インナーマッスルの正しい知識とダイエットにも効く効果的な鍛え方
インナーマッスルを鍛える。最近、よく聞きませんか?インナーマッスルを鍛えると、スポーツそして健康、ダイエットにも良いらしい・・ということだけは何となくわかる。
だけど、そもそもインナーマッスルの正しい知識や効果的な鍛え方?はよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
インナーマッスルのこと、教えて。
インナーマッスルと言う言葉は、スポーツをされている方はもちろんですが、ダイエットや美容、健康を意識されている方ならどこかで耳にしているのではないでしょうか。
そもそもインナーマッスルとは何か?
インナーマッスルの「インナー」とはその単語の通り、「内側の」「奥の」という意味です。つまり、体の内部の奥の方にある筋肉のことです。「深層筋」と呼ばれることもあります。
身体の中心部、肩関節、股関節にあり身体の骨格を保つ働きをしているのです。
通常、目に見えている腕や足の筋肉、腹筋や背筋はアウターマッスルと呼ばれ、表層筋とも言われています。
体幹とは違うの?
インナーマッスルと同じように「体幹」と言う言葉、「体幹を鍛える」ということも聞き覚えがありませんか?
同じような意味合いにも聞こえますが、正確には体幹とインナーマッスルは別のものなのです。
体幹とは胴体全体のことをいいます。インナーマッスルは体の内部の筋肉なので意味合いが違ってくることを覚えておきましょう。
ダイエットにはインナーマッスルを鍛えた方がいいというのは本当?
インナーマッスルを鍛えることで、ダイエットの効果が得られるとも言われていますね。
果たしてそれは本当なのでしょうか?そして、インナーマッスルを鍛えると期待できる効果とはどんなものなのか、見ていきましょう。
美しい姿勢を保つことができる
骨を支える筋肉を鍛えることで姿勢を維持することが容易になり、美しい姿勢を保つことができます。
美しい立ち姿、姿勢がきれいなデスクワークの座り姿は、男性からはもちろん、女性から見ても魅力的です。
体型を整えることができる
ぽっこり出たお腹は、加齢とともに逃れにくい現実となります。便秘などにも原因はありますが、内臓を支えている筋肉の力が弱まって、下がってきている。さらにその周りに脂肪がついているということが考えられます。
インナーマッスルを鍛えることで、内臓を支える力が増して内臓が下がることを防止できるのです。
もちろん、お腹だけではありません。お尻も垂れてきますね。インナーマッスルを鍛えることで、若々しい体型を維持することができます。
骨盤矯正になる
日頃の姿勢や産後など、女性にとっては骨盤が歪む状況が男性より多いのが現状です。多く知られているように、骨盤の歪みを矯正することで改善することは多々あります。
骨盤回り、腰回りのインナーマッスルを鍛えることで、歪みや腰痛冷え性の改善につながり、姿勢改善や、さらには体調不良の改善へもつながるのです。
代謝があがる
インナーマッスルを鍛え、筋肉量を増やすことで基礎代謝があがります。
代謝をあげることは、美容にも健康にも良い効果をもたらします。
そして代謝があがるということが、痩せやすい身体になるということにもなるのです。
インナーマッスルを鍛えるとダイエット効果が増すというのは本当なのです。
便秘を解消できる
便秘に悩まされている女性も多いですよね。腸の動きが悪いためにも起こる便秘。インナーマッスルを鍛えることで、腸の動きが活発になり便秘を解消することができるのです。
便秘からくるぽっこり下腹の解消にもなりますね。
むくみをとることができる
血流が悪く、リンパの流れが悪いことで起こるむくみも、インナーマッスルを鍛えることで、代謝があがるので血流が良くなり、むくみをとることにも繋がります。
腰痛や肩こり、冷えなどを解消する
股関節のインナーマッスルを鍛えることで、骨盤が整って腰痛改善になります。また代謝があがり血流が良くなることは、肩こりや冷えの解消にも通じることです。
代謝の向上がダイエットの効果につながる
年齢とともに、基礎代謝は落ちるものです。また、脂肪は付きやすく取れにくくなるものですね。
目に見える結果が伴わないと、効果がないと思ってあきらめてしまうものです。
ダイエットをする時にとても効果的なのが、「基礎代謝をあげること」
そして、その代謝をあげるために効果的な事は筋肉量を増やすことです。
筋肉量が少ないと、脂肪を燃焼する力が足りないので、有酸素運動などをしても効果が表れにくくなります。
筋肉量を増やし代謝をあげることが、痩せやすい身体、つまりダイエットの効果が出やすい身体に近づくポイントとも言えます。
また、外側の筋肉を鍛えるよりも、奥にあるインナーマッスルを鍛えることが、代謝の向上により効果的です。
そういったところからインナーマッスルを鍛えることはダイエットにも通じると言われているのです。
筋トレをするだけではインナーマッスルは鍛えられない?
