体の潤滑油オメガ3のパワー。お肌も細胞もしなやかに美しく!

美肌やアンチエイジング、脳や心の健康に欠かせないといわれる、今世界で大注目の成分、オメガ3。何となく体にいいことは知っていても、それがどうして健康にいいのか、なぜこんなにも世界で注目されているのか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか?

実はこのオメガ3、体中あらゆる部分の潤滑油として重要な役割を果たしているにもかかわらず、食生活の変化によりほとんど摂ることができなくなっている成分なのです。

不足すれば体のあらゆる不調を引き起こし、きちんと摂取すれば体中をスムーズに動かしてくれるオメガ3。その魅力と1日の摂取量、正しい摂り方を見ていきます。頭の働きも良くしていきたい方は特に必見です!

食べる美容液、オメガ3の美肌効果

「高い美容液を買う前に、良質な油を摂る!」意識が高くて美しい女性ほど、口を揃えてそう言います。

ただ、「油って何か太りそうだし、逆に肌に悪そう」という考えが根強いのも事実です。一体どちらが正しいのでしょうか?

どちらも間違ってはいないのですが、ポイントは「良質な」の部分です。

安くて質の悪い油は百害あって一利なし、絶対に摂らない方がいいものですが、実は油の中には、美と健康のために絶対に欠かしてはいけないものがあります。

その中で最も重要な油が「オメガ3」です。

ここではまず、なぜオメガ3が、お肌に美容液以上の効果をもたらしてくれるのかを見ていきます。

細胞をしなやかにする

まず、脂質は必須脂肪酸と脂肪酸の2種類に分けられます。

必須脂肪酸とは、体の中で合成できないため、必ず体外から摂取しなければならない油のこと。オメガ6とオメガ3がこれにあたる。

この必須脂肪酸ですが、実はすべての細胞膜の原料となる大変重要な成分なのです。

ところが、この2つの必須脂肪酸、細胞膜の原料となるところは同じなのですが、正反対の働きを持っているため注意が必要です。

オメガ6は細胞膜を固くし、オメガ3は細胞膜を柔らかくします。

細胞は、細胞膜を通して栄養を取り入れたり、老廃物を外に出したりするのですが、オメガ3が足りないと細胞膜が固くなり、その流れが悪くなります。

そして、そのことから想像がつく通り、オメガ3不足により細胞の活動が妨げられると、細胞に栄養が届かず、老廃物はたまってしまいます。

つまり、オメガ3不足は細胞のしなやかさを損ない、細胞の劣化を招いてしまうのです。

もちろん人間は細胞でできているため、体のすべてに影響はあります。ただ、オメガ3が不足すると「見える臓器」と呼ばれる皮膚にその影響が表れます。

ニキビができたり、乾燥してカサカサしたり、ひび割れが起こる場合は、まずオメガ3不足を疑ってみてください。

血液の流れを良くする

オメガ3の血液さらさら効果について、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

オメガ3のひとつであるEPAは、血小板が固まるのを防ぎ、それによって血栓や動脈硬化が起こるのを防ぐ働きがあります。

また、同じくオメガ3のひとつであるDHAには、血管を柔軟にしたり、毛細血管の血流を良くしたりする効果があります。

血管の弾力性を高め、血流をよくする働きがあるので、ダブルで肌に重要な成分なのです。

栄養素を隅々まで行き渡らせ、酸素を運び、老廃物を素早く取り除く。美肌のためには、血流を良くすることが欠かせません。

血流が悪くなると、顔色が悪くなったり、髪の毛が抜けやすくなったりするので、欠かさずに摂取したいものです。

美肌の肝、セラミドの原料になる!

オメガ3は、美肌と切っても切りはなせない重要な成分、セラミドの原料となります。

セラミドとは、生き物を乾燥から守る成分で、肌の角層細胞同士の隙間を満たし、水分をつなぎ止める役割を果たす。

充分なセラミドで満たされた肌は、肌表面が潤い、キメが整っている状態です。バリア機能の働きも高く、肌荒れしにくくなっています。

ところがこのセラミドが不足すると、肌はかさつき、荒れやすくなってしまいます。

つまり、美肌のためにはセラミドが十分に作られることが重要なのです。

腸内環境を整える

オメガ3には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の排出を促してくれる効果があります。

ラットを使った実験では、飽和脂肪酸の豊富なラードを与えると悪玉菌が増え、オメガ3が豊富な魚油を与えると、善玉菌であるアッカーマンシアと乳酸菌が増えるという結果が出ています。

腸内環境はダイレクトに肌に響く重要な要素です。腸内環境の美しさが美肌の基本と言っても、過言ではありません。

オメガ3は、腸からも、美肌のためにパワーを発揮してくれます。

オイルでやせる?オメガ3のダイエット効果

油を摂ると太る、それはひと昔前の常識です。

もちろん、油脂の中には太る原因となる油もありますが、逆にダイエットの強い味方になってくれる油もあります。

オメガ3もそのひとつです。オメガ3はなんと、脂肪の蓄積を抑制し、筋肉内での脂肪燃焼を促進してくれる効果があるのです!

