代表的な保湿成分で、お肌が生まれかわるターンオーバー時に作られます。けれども

  • 肌が乾燥する
  • ゴシゴシと顔を洗う
  • 角質ケアを頻繁にする

などの刺激で保湿成分が失われるとターンオーバーが早まり、潤いが不十分な角質層が生まれ、皮膚の表面へと押し出されます。

バリア機能が落ちている角質層は、保水力に欠けるので、さらに乾燥します。お肌の水分が減り続けることに、危機感を感じると、蒸発を防ぐため皮脂の分泌が多くなります。

脂肌性に見えても、実はお肌が乾いていた

顔全体にテカリがあるのは、水分と油分がどちらも多い脂肌性の状態です。けれども水分と油分が少ない乾燥肌が、皮脂の過剰分泌の原因になったり結果になったりと、潜んでいることがあるのです。

それは、潤いが足りない乾燥肌に、外から刺激を与えるとバリア機能が落ち、弱くなった肌を守るため、皮脂がたくさん分泌され、外見上は脂肌性に見える場合です。
もう一つは、水分も油分も多い脂肌性だったのに、必要以上に皮脂を取ってお肌が乾燥し、それを防御するために皮脂の分泌が増えるパターンです。

皮脂が多いという見かけだけで判断していると、肌質を見誤ります。本当は保湿が必要なのに、反対のケアを続けると、インナードライは改善しません。肌の状態を見極め、潤いを与えることを忘れないようにしましょう。

テカリは季節によっても起きる

夏は汗をかきますが、それとともに皮脂分泌も多くなります。汗は蒸発しますが、その時、肌の水分まで奪います。
エアコンは、クーラーでも暖房でも、部屋の空気が乾燥するので、お肌もその影響を受け水分量が減ります。するとやはり皮脂が多く出てくるようになるのです。

春から夏にかけては、紫外線が強くなります。肌が乾燥しやすくなりターンオーバーが乱れるので注意が必要です。

普段の生活で、美肌が失われる習慣とは

生活習慣の乱れは、お肌のコンディションに影響を与えます。

  • バランスの悪い食事
  • ダイエット

などは肌の乾燥の要因です。緑茶やコーヒーには利尿作用があるので、飲みすぎには気をつけましょう。他には

  • たばこは、活性酸素が発生します。受動喫煙も良くありません。
  • 睡眠不足は、ターンオーバーを乱します。
  • ストレスは、ホルモンバランスが崩れ肌の水分量が減少します。
  • 運動不足は、血行が悪くなり、栄養分が肌の隅々まで、いきわたりません。

これらは、肌の乾きにもつながります。インナードライは肌の中の潤い不足で起きるので、こういったことは避けたいですね。

スキンケアを見なおして、乾燥を寄せ付けない

カッコ悪いテカリを何とかしたいという強い気持ちが、インナードライを促進します。少し皮脂に対しておおらかな気持ちで接しましょう。

毎日の洗顔、あなたに合っていないかも

余計な油分や汚れを落とすのが洗顔の役割です。油分の多い肌は、清潔に保たないと肌トラブルを起こします。
けれども、洗顔は必要以上に油分を奪います。目元は一度油分を失うと、再び皮脂が元に戻るまでに2日かかります。
乾ききった肌に、いくら保湿しても、与えた潤いが持続するのは、2~3時間程度です。すぐに乾燥して皮脂が分泌されることになります。

  • 洗う時は、刺激にならないよう手に力を入れない
  • 洗浄力がマイルドな、ミルクやジェルのクレンジングを使う
  • 洗顔は、スクラブやピーリング効果があるものはやめる
  • 洗顔は固形石鹸を使って、1日に2回までにする
  • 洗う時間は最大で1分、すすぎは2分を超えないようにする
  • 顔を洗う時には、人肌程度のぬるま湯を使う
  • 洗顔は良く泡立て、Tゾーンから始めて、短時間で済ませる。

などのように変えてみましょう。それでも改善しない時には、

  • ダブル洗顔をやめてみる
  • 朝の洗顔は、石鹼を使わずに、人肌のぬるま湯だけで洗う
  • 洗浄力が高くならないように石鹼をあまり泡立てずに洗う

などにさらに変えてみてください。

石鹼はアルカリ性で界面活性剤が入っていますが、水で流せば、弱酸性に戻り界面活性剤も残りません。肌のターンオーバーを阻害しないので、お肌を正常化することができます。お肌に炎症がない時には、石鹼での洗顔がいいですよ。

テカっていてもツッパリを感じるなら、潤いが不足しているかも

インナードライ肌には、水分で十分に保湿した後に、油分もきちんと補充すると肌のバランスが整います。

  • 界面活性剤を含むふき取り化粧水
  • 皮脂を抑えるアルコールが含まれる収れん化粧水
  • 脂取り紙で、頻繁に皮脂を取る

これらは肌の潤いを奪うので使用するのはやめましょう。
水分を補給する化粧水だけでなく、水分を保つ美容液や水分が失われるのを防ぐ乳液やクリームも使います。
スキンケアの各ステップ後にハンドプレスすると、浸透力が高まりますよ。

