半身浴で高まる3つの効果!上手に入浴効果を引き出す方法とは

毎日の疲れを入浴でリセットする人は多いです。入浴することで血行を促進し、さまざまな身体の不調を改善することができます。

美容や健康への期待が高まる半身浴は、ただ少なめのお湯に入れば良いというものではありません。湯冷めをしないように気を配りながら、湯量や時間、湯温を設定して入浴することで、高いリラックス効果や美肌効果が得られます。

一方で、ダイエットやデトックス効果はあまり見られないという見解もあります。今まではダイエットやデトックス効果を期待する声が高かったのですが、いったいどちらが正しいのでしょうか。

ここで、半身浴の効果を確認し、上手に入浴する手順を身につけましょう。

身体の芯まで温まる!半身浴ってどんなもの?

肩までどっぷりとお湯に浸かる「全身浴」と違い、肩を出してみぞおちくらいまでお湯に浸かることを「半身浴」といいます。

全身浴は短時間でも身体を温めることができ、昔から親しまれてきた入浴法です。

一方の半身浴も、時間をかければ全身浴と同じように暖まることができる上、リラックス効果が高いことが特徴です。

東京ガス都市生活研究所が行なった実験では、40℃のお湯に全身浴で10分間浸かっていた場合と、38℃のお湯に半身浴で20分間浸かっていた場合の耳の中の温度がほぼおなじくらいだったという結果がでました。

半身浴はなんだか寒くてできないかも…と、あきらめかけていた人も、半身浴の効果を知ってコツを身につけるだけで、嬉しい効果を得られます。ぜひ挑戦してみましょう!

では、次に半身浴の効果をご紹介します。

半身浴で得られる3つの効果

半身浴の魅力は、全身浴と違って長くお湯に浸かっていられる点です。これは、水圧の影響が全身浴よりも少なく、身体に負担がかかりにくいからです。

ゆったりと時間をかけて入浴することで、さまざまな効果が感じられることでしょう。

リラックス効果

半身浴は、身体が温まる作用が穏やかで、長くお湯に浸かっていることができ、高いリラックス効果を生み出します。

心臓や肺の弱い人にも、水圧の負担がかからず、安心して入浴することができます。

足のむくみを改善

血行が良くなると、むくみは改善します。そのため、時間をかけて身体の芯から温まることで、むくみがとれやすくなります。

全身浴だと短時間で身体が温まりますが、血液循環がよくなるまで温まるには、時間をかける必要があります。そうした点で、半身浴は効果的といえます。

美肌効果

 
長めの半身浴で血液循環がよくなると、肌の新陳代謝を助けて綺麗な肌を目指せます。ただし、長すぎる入浴は肌の潤いを奪い、乾燥肌を招くので、肌のためには長くても15分程度にとどめておきましょう。

また、入浴中にかいた汗をそのままにしておくと、雑菌によって肌トラブルを起こしやすくしてしまうので、気をつけてください。

汗をかいたときは、シャワーなどで一度流してから上がるようにしましょう。

効果なし!?ダイエットとデトックスはやり方次第

半身浴がブームになりはじめたころは、ダイエット効果やデトックス効果を求めて、多くの人がこの入浴法を試していました。

しかし、北海道大学教授の大塚吉則先生が、企業と提携して平均年齢30歳の女性20人に行なった実験によると、4週間続けて半身浴をするとダイエット効果があらわれたものの、その後の継続では増加した基礎代謝量が減り、ダイエット効果がみられなくなったのです。

短期間のダイエットとして取り入れるには効果的ですが、長期にわたるダイエットには向いていないということになります。

また、汗をかくことによるデトックス効果もほとんどないことがわかってきました。

体内の老廃物を排出することがデトックスですが、体内の老廃物のほとんどは排便・排尿で出されるため、汗に含まれる老廃物は微々たるもの…。

デトックスに集中して、あまりに汗をかきすぎると、脱水症状を引き起こしてしまうため、注意が必要です。

ただし、入浴後も身体が温まり、血行促進した結果、排便や排泄をしやすい身体になっているので、デトックス効果が全くないとは言い切れません。

冷えや便秘で悩んでいる人には、半身浴は体質改善のために良い習慣といえるでしょう。

それでは、どのように入浴したらよいのか、半身浴の方法をみていきましょう。

半身浴の方法と時間をおさえて、至極のリラックスタイムを

半身浴を楽しむためには、お湯の量と温度、時間が重要です。半身浴の方法を身につけて、心地よいバスタイムを送りましょう。

お湯の量はみぞおちのあたりが目安

半身浴をするときは、お湯の量を座ったときにみぞおちのあたりになるよう調節しましょう。

それ以上になると、全身浴と同じように水圧がかかり、身体に負担がかかります。少なすぎても身体が温まらず、入浴効果が薄れてしまいます。

温度は38℃から40℃の間で調節して

湯温は38~40℃が目安です。入ったときにぬるいな…と思っても、時間をかけて入浴することで、しだいに身体が温まっていきます。

室温が低くて湯温が下がりやすいときは、浴室内をあらかじめ温めておくか、湯温をキープするように心がけてください。

追い炊き機能がない浴槽では、風呂蓋を活用するのも有効です。胸から上部分が出ているところ以外は風呂蓋で蓋をすれば、蒸気がにげず湯温が下がりにくくなります。

冬場の浴室では、暖房機能がないと寒さで半身浴効果が薄れてしまうので、無理はしないようにしてください。

時間は20分でほかほかに

半身浴で身体の芯から温まるためには、20分はお湯に浸かるようにしましょう。

また、寝る前の1~2時間前に半身浴を行なうと、リラックス効果によって安眠しやすいので、オススメです。

水分補給はこまめにしよう

半身浴では、大量の汗をかくので、入浴前に水分補給をしておきましょう。コップ一杯程度の常温の水を飲んで、身体を温まりやすくしておきます。

入浴後の水分補給も忘れずに行ないましょう。

これらのポイントを抑えた手順が以下になります。

【半身浴の手順】
1 浴室内を温め、湯温を38~40℃に設定する
2 湯量はだいたいみぞおちあたりにくるようにする(入るときに再度調整)
3 コップ一杯程度の常温水をのむ
4 身体を流したら浴槽に浸かり、湯量を調整する
5 20分間、リラックスして浸かる

