ナイトブラの効果とは。就寝時の独特の動きから胸を守り下垂を防ぐ!
昼間は立ったり座ったりして生活していますので、胸には主に下向きの力がかかっています。ですが、寝ている時には仰向け・横向き・うつぶせと様々な姿勢を取っていることで、胸歯普段とは違う動き方をしています。
女性ならではの下着であるブラジャーには、女性の胸を保護し、また形を崩さないように整えてくれる働きがありますが、昼間に着用するブラジャーは昼間の胸の動きを想定して作られているため、夜の特殊な胸の動きには対応できません。
そんな時に役立ってくれるのが、夜専用の商品であるナイトブラです。そこで今回は、ナイトブラの効果や、その効果をきちんと得るための選び方について詳しくご紹介します。
寝ているとあちこちに胸の脂肪が流れる!それを抑えるのがナイトブラ
胸の9割は、脂肪でできています。脂肪はとても流れやすいという性質を持つので、脂肪が胸から脇や背中に流れることで胸が小さくなったり、形が崩れたりというデメリットがあります。
また、胸を筋肉とつなぐ役割をしているクーパー靭帯は、胸が揺れるなどの衝撃で伸びたり切れたりすることがあり、胸が垂れる原因となります。一度傷んだクーパー靭帯は元に戻ることが無いので、胸の揺れを防いでクーパー靭帯を守ることが必要なのです。
女性であれば、誰でも大きな胸や綺麗な形の胸を目指したいものですよね。そこで、脂肪を胸に定着させたりクーパー靭帯を守ったりすることを目的として、ブラジャーを着用するのです。
昼間なら、普段使っているブラジャーで胸の動きに対応できるのですが、寝ている時は昼間のように立って生活をしている時とは違う方向に胸が動くので、いつものブラジャーでは対応できません。
では、夜の胸はどのように動くのかを確認し、ナイトブラが持つ役割も合わせて確認していきましょう。
夜の胸の脂肪は寝方によって流れる方向が違います
昼間、立っている時は下向きに脂肪が流れます。そのため、普段着用するブラジャーは下側から胸を支え、脂肪が流れないようにする役割を持っています。
ですが、夜寝ている間には、寝方によって脂肪は以下のように流れます。
寝方 | 脂肪の流れ方 |
---|---|
仰向け | 上方向や横方向に流れる |
横向き | 下になっている側に流れる |
うつぶせ | 胸を押しつぶす感じで様々な方向に流れる |
うつぶせで寝る時以外は、重力に従って胸の脂肪が流れるわけですね。
眠りを妨げないように工夫されている!ナイトブラの特徴
ナイトブラは、寝る時に着用するブラジャーなので、体を締め付けてしまってはリラックスして眠ることができず体調が悪くなるなどの問題が起こります。逆に、緩すぎると胸の脂肪を胸にとどめておく効果に欠け、ナイトブラを着用している意味が無くなってしまいます。
昼間に着用するブラジャーは締め付けが強いので、夜まで着用していたらリラックスすることができません。
そこで、ナイトブラは、締め付けないような作りでありながら胸の脂肪も流さない構造になっています。
では、具体的にどのような工夫がされているのか、大手下着メーカーのワコールとトリンプの商品を例に確認しましょう。
ワコールのナイトブラの場合、カップの周りを1周するようにサポート機能がついているため、胸を包み込みながら支えてくれ、胸が安定します。
トリンプの場合、ナイトブラではなくおねむり用ブラという名称を用いています。カップ裏の脇部分に当て布がされていることで、胸が流れるのを防ぐ構造になっています。
ナイトブラを着用するメリット
ナイトブラを着用するメリットは、大きく分けて3つです。
- 寝ている間に胸から脂肪が流れるのを防ぐ
- クーパー靭帯を守る
- 眠りやすくする
先ほど確認したように、寝ている間には昼間とは違う方向に脂肪が流れますので、ナイトブラには寝ている間にも脂肪を胸に定着させることで、胸が小さくなったり形が崩れたりするのを防ぐ役割があります。
さらに、ブラジャーを着用していないと、胸の重さや寝がえりで胸が動くことによってクーパー靭帯が傷む可能性があります。それを防ぎ、胸が垂れさがらないようにしてくれるのもナイトブラの役割です。
それから、寝ている間に胸が動くことで寝にくいと感じる人もいるため、ナイトブラを着用した方が寝やすいという意見もあります。
ナイトブラを愛用している人の声
ワコールの調査によると、ナイトブラを愛用している人からは以下のような声が聞かれると言います。
- ノーブラの時よりも楽に寝られる
- 程良いホールド感があるのに締め付けない
- 安定感があるので安心できる
- ノーブラの時は胸が邪魔だった
- カップが朝までずれない
寝ている間もブラジャーを着用すると言われると、なんだか安らげないような感じがするかもしれませんが、締め付けないように工夫された構造になっているので、その心配はないということですね。
サイズや素材などナイトブラを選ぶ時のチェックポイントをご紹介!
