馬油が髪と頭皮に良いってホント?髪を育てる不思議な油


美容にオイルを使っていますか?オイルの中でも人間の皮膚と似た構造で浸透力が高いのが馬油で、髪や頭皮に使うことで、嬉しい効果があらわれます。

5~6世紀の中国の医師・陶弘景(とう こうけい)は、『名医別録』の中で「馬の油は髪を生ず」とし、馬油の効果を記しています。

これほど古くから親しまれてきた馬油ですが、臭いが気になる人が多いものです。現代では無臭化に成功している製品が多く出ています。

ぜひ、毎日のケアに取り入れて、艶のある綺麗な髪を育てていきましょう。

ここでは、馬油がどんなものかを確認し、髪や頭皮への上手な使い方を手順に沿ってご紹介します。また、オススメの馬油を集めましたので、参考にしてください。

馬油ってどんなもの?人の皮脂に近い油

馬油は、「ばーゆ」や「まーゆ」と読み、馬の皮下脂肪を原料にしてつくられた油脂です。

中国では4000年前から使われていたと言われるように、歴史の古い動物油です。

皮膚の炎症を抑え、抗菌・殺菌作用を持っており、用途としては、ヤケドや切り傷などに使われていました。

現代では、肌馴染みの良さから、スキンケア用品として、多くのアイテムが販売されています。

それというのも、馬油は人の皮脂と似た構成要素を持っており、しっとりとした馴染みやすさを感じやすいからといえます。

臭いが気になる?

