女性の薄毛の原因と対策。改善するにはまずは身体の健康から!

加齢とともに顔にしわができたり、たるんできたりするように、頭にも白髪が生えたり、若い頃より髪が細くなったりと変化が表れます。

薄毛というと、かつては男性のイメージでしたが、最近は女性にも珍しくない症状だということが明らかになり、少しずつ情報が増えてきました。

女性にとって髪は命ともいわれるもの。人にも相談しづらく、おしゃれをしても、薄毛はどうしても気になりますね。

でも1人で悩まず、原因と対策を明らかにして、薄毛を解決していきましょう。そして明るい生活を取り戻しましょう。

どんな症状が薄毛といえる?

髪の毛が少ない人はみんな薄毛かというと、そういうことではありません。髪の毛が少ないことと薄毛は違います。薄毛は合わせ鏡で後ろ姿を確認したときに、「愕然とした」「ショックだった」と気づく人が多いようです。つまり、愕然とするほど何かが違ってしまったということです。具体的には以下のような症状です。

  • つむじの辺りに髪が少ない
  • 分け目の部分が目立つ
  • 抜け毛が多い

つまり、本来、髪の毛で覆われているはずのところに、地肌が多く見えてしまうこと、そして抜け毛が多くなり、髪の本数が減ってしまうこと、この2つの症状が、薄毛という状態といえます。主観的なことと思われるかもしれませんが、「あれ、おかしいな」「えっ、こんなに地肌が見えるの?」と疑問を感じたら、薄毛といっていいでしょう。また薄毛とひとくちにいっても、男女間では違いがあります。

男性の薄毛
男性の場合は軟毛化といって、加齢とともに毛根が弱り、太くしっかりした毛が生えづらくなり、短い細い毛になっていくもので、男性型脱毛といわれています。

女性の薄毛
女性の場合は、びまん性脱毛症といって、男性によくあるように前方から髪が薄くなって後退していったり、頭頂部から薄くなっていったりするのではなく、髪の毛が全体的に均等に薄くなっていきます。

薄毛の原因とは

それでは、どうして薄毛になるのか、男女に共通する原因もありますが、順番に見ていきましょう。

加齢によるもの

髪だけでなく、年を取れば体のいろいろな器官が、いわゆる「経年変化」で「劣化」してきます。何十年と使っているのですから当たり前です。頭皮の中には毛包(もうほう)という髪の毛をつくる器官がありますが、これもやはり加齢とともに小さくなり、そして消えていってしまうのです。

さらに、髪が生えるサイクルは、植物のように、成長期~休止期が順に巡るシステムですが、女性の場合は、成長期より休止期が徐々に長くなっていき、全体的に髪が新しく生えることが少なくなり、薄毛となってしまうのです。

体質(頭皮の状態)によるもの

頭皮に皮脂があまりに多いと、それによって毛穴が詰まり、炎症が起きた状態になることもあります。例えば、顔ならニキビができますが、頭の場合、髪の毛の成長が邪魔されてしまいます。

女性ホルモンの影響

女性は出産前後でホルモンバランスが乱れます。また中高年になり更年期と呼ばれる頃になると女性ホルモンが減少してきます。女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛の成長を促す役割がありますので、これが減少すると髪の毛が順調に成長せず、薄毛につながってしまいます。

ストレス

ストレスは体の健康にとっても良くありません。ストレスがかかり交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮して血流が悪くなり、体に不具合が出てきやすくなります。頭部についても、髪の毛をつくる細胞まで栄養が十分に行き渡らず、その活動を低下させてしまうことが考えられます。ストレスがあまりにも強い場合、髪の毛の一部分が円形に抜けてしまう、円形脱毛症となることもあります。

酒やたばこ

大量の飲酒は、体はもちろん髪の毛にも良くありません。肝臓でアルコールが分解される際、ビタミンやアミノ酸、亜鉛が使われてしまい、髪のための栄養が不足することになってしまいます。喫煙も体内のビタミンCを消費するといわれており、またニコチンによって血流が悪くなることも考えられます。

外的な要因

髪の毛は基本的に、ケガや強い日射など外の刺激から頭を守ってくれる役割があります。そのため常に強い外的刺激にさらされる恐れがあります。年中降り注ぐ紫外線は、髪の毛を傷め、弱らせてしまいます。

髪を痛める間違ったケア

毎日するのが常識になっているシャンプーですが、中に含まれる界面活性剤は、汚れをきれいに落とすというメリットがありつつ、その一方で体質によっては殺菌力が強すぎて、頭皮に良くない刺激を与えてしまうことがあります。

またドライヤーの熱風の当てすぎや、毎日のように髪を引っ張ってきつく結ぶことも、髪や毛根に力をかけすぎて傷める原因になります。

以上、どれも薄毛の直接的な原因である、ということはいえませんが、間接的に何かしら良くない影響を及ぼしているといえます。普段、何気なくやっていることでも、それが日々積み重なると大きな影響になってしまうというわけです。

