アロマ入門にもぴったりなラベンダーオイルの楽しみ方


アロマの王道ラベンダー。みなさんも一度はその香りをかいだことがあるのではないでしょうか?

最近は誰もがフレグランスについて関心が高い時代となり、ルームスプレーや芳香剤、洗剤やシャンプーなど、たとえ実物の花の香りは知らずとも、とても愛好者も多く人気の香りとなっているようですね。

上品でやわらか、ちょっぴりセクシーな香りはまさに「大人の女性」のイメージにぴったりです。

今回はアロマ初心者さんでもはじめやすいラベンダーオイルの魅力と、シーン毎の様々なアレンジレシピについてご紹介していきたいとおもいます。

ラベンダーってどんな植物?

まずはラベンダーとはどのような植物かみなさまはご存じでしょうか?
ご存じない方でもピンときやすいのは、あの「薄紫の花」というイメージでしょうか。

今回はせっかくなので、あまりご存じない方のために少しだけラベンダーという植物の特徴についてお話させていただきます。

香りとイメージの結びつけは意外とアロマテラピーにおいて大切な要素のひとつですので、ぜひ、これからラベンダーの香りを楽しむ際のエッセンスとして少し頭の片隅に閉まっておいてくだされば幸いです。

ラベンダーとは

ラベンダーとはシソ科の低木植物です。

古くから香料としてだけでなく染料などとしても愛されており、学名の「Lavandula」はラテン語の「lavo」(洗う)や「lividas」(青みがかった鉛色)という意味からきているともいわれています。

主な産地は地中海沿岸で、フランス、オーストラリア、ブルガリアなどでさかんに栽培が行われています。
じつは日本の北海道でもその栽培風景を見ることができます。

毎年初夏になると花をつけ、辺り一面をかぐわしい香りで満たしてくれます。

また、花の色は代表的な紫の他に青、ピンク、白などがあり、系統や品種ごとによってもその印象が異なります。

広大なラベンダー畑はまさに開放的な癒しのイメージにぴったりです。
香りと共に写真を利用したり、実際に庭園やハーブ園などに足を運んでさらにこのラベンダーのイメージを広げてみるのも良いかもしれませんね。

ラベンダーの種類

主なラベンダーの学名は

  • Lavandula angustifolia
  • Lavandula vera
  • Lavandula officinalis

と3つの学名があります。

次のエッセンシャルオイルの選びの際にこうした表記に悩む方もいらっしゃるかもしれませんが基本的に上記3つが一般的なラベンダーとされ、ほとんど同一のものですのでご安心ください。

ですが、中には「Lavandula」の学名がついたものでも「スパイクラベンダー」や「ラバンディン」などといった仲間の別品種が存在しており、これらは同じラベンダーでも少し香りの印象が異なります。
興味があればぜひ、こちらの香りを比べて楽しんでみるのも良いでしょう。

ラベンダーの効能

ラベンダーには「酢酸リナリル」「リナロール」「ラバンジュロール」といった殺菌作用や鎮痛・鎮静作用が含まれています。

また、皮膚の修復作用があるとされ、古くからスキンケアにも用いられてきました。

アロマテラピーではとくに

  • 寝付けないときの安眠効果
  • 緊張場面でのリラックス効果
  • 頭痛や生理痛の軽減
  • 風邪の除菌や予防
  • 乾燥肌や敏感肌のスキンケア

などに多く用いられます。

有名でなじみある香りであることはもちろん、一番期待される効果・効能が幅広く扱いやすいので、初心者のアロマ選びにはまずは1本、ぜひこちらのラベンダーからの入門をおすすめします。

ですが上記作用はあくまでも医薬品とは異なり、使用感や得られる効果には個人差がありますので注意して下さい。
合わないと感じた場合や使用中気分が悪くなった際は、無理せずすぐに使用を中止しましょう。

エッセンシャルオイルの選び方

それでは肝心のエッセンシャルオイル選びに移っていきましょう!

