気になるおでこのザラザラ。考えられる原因と自分でできる対策
気づくといつの間にかおでこがザラザラになっていることはありませんか?一度できてしまうととても気になってしまうものですよね。
メイクのノリも悪くなってしまうし、見た目も良くない…そんなおでこのザラザラ、原因と対処方法を知って撃退しましょう!
おでこのザラザラ、考えられる原因
おでこにザラザラができてしまっている場合、考えられる理由は一つではありません。例えば下記にあげるようなものが考えられます。
- 乾燥によるもの
- ニキビによるもの
- 角栓詰まりによるもの
- 脂漏性皮膚炎
上にあげた原因のうち、複数の原因が重なっていることもあります。それでは、おでこのザラザラができてしまうそれぞれの原因と対処方法について、ひとつずつ説明していきましょう。心当たりはありませんか?
乾燥が原因のザラザラの場合
おでこがザラザラしている場合、まずは乾燥肌になっていないか確認してみましょう。
おでこは皮脂腺が多いので、比較的乾燥しにくい部分ではありますが、ケア方法を間違えると乾燥してしまいます。すると肌が荒れてザラザラの手触りになってしまいますので注意が必要。
乾燥を招く原因は、下記のようなものあがります。
間違った洗顔方法
1日に何度も何度も顔を洗っていたり、寒いからといって熱すぎるお湯で洗顔していませんか?
間違った洗顔方法を行なっていると、お肌の皮脂が失われすぎて肌が乾燥しやすくなります。すると肌を守ることができず水分が失われ、ザラザラの手触りになってしまいます。
1日の洗顔回数は2回が目安。ぬるま湯で優しく洗ってあげてくださいね。
スキンケア不足
洗顔後の保湿をきちんと行なっていないと、当然肌の水分は失われてしまいます。洗顔の後には水分と油分を適切に与えてあげましょう。
化粧水を優しく肌になじませてあげたら、仕上げに美容液や乳液を塗ります。こちらも優しく肌に入れ込むイメージで行ってください。
マッサージやピーリングのやりすぎ
マッサージやピーリングのやりすぎは、逆に肌を傷めてしまいます。すると外部刺激に弱い状態になり、乾燥肌に傾いてしまいます。
マッサージを行うときは優しく肌に刺激を与えないように。そしてピーリングを行う場合は、「1週間に2〜3回」といったようなピーリング剤の使い方を守ることが大切です。
ニキビができてしまっている場合
下記の原因によりおでこにある毛穴が塞がれてしまい、ニキビに繋がってしまうことも。また、ニキビが治りかけにできたかさぶたがザラザラしていることもあります。
余計な皮脂や油分
おでこにニキビができるのは、皮脂の過剰な分泌が原因であることが多いです。排出された皮脂が、古い角質や老廃物と混ざりながら毛穴を塞いでしまいます。この溜まった皮脂を栄養にしたアクネ菌が増殖してニキビが炎症を起こしてしまいます。
この場合は、きちんと洗顔を行うことが大切。しかし、洗いすぎは乾燥を招き、皮脂がさらに分泌されてしまうのでほどほどにしましょう。ゴシゴシこするのももってのほかです。また、洗顔後に保湿をきちんと行うようにしてくださいね。
シャンプーやリンス、整髪料による汚れ
お風呂に入ったときにしっかりとシャンプーやリンスを流していなかったり、洗い方が十分ではなかったりして整髪料が残っていると、髪の生え際近辺のおでこにニキビができてしまうことも。
シャンプーやリンスの流し忘れがないよう、しっかりと洗い流すようにしましょう。
髪の毛による刺激
髪の毛がおでこにかかっている場合は、その刺激によってニキビができてしまうこともあります。同様に帽子をよく被っているような場合は、その帽子がおでこに当たることで刺激になっていることも。
おでこにニキビができている間は、前髪を上げたヘアスタイルにするなど極力おでこを出すようにすること、帽子をかぶるのを少し我慢したりしておでこへの刺激を減らすようにしましょう。
ホルモンバランスの乱れ
いわゆる「大人ニキビ」と言われるものは、ホルモンバランスが乱れていることが原因となる場合もあります。ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されることがあるのです。