さて、インナーマッスルを鍛えて代謝をあげることはダイエットにも効果的だということが分かりました。
では、インナーマッスルを鍛えるためにはどういう鍛え方をすれば効果的なのでしょうか。
全く鍛えられないわけではありませんが、筋トレはどちらかというと、外側の目に見えるアウターマッスルを鍛える為のトレーニングなので、体の奥に存在するインナーマッスルに大きく効果はでていないのです。
代謝をあげるために、より効果的なのはアウターマッスルよりもインナーマッスルを鍛えることです。
では、インナーマッスルを効果的に鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか。
次で詳しくお伝えします。
効果的にインナーマッスルを鍛える方法とは
インナーマッスルのことを知り、健康にも美容にもそして、ダイエットにも効果が見込めるということが分かりました。
では、早速インナーマッスルを効果的に鍛える方法をお伝えしていきます。
くびれをゲットできる!ドローイン
ドローインとは、お腹を凹ませて息を吐くことをいいます。
お腹を凹ませてインナーマッスルを鍛えるのです。
女性には嬉しい、下腹ぽっこりの解消への効果と、ウエストのくびれの効果も期待できます。
そして、インナーマッスルが鍛えられたことで代謝があがるなどの効果へと通じるのです。
ドローインは、道具や場所を選ばず気軽にできるので、とってもおすすめです。
- 仕事中、デスクワークをしながら。
- ウォーキングをしながら。
- 車の運転をしながら
- セミナーなどの講演をききながら
- テレビを観ながら
など、やろうと思えばいろんな場面で出来ます。
寝転がっていても出来ますよ。
主にお腹周り、骨盤周りのインナーマッスルが鍛えられます。もう今からでも取り入れられますね!
定番!プランク
インナーマッスルを鍛えるには、あまりにも有名な方法がプランクです。
プランクのやり方
- 腕立てをするポーズになり、手ではなく肩の真下に肘をつく状態になります
- 足はつま先をたてて腕立てをするポーズそのままの状態です。(足の開きは骨盤の幅程度)
- 横から見て、頭から足までが直線になるようにお尻、腰をあげます。
- その状態をキープします。
このポーズがきつい方は、膝をついた状態でチャレンジするところから始めてみましょう。
徐々に鍛えられて上級者になってくると、プランクをしながらドローインという組み合わせもさらに効果的です。
バランスボールエクササイズ
バランスボールを使った、エクササイズもインナーマッスルを鍛えるには効果的な方法です。
やり方は簡単です。
バランスボールに四つん這いに乗り、30秒から1分を目安にキープする
これだけです。バランスボールは不安定ですので、長時間キープするにはインナーマッスルが必要となります。やり方は簡単でも、実際にやるのは難しいですね。
ケガなどには注意して、短い時間から、チャレンジしていきましょう。
スクワット
スクワットはやり方を間違えると、別の筋肉を鍛えてしまい、思わぬところが太くなってしまった・・・ということもあり得ますので注意して鍛えましょう。
- 足を骨盤の幅程度に開いて、お尻を後ろの方に引きながら膝を曲げていきます。腕は上前方にまっすぐ伸ばしていきます。
- 元の状態に戻り、これを繰り返します。
膝を曲げながら沈むときも、伸ばして立つ時もゆっくりと行います。早く行っては効果がありません。
下半身の筋肉を鍛えることは、代謝アップの効果が大きいのでおすすめです。
インナーマッスルを鍛える動きのポイントがある
これまでご紹介した方法のほかに、有酸素運動や、ストレッチ、ヨガなどでもインナーマッスルは鍛えられます。
自分に合った方法をみつけて効果的に、鍛えていきましょう。
ポイントは、低負荷で動き、回数を多くこなすことです。
息が上がるほどの激しいトレーニングよりも、じわじわと疲労を感じるような動きがインナーマッスルを鍛える効果的な方法です。
なりたい自分への一歩
ひとことで「インナーマッスルを鍛える」と見聞きしたり、または言ってはいたものの、詳しくはよく分からなかったという方は、ただの身体の奥の筋肉というだけではないことはおわかりいただけましたね。
インナーマッスルを鍛えることで得られるたくさんの効果を改めて知り、効率よく鍛える方法を学んだことで、一歩前進しました。
インナーマッスルを鍛え、基礎代謝をあげて、美しい姿勢、健康的な身体、ダイエット効果を手に入れて、さあ、なりたい自分になりましょう。
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