浴室内の温度は25℃くらいに設定して、冷えすぎないようにしましょう。

効果を高めるためにプラスするならコレ!

半身浴の効果を高めるために、入浴剤やアロマにもこだわってみましょう。烏の行水では味わえない贅沢な時間に、リラックス効果が高まること間違いなしです。

特に、保温効果のある入浴剤や、好みの香りを選ぶと癒やしの効果がプラスされてオススメです。

入浴剤を毎回購入するのが大変な場合は、重曹を使ってみましょう。

掃除用や食品用として売られている重曹ですが、入浴剤代わりに使うことで、硬くなった角質を柔らかくしてくれたり背中ニキビを改善したりといった効果が期待できます。

適量は大さじ2~3杯が目安です。多すぎるとアルカリ性が強くなり、肌荒れを起こしてしまうこともあります。

できれば、食品用を使用しましょう。万が一口に入ってしまっても安心ですし、水に溶けやすい特徴があります。

ただし、肌の弱い人や敏感肌の人は、症状が悪化しないよう控えた方が良いでしょう。

始める前に確認!半身浴の注意点

半身浴も全身浴も入浴することには変わりが無く、体調の悪いときは避けるようにしましょう。

毎日続けていたからといって、効果が高まるわけでもないので、タイミングの悪いときは無理をせず休んでくださいね。

また、以下の状態の時も、半身浴を控えるようにしましょう。

●食後すぐに半身浴はしない
食後の身体は消化のために胃や腸に血液が集中します。消化不良を起こさないためにも、食後は30分以上時間をおいてから入浴するようにしましょう。

●飲酒後の半身浴はしない
アルコールを飲んだあとは、一時的に血圧が下がるという傾向があります。そして血圧が安定しないまま、寒い脱衣所から温かい浴室に入り入浴すると、一気に血圧が上がります。

その間にやがて血圧が下がりますが、そのときに立ち上がるとめまいや立ちくらみを起こすことがあり、大変危険です。

もし浴槽で倒れ込んでしまったら、死に至る場合もあります。

どうしても飲酒後にさっぱりしたいときは、シャワーで済ませるか、3時間は時間を空けてから入浴するようにしましょう。

リラックス時間を有効活用しよう

浴槽に20分間浸かっているのが退屈…と感じているかたは、この時間を有効活用してみましょう。

湯船の中でもいろいろなことができ、すぐに時間が経ってしまいます。

●読書
本がよれよれになるので、消しゴムと一緒に大きめのビニール袋に入れて読みます。ページをめくるときは消しゴムを使って、袋の外側からめくることができます。

●スキンケア・ボディケア(マッサージ)
美容液たっぷりのシートマスクやパックなどでスキンケアすれば、入浴中にお肌がつるつるになります。

半身浴の時間に合わせてパック時間が長めのアイテムを選ぶと、贅沢にケアできます。

また、全身のマッサージをすることで、さらに血行がよくなり、身体がほぐれます。浴槽が広いなら、足を伸ばしてストレッチしても良いですね。

●DVD・テレビ
防水仕様のモニターでテレビやDVDを楽しめば、時間があっと間に過ぎていきます。防水スマホで見ることもできますが、長風呂になりやすいので、注意しましょう。

忙しいと半身浴なんてなかなかできないと思いがちですが、時間を有効活用できる過ごし方で、リラックスしながら行なってみましょう。

半身浴グッズで手軽にはじめよう

家族と一緒だから湯量を調節できない…、バスタブが狭くて深いからテレビなんて置けない…、などといった悩みには、半身浴グッズを用意してトライしてみましょう。

●半身浴用座椅子
浴槽内に入れて使える半身浴用の座椅子です。普段、身体を洗うときに使っている椅子は、入れるのに抵抗があったり、うまく沈まなかったりして湯船に入れるには適していません。

足に吸盤がついて、しっかりと浴槽内で固定されるタイプのものがあるので、好みに合うものを選びましょう。

●風呂蓋
浴槽が狭い場合、マッサージやストレッチがしにくく、何で時間を過ごしたら良いか考えてしまいますね。

そんなときに便利なアイテムが風呂蓋です。浴槽から出ている部分以外を風呂蓋で蓋をすることで、スペースが生まれます。

このスペースに防水テレビや防水音楽プレーヤーなどを置いて、広々と使えばリラックス効果と温熱効果の両方を得られます。

準備万端で快適な半身浴ライフを

入っているときは気持ちのよい半身浴ですが、浴槽から上がると寒い!なんてことありませんか?

この温度差は身体に負担がかかる上に、せっかく温まった体温を奪っていきます。浴室内と脱衣所はしっかりと暖めて、快適に半身浴できるように準備をしておきましょう。

そして、半身浴の手順を守って上手に入浴することで、半身浴の効果を十分に高めることができます。

ぜひ、健康と美容効果の高い半身浴にチャレンジしてみてくださいね。

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