もうすでに手元にラベンダーオイルをお持ちの方も、新たな香り選び際のご参考としてくだされば幸いです。

エッセンシャルオイルとは

まず、まったくアロマの基礎知識のない方に向け、大まかにエッセンシャルオイル(精油)についてご紹介させていただきます。

今回私は「エッセンシャルオイル」という呼び方を利用していますが同一で「精油」という呼び方もあります。
例えば店頭などで「ラベンダーエッセンシャルオイル」と「ラベンダー精油」という表記があった際は同じ物ですのでご安心ください。

このエッセンシャルオイルは100%天然由来の成分で構成されており、それぞれ特殊な製法でその成分を濃縮して液化しているものを指します。

アロマテラピーとはこれらの香りを吸入したり、薄めてトリートメントすることでそれら植物のもつ様々な効能を得る自然療法です。

時々稀にですが似たものの中に、天然由来のものでなく香りや成分を調整した「合成香料」も売られています。
こちらは上記とは扱いが異なりますので注意が必要です。

ぜひ購入の際には成分表記のチェックを欠かさず行うようにしましょう。

店頭サンプルの利用と比較

一番おすすめするのが、まずは店頭に足を運び、サンプルのにおいを嗅いで比較しましょう。

嗅ぐときのポイントは、手で香りをあおぐようにするのがベストです。

よく瓶の方に鼻を寄せて嗅ぐ方も多いのですが、これはいきなりの強い香りに鼻が麻痺したり、合わない香りに気分が悪くなることがありますので注意が必要です。
片手で瓶を少し鼻から離して持ち、もう片手で風を送り、香りを楽しむようにしましょう。

最近は「生活の木」や「enherb(エンハーブ)」といったアロマ・ハーブ専門店はもちろん、「ロフト」「東急ハンズ」「無印良品」など、様々なお店でアロマの取扱いが増えました。

なぜ店頭で比較してほしいかというと実はこのラベンダーオイル、例えば同じメーカー、同じ品種の物でも生産地ごとで驚くほど匂いの印象が変わることがあります。

また、先程も書いたとおりに天然由来のものですから、もっといってしまえば生産年ごとでも香りに微妙な違いが出るわけです。

ここでつまづいてしまうのはもったいないので、はじめはぜひ購入前にラベンダーという香りのイメージをつかみ、簡単な比較をするようにしましょう。

気に入ったら同じ物でも種類ごとで数本もち、そのときの気分で使い分けるのも良いかもしれませんね。

使用前の注意点

ここで先に使用前にあたってどのエッセンシャルオイルにも共通なのですが、いくつかの注意点についてお話しておきたいと思います。

とくに香りを楽しむだけでなく、肌に直接触れる使用を目的とする際には十分注意しましょう。

100%天然由来のものとはいえ、使用方法を誤れば非常に危険です。
これらはぜひ、基礎知識として頭に入れておいてください。

  • 使用前はパッチテストをしましょう。
  • まず、ご自分の肌や体質にオイルが合うかチェックしましょう。
    10mlのキャリアオイル(植物油)に1滴のアロマオイルを薄め、腕の内側に塗って絆創膏などで留め、1日様子をみましょう。
    赤くかぶれたりかゆみが出たときは使用しないでください。

    とくに肌への使用の前にはしっかりとこのテストを行うようにしましょう。

  • 火気には十分注意しましょう。
  • 引火の恐れがあるので、キッチンなど火の気が多い場所での保管は避けましょう。
    とくにキャンドルを使用して香りを広げるタイプの芳香拡散器をご使用の際は目を離さないようにしましょう。

  • 原液のまま身体に塗るのは絶対に止めましょう。
  • エッセンシャルオイルは身体への使用の前には水や植物油で十分に薄めましょう。
    とくに(公社)日本アロマ環境協会でもトリートメントの際には「約1%程度に希釈すること」としています。
    万が一誤って原液が肌に付いてしまった際には大量の水で洗い流しましょう。

  • 飲んだり、傷口・粘膜への直接使用はひかえましょう。
  • 海外などで「エッセンシャルオイルを混ぜた水でうがいをする」などの方法が紹介されていたりする場合がありますが、日本では基本的に傷口への使用や粘膜への使用は推奨されていません。絶対に真似しないでください。

  • 管理はしっかりと行いましょう。
  • 自己管理には十分気をつけましょう。
    アロマを楽しみ終えた後はよく換気するように心がけて下さい。

    エッセンシャルオイルも天然素材である以上、それぞれ使用期限なども存在します。
    できるだけ湿気の少ない暗所で保管して下さい。
    とくに植物油や水を含んだアレンジレシピの際はカビの防止など、できるだけ保管に気をつけて短期間で使い切るようにしましょう。