馬油は獣のような臭いがするので、香りに敏感な人からは敬遠される事があります。

しかし、今では、無香料や香り付きの馬油も販売しているので、臭いを気にせずに使うことができます。

もし、使いたい馬油が無香料ではなく馬油特有の香りがする場合、気になる臭いの対処法を『使う時の注意点3つ』でご紹介します。

赤ちゃんにも使える?安心な天然成分

万が一、なめてしまっても害がほとんど無いため、赤ちゃんにも安心して使えます。

馬油は天然成分でできているため、肌が過敏になっていて、化学物質が気になるときにもオススメです。

馬油はダメージヘアを守ってくれる!髪や頭皮への効果・効能

馬油を髪や頭皮につけると嬉しい効果があらわれます。枝毛や切れ毛、抜け毛など、さまざまなトラブルを抱えた髪を優しく守ってくれます。

抜け毛にもよい?うれしい馬油の効果

馬油が肌馴染みの良い油であることが分かりました。では、髪への効果はどういったものが挙げられるのでしょうか。

以下のような効果が期待できます。

  • 傷んだ髪を保護する
  • 頭皮の乾燥を防ぐ
  • 頭皮を清潔に保つ

保湿力や浸透力の高い馬油は、カラーリングやパーマ、縮毛矯正など、さまざまなダメージを受けた髪に浸透し、保護してくれます。

こうして、しっとりとした髪に仕上がることで帯電を防ぎます。

また、頭皮に少量ずつ塗ることで、頭皮の乾燥を防ぎ、フケやかゆみを抑えます。

さらに頭皮につけて頭皮マッサージを行なうことで、血行を良くし、健康な髪を育てるサポートをします。

頭皮環境がよくなることが、綺麗な髪を育てることとつながり、抜け毛を抑えて髪を伸ばしたい人にもオススメです。

白髪に良いってホント?血行不良を改善

白髪は頭皮のダメージ具合や普段の生活習慣によって起こります。睡眠不足やストレスなどの生活習慣が原因の場合は、改善することが大切です。

頭皮のダメージによる白髪の場合は、頭皮環境を整えることで、白髪を改善することができます。

一番良いのは、馬油を使った頭皮マッサージです。定期的に頭皮マッサージを行なうことで、血の巡りを良くし、髪に栄養を届けやすくします。

次の『馬油の使い方』では、馬油を使った頭皮マッサージの方法をご紹介します。

シャンプーの前と後、どのタイミングを選ぶ?馬油の使い方

馬油を使う時は、シャンプーの前か後かでその効果が違います。

冷蔵保管していた馬油は固く感じるので、手のひらで包むようにして温めてから使うと良いでしょう。

【シャンプー前】
頭皮に軽くつけて指先でクルクルと伸ばすようにもむと、毛穴の汚れが浮き出て、落としやすくなります。

【シャンプー後】
髪のダメージが気になる部分に手のひらで温めた馬油を伸ばしていくと、しっとりとした髪に仕上ります。

髪に使う場合と頭皮に使う場合をそれぞれみていきましょう。

髪に使う場合の手順と注意

髪に使う場合は、シャンプー後がオススメです。洗い流さないトリートメントのように、しっとりした感じの髪に仕上ります。

【髪に使う手順】

1 丁寧にタオルドライします。
2 手のひらに馬油を適量とり、あたためます。
3 両手のひらで毛先を挟むようにして、伸ばしていきます。

少量でも、しっかりと伸びて髪に艶を与えるので、付けすぎに注意しましょう。

とくにシャンプー後にべたつきが気になるようだと大変ですね。

初めのうちは、「毛先だけ」というように、少しずつ量の調整を覚えながら続けて行くとよいでしょう。

頭皮に使う場合の手順

シャンプー前に頭皮に使う場合は、丁寧にマッサージをして汚れを浮き上がらせることと、保湿することをを意識しましょう。

【馬油を使った頭皮マッサージの方法】

準備する物…馬油
1 手のひらに馬油を適量とり、あたためます。
2 乾いたままの髪と頭皮に馬油をつけます。
3 指のはらを使って、クルクルと円を描くように優しくマッサージします。
4 5分ほど続けて、頭皮全体をマッサージします。
5 髪全体を蒸しタオルで包んで10分~15分ほどおきます。
6 シャンプーをして、コンディショナーやトリートメントをつけたら終了です。