化粧水はビタミンC誘導体が含まれていると、皮脂の分泌を抑えてくれます。
美容液はヒアルロン酸やセラミドが含まれたものを使いましょう。肌の角質層の潤いを保つ働きがあるので、空気の乾燥や間違った洗顔で失われた保湿成分を補給することができます。
クリームは、スクワランやシアバターなどが含まれると、バリア機能を正常に戻します。

皮脂が出ても、ベースメイクを崩さない方法

しっかりスキンケアで乾燥対策を行ったら、その後はメイクで崩れを防ぎましょう。
まずは、ファンデーションの前に皮脂を吸収してくれるタイプ化粧下地で、皮脂をコントロールします。顔全体に塗るのではなく、テカリを感じるところだけに使います。肌がカサカサしないものを選びましょう。また、エイジングケアできる美容成分が入った下地もおすすめです。

ファンデーションは、洗浄力が弱いクレンジングでも落ちやすい、パウダーファンデーションやミネラルファンデーションが向いています。パウダータイプは、紫外線対策にもなります。
はじめに頬の部分を塗り、その残りでTゾーンを塗ると薄付きになり、崩れにくくなります。押さえるようにつけると、肌に密着してキレイに仕上がります。

また、初めにおしろいを塗ってから、パウダーファンデーションを重ね、仕上げにまた、おしろいをつけると、皮脂を吸収するので、テカりにくくなります。

それでもテカリを感じてきた時のメイク直し法

外出時にテカってきても、お直しができれば安心ですよね。ポイントは、崩れたメイクの上に直接ファンデーションを塗らないことです。気になった時にパパっとお直ししましょう。

1.日中に汗や皮脂を感じたら、まず化粧用のティッシュで軽く押さえます。これだけで皮脂が落ち着くので、こすったりするのはやめましょう。
2.化粧水スプレーで水分を補給し、ハンドプレスします。
3.スポンジで崩れて凸凹になったファンデーションを肌になじませ、平らにします。
4.ファンデーションを押さえるようにつけ、薄く仕上げます。
トントンと押し当てるようにすると密着度が高まります。たくさんファンデーションをつけると、崩れやすくなるので薄くつけましょう。

普段の生活を見直し、皮脂を過剰に分泌させない

何気ない生活の中にも、皮脂が出てしまう行動があります。

お部屋の乾燥を防ぐ

夏でも冬でも使うエアコンは空気を乾燥させます。50%を湿度が下回ると、肌は乾燥しやすくなります。こまめに換気をし、加湿器や観葉植物を置き、空気が乾燥するのを防ぎましょう。

紫外線は肌を乾燥させるので、UVケアを忘れない

紫外線を浴びると、バリア機能が低下して潤いが奪われます。すると、さらに紫外線は侵入し乾燥してしまいます。紫外線対策は年中行いましょう。SPFの数値は20以上であれば、効果に大きな違いはありません。こまめに塗りなおすことを心がけるといいですよ。メイクの上から塗っても大丈夫です。最近は保湿を兼ねたUVクリームもあるので、一石二鳥です。

睡眠をきちんととる

夜の10時~2時に、ターンオーバーが行われますが、それを促す成長ホルモンも分泌される時間帯です。睡眠が不足するとバリア機能が落ちて、水分量が減ってしまいます。また美肌ホルモンのエストロゲンの分泌も減ります。
睡眠を十分にとれば、ストレスも解消することができます。
健康な細胞が生まれかわるために、汚れを落として、この時間を迎えたいですね。

バランスの良い食事をする

お肌は、たんぱく質でできています。ダイエットを理由に肉や乳製品を取らないでいると、肌荒れしやすくなります。また、油を摂取しないのも良くありません。体内で油分が吸収されなければ、皮脂が分泌されないからです。

その他にもビタミンAは、ターンオーバーをサポートし乾燥を防ぎます。ビタミンBやビタミンCはストレスに効き、皮脂の分泌を抑えてくれます。緑黄色野菜にはこれらの栄養素が豊富に含まれているので、毎日摂りたいですね。サプリメントで補うのもいいでしょう。

女性ホルモンと働きが似ている大豆イソフラボンは、ターンオーバーをスムーズにし保湿成分の役割を助けます。

喫煙の習慣を見直す

たばこは、お肌を乾燥させます。これら自体が刺激物なので、お肌にとっては、良いものではありません。

ストレスはその日のうちに解消する

ストレスは脳で感じられ、アンドロゲンという男性ホルモンを分泌します。女性であっても副腎皮質から少しですが、出るのです。このホルモンは皮脂を出すように働きかけます。ストレスが続くと血行も悪くなるので、お肌にとってよくありません。

運動不足で、お肌が乾燥しやすくなる

運動をしないでいると、血行が悪くなります。ウォーキングのように軽く体を動かすだけでも効果があります。再生に必要な水分や栄養が体の末端にある肌までいきわたり、乾燥しにくくなりますよ。

皮脂と上手に付き合いましょう

見た目の印象が悪くなるので、皮脂を取ることに集中してしまいがちです。しかし、皮脂の分泌が多くても、肌の中が乾燥していることもあります。必要以上に皮脂を取らないようにし、水分と油分のバランスをとることを重視してケアしましょう。
お肌は日常生活の中でのちょっとした習慣や環境の変化でも、影響を受けてしまいます。コンディションを見ながら、スキンケアや生活習慣を見直しましょう。

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