  • こどもやお年寄り、ペットには十分注意しましょう。
  • 小学生以下の小さなお子さんやお年寄りなど周辺に身体の弱い方が居る方や、妊娠中、神経過敏な方と一緒に楽しむ際には十分な注意が必要です。
    場合によっては専門家やセラピストにご相談ください。

    とくにペットのなかにはアロマオイルの成分が毒となる場合がありますので、事前にきちんと確認するようにしましょう。
    また、お子さんやペットの手の届かない場所に保管し、誤飲などには十分注意してください。

  • 光毒性に注意しましょう。
  • 今回紹介のラベンダー単体にはあまりこちらの危険性はないとされていますが、ブレンドオイルや柑橘系オイルと一緒に使用する際「光毒性」という紫外線との反応で皮膚炎症を起こす作用を含んでいるものがありますので注意が必要です。

異常を感じた際はすぐに使用を中止し、場合によってはすぐにかかりつけの医師や専門機関などにご相談ください。

1本あれば大活躍!とっても楽しいラベンダーオイルの活用方法

それではみなさま、お待たせいたしました!
ラベンダーオイルの活用方法とその楽しみ方をご紹介していきましょう!

日常を香りと共に。誰でも気軽な芳香浴

こちらがアロマテラピーで一番お馴染みの楽しみ方かと思います。
香りを空気中に分散させて楽しむ方法です。

よくアロマオイルに並んで専用のディフューザー(拡散器)が売られていますのでそちらを利用する方も多いでしょう。
ですが1~2滴ティッシュや小皿などに垂らして好きな場所に置いておくだけでも十分楽しめます。

また、もうひとつ簡易的な方法として、洗面器やアロマ用にひとつ専用のマグをつくり、熱湯を注いで水面に1~2滴垂らせば蒸気と共に香りを早く広げることができます。

このようにディフューザーの購入に悩む前にまずは気軽に1本のオイルだけでも十分楽しめますのでご安心ください!

そのまま寝そべり目をつぶると、まぶたの裏に広大で美しいラベンダー畑が広がってとてもリラックスしたやさしい気持ちになれます。

もしこれからディフューザーの購入を考えた際にとくにラベンダーの高い安眠効果に期待される方は、眠っているときの「空焚き」に注意し、あらかじめタイマー機能などが付いているものをおすすめします。

素焼きのキャンドル式拡散器は火の管理が伴うので、うたた寝したいようなリラックススタイルには蒸気を拡散するタイプのものが良いでしょう。

後ほど応用にルームスプレーの作り方などもご紹介させていただきますので、ぜひ用途や目的に合わせてご自分にあった楽しみ方を見つけてみてください。

沐浴法でもっと優雅なバスタイムに

お部屋での楽しみ方に飽きた方やもっと生活に取り入れたいという方は、今度は湯船にもラベンダーオイルを垂らしてみましょう。

お湯を張った浴槽に大体1~5滴オイルを垂らして良くかき混ぜます。
半身浴の場合は1~3滴としてください。

エッセンシャルオイルは水に溶けづらくよく水面に浮き上がってしまうので、とくに肌の弱い方などはキャリアオイルやバスソルトに混ぜて使用しましょう。

すると蒸気と共にバスルーム全体が良い香りに満たされます。

先程の芳香浴でもそうですが、風邪気味の時などはとくにこの蒸気を深く吸い込むことで呼吸器がうるおい、同時にラベンダーの殺菌作用などが働きかけてくれるのでたいへんおすすめです。

また、沐浴法は直接湯から肌へとオイルの成分を吸収するので、先程ご紹介したラベンダーのスキンケア効果で美肌効果も期待できます。

まさに女性とっては優雅で贅沢なバスタイムに早変わりですね!