どちらのケアをした後も、ドライヤーの温風を熱くしすぎないように気をつけましょう。

せっかく髪と頭皮をケアしていても、ドライヤーの熱でヤケドさせてしまっては大変です。

熱さを調整できないドライヤーの場合は、頭皮や髪から離して使うなど、工夫しながらしっかりと乾かすようにしてください。

ストレスなく使いたい!使う時の注意点3つ

長く愛用するなら、ストレスにならないよう、上手に使うことが大切です。

馬油を使っていて、ストレスとなるのが、「臭い」・「酸化」・「量」です。

上手に使うことでストレスを溜めずに使いこなすことができます。

それぞれの注意点を詳しくみていきましょう。

キツくなる臭いにストップ!臭い対策しよう

長く使っている馬油ほど、臭ってくることがあります。これは、馬油が酸化したことで、臭いがキツくなったと考えられます。

酸化を抑えるためにも、馬油を使う時は清潔な手に取り、保管は涼しい所(冷蔵庫)にしましょう。

冷蔵庫に入れると白濁して硬くなりますが、体温で温まると問題なく使えます。

性質が変わってしまう!?酸化に気をつけよう

『臭い対策』でお伝えしたとおり、馬油は放っておくと酸化します。

これは不飽和脂肪酸である「オレイン酸」と「リノール酸」という酸化しやすい脂肪酸が含まれているからです。

酸化することで、本来の力を発揮できず、臭いの元になってしまうので、普段から保存方法を確認して、正しく保管するようにしましょう。

暗くて涼しい冷暗所がベストなので、なるべく涼しい場所に保管しておきましょう。冷蔵庫に保管しても問題ありません。

冷蔵庫に入らない場合は、高温多湿の場所だけは避けて保管するようにしてください。

付けすぎ注意!ベタベタになったら調整しよう

オイルを扱うときは量に気をつけましょう。ほんの少量でもよく伸びるので、ベッタリと付けすぎないようしてください。

手のひらで伸ばすときに、すでにベタベタしていたら付けすぎです。

付けすぎた分はひじやひざなどの乾燥しやすい部分に付けて、上手に量を調整しながら使いましょう。

次に、人気の高いお勧めの馬油を4つご紹介します。

ぜひ使って欲しい!オススメの馬油 4選

頭皮と髪にオススメの馬油アイテムをご紹介します。

馬油を選ぶときは、余計な添加物を含まない物をオススメします。

入っていても酸化防止のためのビタミンEくらいのものが使いやすいでしょう。

株式会社薬師堂 ソンバーユ 

食用馬のお腹部分やたてがみの下部分などからとれた皮下脂肪を原料につくられた馬油です。

「ソンバーユ」は薬師堂の馬油がもつブランド名です。馬油の先駆者と言っても過言ではない薬師堂では、馬油がスキンケアにも使えることを世に知らしめました。

獣臭さが気になる馬油ですが、このソンバーユは独自の技術でもとの臭いを除去しています。

ソンバーユには無香料タイプと、香料入りタイプがあります。効き目に違いはないので、好みのタイプを選ぶと良いでしょう。

価格…2,000円(税別)
内容量…75㎖
成分…馬油、香り付きは香料
香り…無香料、バニラ、クチナシ、ヒノキ、ジャコウ、ローズ

ちょっと試してみたい人には、ミニサイズ(30㎖)のソンバーユも販売しています。

北海道純馬油本舗 北海道純馬油

北海道純馬油本舗では、馬油を使ったクリームや石けんなどのスキンケア製品や、ヘア・ボディケア製品を取り扱っています。

多くの雑誌で取り上げられ人気が高まっています。

こちらの馬油も無香料を目指してつくられており、獣臭さは感じません。

また、手作業での製造にこだわり、安心して使える馬油を丁寧に作っています。

ボトルに入って使いやすい70㎖と徳用の225㎖が販売されています。

価格/内容量
1,000円(税別)/70㎖
3,000円(税別)/225㎖
成分…馬油(食用油)

ショウキリュウ 馬油(若馬の油)

お土産屋さんやベビー用品店で見かける馬油です。

コンパクトなボトルタイプで、旅先のスキンケア用品を忘れた人が使い始めるケースが多いです。

上質な油を使っているため、浸透力が高く、長く使い続けたいと思わせる馬油です。

中身を見るとワセリンの様な感じで、使い心地はサラッとしています。
馬油の他に酸化防止剤としてトコフェロール(ビタミンE)が配合されています。

価格…1,500円(税別)
内容量…80㎖
成分…馬油、トコフェロール

こうねまーゆ本舗 こうね100 プッシュ式

馬油の中でも馬のたてがみの下部分からとれた皮下脂肪(こうね)はとても希少です。

一頭の馬からわずかしか取ることの出来ない良質な油です。

ほかの馬油は、一部にこうねを使っていることが多いのですが、こちらの馬油は100%こうねだけを使ってできています。

こうねには、馬油の5倍ほどのα-リノレン酸が含まれています。このα-リノレン酸には、血行をよくして、肌の新陳代謝を活発にする働きを持っています。

さらに、殺菌作用や消炎作用を持っています。

プッシュ式なので、頭皮に付けやすく、肌にのせるとベタ付かずにスッと馴染みやすいので、オススメのアイテムです。

ただし、馬油特有の臭いがあるので、臭いに敏感な方は、サンプルを取り寄せるなどして試してみると良いでしょう。

価格…3,000円(税別)
内容量…30㎖
成分…こうね馬油

4つのオススメなアイテムをご紹介しました。

どの馬油も、初めて使う時は腕の内側などの柔らかい皮膚でパッチテストを行ってください。

【パッチテストのやり方】

皮膚の柔らかい二の腕に10円玉くらいの大きさで馬油を塗ります。そのまま30分~2日間放置します。

アレルギー反応が時間がたって現れる人もいるため、時間をおくときは防水タイプの絆創膏を塗った箇所に貼って過ごしてください。

さっそく始めよう!馬油で艶のある健康なヘア

馬油についてみてきましたが、いかがでしたか?

馬油が持つ肌馴染みの良さは、人の皮脂と似た構造から来るものです。

臭いが気になる馬油も、モノによっては無臭化されているものや、その上で心地よい香りに仕上げているものもあります。

馬油がもつ力である傷んだ髪の保護や、頭皮の乾燥を防ぎ清潔に保つ作用は、髪の悩みが尽きない人にこそ、試して実感して欲しいです。

髪と頭皮に使う手順を実践して、上手に馬油を取り入れてください。

シャンプーの前後どちらに使うかで効果が変わりますが、浴室に置きっ放しにしないように注意してください。

馬油の変質を防ぐためにも、冷暗所保管をオススメします。

もしも、臭いがキツくなってしまった馬油はかかとなど、臭いが出にくい箇所に塗るか、皮革製品の保護油として活用すると良いでしょう。

保管方法と注意点に気をつけ、上手に馬油を取り入れることで、綺麗な髪と頭皮を手に入れましょう。

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