幸せホルモンを増やす方法。まずは笑顔を意識することから始めよう
最近なんだか憂鬱、イライラしやすい、寝つきが悪い、なんてことはありませんか?
また体の不調があるのに調べてみても悪いところはなし、なんてこともあったり…。もしかしたら私たちの体の中の「幸せホルモン」が足りていないかもしれません。
あなたを左右しているかもしれないこのホルモンとは一体どんなものなのでしょうか。
ホルモンの働き
幸せホルモン。なんだか名前を聞くだけで良さそうな気がしますがそもそもホルモンは私たちの中でそんな働きをするのでしょうか。
特に女性に重要な女性ホルモンは一生のうちティースプーン1杯程しか分泌されないと言われています。それほど少量にもかかわらず私たちは女性ホルモンにとても左右されているのには驚きですよね。
そして幸せホルモンと呼ばれるものは幾つかあります。例えばセロトニン、オキシトシン。これらは一体どんな働きをしているのでしょうか。
他にも自分でコントロールできるのかも気になりますよね。そんな幸せホルモンについて調べてみました。
セロトニン
どこかでこの名前を聞いたことがある方は多いと思います。セロトニンは幸せホルモンを代表するものの一つです。
温かいお風呂に浸かった時ってなんだか幸せな気分になりませんか?。そんな時に多く出ているのがこのセロトニン。セロトニンとは、分泌されることで精神安定・安らぎの効果をもたらしてくれるのです。
体温調節や睡眠などに関係する自律神経のバランスを整え鬱予防の効果もある優れものです。
セロトニンは約90パーセントが腸で作られており、不足すると不眠や鬱っぽくなりがちです。最近何をしていても気分が優れないという場合はもしかしたらセロトニン不足かもしれません。
自分で増やせるのか
実はこの幸せホルモンセロトニンは自分で増やすことができます。それも普段の行動をほんの少し変えるだけで良いのです。
- 腸内環境を整える
- トリプトファンを摂る
- 規則正しい生活をする(朝日を浴びる、運動、湯船)
- 笑う
- 運動
- 思いっきり笑う
- 美味しいものを食べる
- 外出する
- 新しいお店(初めて行く店)でお茶やランチをする
- イメチェンする
どうすれば良いのかと言うと主にこの4つ
セロトニンは腸で作られます。腸内環境が良ければ分泌されやすくなり、逆に悪いと分泌されにくくなります。
腸内環境を整えることは美肌や健康にも良いとされていますよね。更にセロトニンには「トリプトファン」の含まれる食べ物が有効と言われています。いつもの朝食にヨーグルトやバナナを足してみるくらいなら簡単ではないでしょうか。
そして簡単なようで中々出来ない方も多いであろう規則正しい生活。例えば朝起きたらカーテンを開ける、軽い運動、夜にはしっかり湯船で温まる。
難しいことではないのです。しかし継続していくには最初はとても気合いの要ることかもしれません。
実はこれがセロトニンを増やすだけではなく、美と健康には欠かせないことなのです。宝くじが大当たりするように一度で変わるものではないのが少し残念ですが…。
どれだけ継続できるかがポイントだと思います。自分自身の生活スタイルを見直すいい機会だと思い、普段の中で取り入れてみてはいかがでしょうか。
エンドルフィン
ジムのトレーニングやランニングなど、思いっきり運動した後ってなんだかスッキリして気持ちよくなりませんか?一定時間の苦しみを超えた時(ランナーズハイなどの感覚)に多く分泌されるのがβ-エンドルフィンという物質です。
このβ-エンドルフィンは、脳内麻薬とも呼ばれるくらいの強い鎮痛作用や多幸感をもたらします。ランニング以外にも出産後や勉強の後などにも感じられる場合があり、その効果はモルヒネ同様とも言われているのです。
分泌方法として主に3つ
ランナーズハイと言うとマラソンくらい走らなければいけないような気がしますが、15分程度のランニングだけでも効果的。その際は自分に合わせたペースで走りましょう。
テニスやバスケットなど、部活経験のあるものなどは時間を忘れて思いっきり運動できたりもしますよね。たまにはそんな休日も楽しくなるでしょう。
なかなか運動ができない時にはバラエティ番組などで思いっきり笑うことも有効です。最近お腹がよじれる程笑ったのはいつでしょうか。記憶にない程遠いという方は何か面白いものを探してみても良いと思います。
そして美味しいものを食べるというのもエンドルフィンを分泌させます。月に1度は贅沢しよう、など自分へのご褒美を作ってあげてみては。
外食はもちろんですが、家で食べる方が落ち着く方は好きな音楽を流してリラックスしながらご飯を食べるとより効果的ですね。
そんな楽しいことを考えるだけでもワクワクしてきます。これも、エンドルフィンが出るときなのです。
毎日をほんの少し楽しく考えるだけで幸せホルモンは分泌されるのです。
オキシトシン
大好きなパートナーや愛する我が子をぎゅっと抱きしめたときに感じる幸せってありますよね。オキシトシンはそんな時に分泌されています。
ストレス緩和や感染予防、そして絆を深めるという効果もこのホルモンにはあります。幸せを感じながら体も丈夫になれるというのは素敵なことですよね。
理由なんてなくとも、家族やパートナーを抱きしめてこの幸せホルモンをたくさん出しましょう。相手が人だけではなくペットとのスキンシップでも意味があります。
スキンシップ以外には、映画を観て涙活するなど感情を出すことでも大丈夫なようです。普段仕事や育児で我慢しているなぁと感じる方は自分だけの時間を作れるようににたいですね。
これも幸せホルモン?
ドーパミン
快感や幸福感をもたらすと言われるドーパミン。例えば新しい恋をした時にこの人ともっと色々な事をしたい、習い事がもっと上手になりたいなど意欲的な感情をもたらす以外に、褒められたり絶景を見て感動する時にも分泌されるようです。
ドーパミンはモチベーションを保ち、ストレスを感じにくくしてくれる働きがあります。幸せホルモンの定義は決まっていませんがこれもそう呼べるだろうと考えます。
薬物やアルコール、タバコを摂取した時にもドーパミンは分泌されるのですが、これらを摂ることで増やしても依存性が高く体に良くありません。
より良くドーパミンを出すには
などすぐにできることばかりなのでこちらを優先してはいかがでしょうか。
まずは意識することから
幸せホルモンを増やすというと難しい気がしますが詳しく調べてみると簡単なことばかりでした。一番簡単なのは笑うこと。笑えることがなくても、笑顔を作るだけで良い効果があると言われています。
心や体の健康は綺麗な肌、表情へと繋がります。当たり前のようで、すぐに忘れがちなものかもしれません。
笑顔をつくると段々と幸せに感じられます。日々の中に小さな幸せが詰まっているのを見逃さないでください。
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