さらにピンポイントで。手浴法と足浴法

また、とくに冬になると手足がピンポイントに冷えたり、周辺のコリやむくみにお困りの方は、桶や洗面器にお湯をはり手足をひたす「手浴法」や「足浴法」を行うと良いでしょう。

この際お湯の量に合わせて1~2滴と全身浴や半身浴より更にエッセンシャルオイルは少なめに調節してあげましょう。

ラベンダーオイルの保湿効果と鎮静作用でコリがほぐれて血の巡りがよくなるのでこちらもたいへんおすすめです。

※この手浴法と足浴法をお部屋で楽しむ際、火災警報器には十分注意しましょう。蒸気が火災感知に影響するシステムもあるようです。

もっと楽しむアレンジレシピ

以上の楽しみ方からもっと別のアレンジを楽しみたい方に向けて、さらにそのレシピを2つシェアしていきたいと思います。

1本で万能!ルームスプレーの作り方

最近市販の物でもアロマによる消臭効果を前に出しているスプレーをよく見掛けるようになりましたね。

先程ご紹介したとおり、ラベンダーオイルには殺菌作用が含まれています。
ルームスプレーとしてだけでなく、マスク用の除菌スプレーやバススプレー、ゴミ消臭スプレー等としても活用できますので、こちらのレシピは覚えておくと大変便利かと思います。

【用意するもの】

  • エッセンシャルオイル・・・3~5滴
  • 無水エタノール・・・5ml
  • 精製水・・・45ml
  • スプレー容器

無水エタノールと精製水は薬局などで手に入れることができます。
スプレー容器は出来れば遮光瓶がおすすめですが、なければ100円均一などのものでよいでしょう。

作り方は上記の分量の無水エタノール、精製水を良くかき混ぜたものにエッセンシャルオイルを混ぜ、スプレー容器に流し込むだけです。

いかがでしょうか?とてもシンプルで簡単ですね!

こちらはとくに原液よりも香りの調節がしやすく何より扱いやすいので、香水の代わりにおしゃれな小瓶に入れて持ち歩けば外出先でも香りをより気軽に楽しむことができるのでおすすめです。

ラベンダーはフローラル系の香りの中でもとくに他の香りとの相性も良いので、慣れてきたらぜひ他のエッセンシャルオイルとのブレンドにも挑戦してみてください。

簡単楽しい!バスボムの作り方

お湯に溶かすとしゅわしゅわと泡の出るバスボム。
じつは自宅でも簡単に作ることができてしまいます!

【用意するもの】

  • 重曹(炭酸水素ナトリウム)・・・大さじ2と1/2
  • クエン酸・・・大さじ1と1/2
  • 天然塩・・・小さじ1/2
  • アルコール・・・小さじ1/2
  • エッセンシャルオイル・・・1~5滴
  • ラップ・・・1枚

上記が1つ分のレシピとなります。

  1. まず重曹とクエン酸、天然塩をよくかき混ぜます。
  2. アルコールにエッセンシャルオイルをよく混ぜ合わせます。
  3. 上記1に2をくわえ混ぜ合わせます。
  4. よく混ぜ終えたらラップにくるみ、形を整形して完成です!

こちらも混ぜるだけの簡単なレシピです!
ですが重曹は液体と反応すると炭酸効果が薄れてしまうので、この効果を維持するためにも手順を守って1、2を分け、それぞれしっかりと混ぜてから2つを混ぜ合わせるようにしましょう。

また、作り置きも良いのですが、あまり時間が経つとお風呂に入れた際に泡立ちが悪くなるので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

ラベンダーのようなフローラル系の香りはとくにこのバスボムの使用の際、花が開くような香りのイメージが楽しめます。
自分へのご褒美としてや、お子さんと一緒にぜひこちらのレシピも楽しんでみてください。

香りと共に、いつもより素敵なリラックスタイムを!

いかがでしたでしょうか?
この記事がみなさんのこれからのアロマ生活の基礎やヒントとなれば幸いです。

アロマ初心者の方もこれを機にまずは1本のラベンダーオイルからその世界を広げてみてください。

また、この活用方法はまだまだ一部で化粧品に混ぜ込んだり、マッサージオイルを作ったりと他にも様々な楽しみ方があります。

もっとアロマについて気になった方やアレンジ方法の知りたい方、アロマをもっと生活に役立てたい方はぜひ専門書籍や公式資格であるアロマテラピー検定などについて調べてみるのも良いでしょう。

ぜひ香りと共に、みなさまにいつもよりちょっと素敵な毎日がおとずれますように!

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