夜寝ている間も女性の胸を守って形を整えてくれるナイトブラですが、選ぶ時にはチェックしたいポイントがあります。
そこで、どのようなことに気をつければいいのか、見ていきましょう。
サイズが合わないナイトブラには脂肪が流れる・苦しいなどの問題が!
気をつけたいことの1つ目は、サイズです。ナイトブラのサイズが合わないと、以下のような問題が起こります。
小さいナイトブラ | 大きいナイトブラ |
---|---|
締め付けられ睡眠の妨げになる 血流が悪化する 胸の形が崩れる |
胸が支えられず効果が得られない |
ナイトブラのサイズは、通常のサイズ表記とは違ってM・L・LLといった表記になっていますので、サイズの案内を見ながら自分の体に合ったものを選ぶ必要があります。
できれば、お店でサイズを測ってもらった上で試着して購入することをお勧めしいます。
肌に合わない素材は肌トラブルの原因です
ナイトブラは寝ている時に着用するブラジャーなので、特に素材にこだわりたいところです。寝ている間に人はコップ1杯分程度の汗をかくと言われていますので、肌に合わないナイトブラを着用していると、肌荒れを起こす原因になります。
肌が強い人はお手入れがしやすい化学繊維のものでもいいですし、肌が弱い人は綿などの天然繊維の商品を探すようにするといいですね。
寝ている間にバストアップできることも!?機能付きナイトブラとは
一般的なナイトブラを着用するだけでも胸に脂肪が定着しやすくなるのでバストアップできる可能性がありますし、そこまでは行かなくても胸の形が整って綺麗に見えることは確かです。
ですが、それではちょっと物足りない、寝ている間にバストアップもできたらいいのに…などと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、バストアップ効果を狙ってナイトブラを着用したい貴女には、バストアップ機能付きのナイトブラをお勧めします。
ここでは、バストアップ機能が付いているナイトブラの中で、特に人気がある3つの商品を例としてご紹介します。
VIAGEビューティーアップナイトブラ
VIAGE(ヴィアージュ)ビューティーアップナイトブラは、以下のような4つの方法でアプローチして胸を美しくすることを目指す商品です。
- 背面の着圧を強化することで背中の脂肪を胸に誘導
- 脇高設計とゴム編みの採用で脂肪の横流れを防止
- アンダーバストに圧着ラインがあることでお椀型の胸づくり
- パッドの採用による谷間づくり
一般的な生地の3倍もの伸縮性がある生地を採用することによって、これだけの機能を備えていながら締め付けがなく楽に着用できるように工夫されています。
導リメイクアップブラ
導(みちびき)リメイクアップブラは、以下のような4つのステップによって、脇や背中に流れている脂肪を胸に寄せ集める構造になっています。
- 脇肉逆流動システムで胸の脂肪を脇や背中に流さない
- 背中のホックを無くし背中に流れた脂肪を集めて胸へ集める
- 下から持ち上げるようなハンズオン加工で胸の下垂を防ぐ
- Wパッド採用で胸の形を整える
素材が柔らく、眠りの妨げにならないように工夫もされています。
Angellir ふんわりRoom Bra
Angellir ふんわりRoom Bra(アンジェリールふんわりルームブラ)は、湘南美容外科とシーオーメディカルが共同開発したナイトブラで、以下のような5つの特徴を持っています。
- オリジナル構造で胸のラインを綺麗に保つ
- パワーネットで胸を持ち上げ脇肉を胸に集める
- フロントの3段ホックが胸を寄せることで離れ胸を改善
- 胸がつぶれないようパッドで保護
- 脇にあるパワーネットで背中や脇肉をすっきりさせる
寝る時に着用することを考えて、着心地が良くなるよう工夫されています。
ナイトブラは就寝時の胸の動きに対応し美乳づくりに役立つアイテム!
ナイトブラは、下に向けて働く重力に対応できる昼間に着用するブラジャーとは違って、仰向け・横向きなど様々な胸の動きに対応できるように作られた、夜専用のブラジャーです。
何も着用せずに寝ると脂肪が流れたりクーパー靭帯を傷めたりすることになり、胸の形が崩れたり小さくなったりする原因になってしまいます。
そこで、寝る時に胸を守りつつも締め付けないように工夫されているナイトブラを着用して、美乳づくりに役立てたいものです。
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