ホルモンバランスの乱れてしまうのは、ストレスや生活リズムの乱れ、食生活の乱れなどさまざまな要因が考えられますので、まずは日常生活を見直してみることが必要かもしれません。
角質詰まりによるもの
角栓が毛穴に詰まってしまうと、黒ずんでしまって肌が汚く見えてしまいますよね。こうなってしまうと、手で触れたときにザラザラに感じてしまうのですが、この毛穴汚れが発生する原因は主に4つあると言われています。
洗顔で落としきれなかったメイクや汚れ
毎日化粧をしていますが、きちんとオフできているでしょうか?メイクを落としきれないと皮膚と混ざってしまって角栓の原因となります。
洗顔後に化粧水をつけたコットンで肌を優しくなでてみて、ファンデーションがついてくることはあります。この場合はクレンジングが十分にできていないということ。角栓がどんどんできてしまって肌がざらついてきます。
一日の終わりのメイク落としに、もう少し時間をかけて丁寧に行うことで、おでこのザラザラが減ってきますよ。
加齢によるハリの低下
歳をとると、どうしても肌のハリ・弾力が失われて行きますよね。すると、どうしても毛穴が開きやすい状態になってしまうのですが、その開いてしまった毛穴に汚れが入りやすい状態に。そのため角栓ができやすくなり、肌がザラザラしている可能性も考えられます。
加齢は誰にでも起こり得るもの。ですから、根本的な改善は難しい部分もありますが、これ以上ハリが低下しないように肌のケアをきちんと行っていきましょう。
ターンオーバーが不十分
何らかの原因によりターンオーバーが不十分だと、古い角質が肌に残ってしまい、毛穴に詰まることで角質となってしまうこともあります。
ターンオーバーが乱れる原因は、睡眠不足や運動不足などの生活習慣の乱れ、食生活の乱れも関係してきます。また、タバコや過度の飲酒も無関係ではありません。まずは普段の生活を見直してみると、徐々に肌のターンオーバーも正常なサイクルとなっていきます。
皮脂の過剰分泌
おでこがテカテカしていることはありませんか?特に眉間などは皮脂腺が多いため、過剰に分泌された皮脂が毛穴詰まりにつながってしまいます。
皮脂が過剰分泌するのは、乾燥肌になっていることが大きな原因となっていることがよくあります。この場合は、肌の乾燥を防ぐために保湿を心がけるようにしましょう。
脂漏性皮膚炎の場合
脂漏性皮膚炎とは、皮膚がカビによって脂肪酸に分解される過程で皮膚に炎症が起こる疾患のこと。赤くカサカサした湿疹が症状として出てきます。かゆみを伴うことも。
おでこだけではなく、頭皮や首、背中などでも発症するケースが多いです。
原因はマラセチア菌というカビの一種
マラセチアはもともと皮膚に常在している菌。皮脂を好んで分解することで脂肪酸が炎症を起こすことが脂漏性皮膚炎の原因のひとつと言われています。
ほかにも、食生活の乱れやビタミンB2やB6が不足していること、ストレスやホルモンバランスが乱れてしまっていることなども原因となる可能性も。
そして、入浴などにより汚れがきちんと落とせていないことも原因となることもあります。
脂漏性皮膚炎への対処方法
脂漏性皮膚炎が起きたときには、まず皮膚科へ足を運びましょう。皮膚科では、できるだけ早く炎症を治めるためにステロイドの塗り薬が使用されるので、診察を受けて薬を処方してもらいましょう。
また、マラセチア菌の増殖も原因となりますので、抗真菌薬でカビを抑える治療を行うこともあります。
おでこのザラザラしている部分がかゆみを伴う場合には、飲み薬でかゆみを抑える治療を行うケースも。
生活習慣の見直しも大切なことです
忙しい現代人は、生活習慣が乱れがちですが、生活習慣の乱れはさまざまな悪影響を及ぼします。
ですから、美しい肌を手に入れるには食生活の見直しや睡眠をきちんと摂ること、ストレスの解消などを心がけてまずは正しい生活習慣を身につけるということも大切かもしれません。
考えられる原因を解消して、ツルツルのおでこを手に入れてくださいね。
あなたもコメントをどうぞ!