薄毛の対策とは

いざ、薄毛に気づいてしまったら、早めの対策が必要です。ほうっておいても良くはなりませんので、すぐに、以下のことに気を付けてみましょう。

食生活や生活習慣を見直す

自分の普段の生活を振り返って見ましょう。刺激のあるものを食べすぎていたり、アルコールやたばこを過度に摂取していないでしょうか。また睡眠不足になってはいませんか? 夜は髪の成長にとって大事な時間です。ゆっくり体と髪を休めましょう。また無理なダイエットや偏食はやめて、まずは薄毛を解決するためにバランスの取れた食事を心がけましょう。

ドライヤーを正しく使う

洗髪後、自然乾燥ではかえって髪を傷めますので、正しいドライヤーの使い方を覚えましょう。

まずはタオルでしっかり水分をふき取ります。ドライヤーは地肌と髪の根元から当てはじめ、先のほうに向かって、全体に均等に当てていきましょう。髪のすぐ近くから当てないよう20センチほどは離すようにしてください。

髪を結ぶときや、分け目をつくるときに注意する

きつく引っ張らないこと、毎日同じところで分け目をつくらないこと、この2つを心がけてください。薄毛が改善するまでは、結ばず自然なヘアスタイルにしておくことが好ましいですね。

髪を清潔に保つ

薄毛だから、とか抜け毛が多いから、という理由でシャンプーをためらうのは良くありません。皮脂が多くなり、汚れがつくと、かえって毛穴が詰まってしまいます。シャンプーはしっかりすすぐことを意識して、清潔を心がけましょう。

専門のクリニックを受診する

抜け毛が非常に多い、薄毛が常に気になり仕事や家事が手につかなかったり・・・そんな場合は迷わず、専門外来を受診しましょう。中には、女性専門の薄毛外来のある病院もあります。

もしかしたら、甲状腺の病気や何らかの皮膚の病気などが隠れている場合もあります。病気でなくとも、専門の医師から何かしらのアドバイスはもらえるはず。また薄毛の原因を突き止め、それに合った治療をすることで、自己流よりも確実に改善が進みます。

薄毛を予防しよう

女性にとって薄毛はできれば避けたいものです。上記のことに加え、さらに予防として普段からどんなことを行えばいいのでしょうか。

規則正しい生活を送る

栄養のバランスの整った食事、十分な睡眠、適度な運動・・・毎日これらのことを心がけましょう。髪だけでなく、生活習慣病の予防にもなり体のためにも良いことです。食事では、タンパク質、ビタミン、亜鉛を積極的に摂るようにしましょう。

正しいヘアケアをする

敏感肌や乾燥肌の人は、特にシャンプーに注意しましょう。肌に優しい成分のものを選べば、頭皮にも優しいです。シャンプー液は直接、髪につけず、まず手にとって泡立ててから、髪に馴染ませていきましょう。すすぎはシャンプーが残らないようしっかり行います。

紫外線対策をする

夏だけでなく、普段から紫外線を意識しましょう。帽子は必需品です。内部が汗で蒸れたり不潔になったりしないように、通気性のある帽子で洗えるものがおすすめです。帽子でなくとも日傘を差して、頭部を保護しましょう。

マッサージをする

シャンプーや洗顔のときに、頭皮を押したり揉んだりしてみましょう。首から頭まで、皮膚はつながっていますから、全体的にもみほぐし、血液の流れを良くしましょう。強くやるのはご法度で、優しく、指のはらでマッサージしましょう。

姿勢や歯の噛み合わせにも注意

髪の毛、頭部は、当然ながら体全体とつながっています。いつもの姿勢や歯の噛み合わせも、実は薄毛に影響しているかもしれません。

姿勢が悪かったり、歯の噛み合わせが悪かったりすると、周りの筋肉に負担がかかって緊張状態が続き、肩こりや頭痛につながることがあると考えられています。姿勢を正しくし、歯の噛み合わせは歯科医院で治療しましょう。筋肉の緊張がほどけ、体全体へ、そして頭部へ血のめぐりが良くなります。

髪にいいことは、体にもいいこと!

いかがでしたか? 
薄毛は、ただ単に頭だけの問題ではないことがわかりました。髪が健康であるためには、全身が健康であることが重要なのです。

髪のために良いことは、体のためにも良いこと。まずは、自分の生活を見直し、できることから改善していきましょう。薄毛で悩みすぎて表情まで暗くなってしまってはいけません。最終的には、病院へ行くことで解決への道筋ができます。髪の問題は時間はかかるまもしれませんが、根気よく治していきましょう。

この記事をシェア

あなたもコメントをどうぞ!