また、オメガ3には満腹・空腹シグナルの抑制ホルモンに作用するため、オメガ3を摂取しない時に比べ満腹考えられやすく、その満腹感が長続きします。

ダイエットの強い味方になってくれるオメガ3、そのダイエット効果を最大限引き出すために、その摂取は1日の中の早めの時間に摂取するのがおすすめです。

脂肪燃焼を促進してくれる効果で、効率的にダイエットをすることができます。

また、オメガ3の便秘解消効果と、基礎代謝量を上げてくれる血流量アップ効果もまた、ダイエットには不可欠な要素です。

脳の働きもスムーズに!オメガ3の脳力アップ効果

「頭が良くなる栄養素」として名高いDHAやEPAは、実はオメガ3のひとつです。
脳の60%は脂質で構成されており、そしてオメガ3は、脳細胞の受容体を作るのに欠かせない成分です。

オメガ3を摂ることで神経細胞間のコミュニケーションが活発になり、脳の働きが若々しくなり、学習効果が高まります。

1995年アメリカのパデュー大学の研究では、血中のオメガ3濃度の違いで、子供の学習能力に約5倍の差が出たことが明らかになっています。

それだけでなく、オメガ3をきちんと摂ることで、脳だけではなく心の健康にも効果があると言うことが分かっています。

そのため、オメガ3には鬱病の予防や、気分障害の改善などの効果が期待されています。

ドライアイの改善

その他にも、オメガ3は様々な場面で力を発揮します。

まず、角膜の表面を滑らかに整える働きにより、ドライアイの症状を緩和する効果があります。

普段から、パソコンやスマートフォンを長時間見る方には必須ですね。

アレルギー症状の緩和

また、オメガ3にはアレルギーや炎症を抑制する効果があります。

アレルギー反応自体は、病原菌やウイルスが体に入ってきた時のためにも必要なものです。

ただ、現代人はアレルギー反応を促進するオメガ6を摂り過ぎているといわれているので、アレルギーが気になる人は、意識的にオメガ3を摂取するようにしてみるとよいでしょう。

どのくらい取れば効果的?1日の摂取量と期間

美容と健康に欠かせないオメガ3、一体どのくらいの量を摂れば1日の必要量を満たせるのでしょうか?

オメガ3は、1日1600〜2400mgの摂取が推奨されています。

ところが、すべての年代のほとんどの人が、その半分の500mgも取れていないのが実情です。

また、オメガ3はオメガ6とバランスよく摂ることで効果を発揮します。その理想比は、

オメガ3:オメガ6= 1:4

といわれていますが、実際はなんと1:10から、ひどい人になると1:40くらいのバランスになってしまっています。

これでは細胞が固くなったり、血液の流れが悪くなったり、アレルギー症状が出ても仕方がありません。

なぜ昔は問題にならなかったオメガ3不足が、今になって深刻化にしているかというと、それは油の作り方が変わったこと、そして魚を食べる量が減ったことがあげられます。

昔は、油は加熱せずにそのままぎゅっとしぼる、低温圧縮によって作られるものが当たり前でしたが、今は溶解抽出がメインになっています。

溶剤抽出とは、油を製造する方法のひとつ。ノルマルへキサンという有機溶剤にさらして油を抽出し、そこから200度近い高温で有機溶剤だけを取り除く抽出法。

コストパフォーマンスがいい油の製造法ではありますが、この方法で作られた油には栄養成分はほぼないといわれており、熱に弱いオメガ3も当然この油からは摂取できません。

つまり、意識して摂らなければ、オメガ3を補給することが難しくなっているのです。

オメガ3を摂る時には、必ず「低温圧縮」または「コールドプレス」とかかれたもので摂るか、生の魚から摂るようにしましょう。

オメガ3摂取による体調の変化

オメガ3を摂ることによって、具体的にどのような変化が現れるのでしょうか?

もちろん、その人の体の状態や年齢、体質によって大きく変わるのであくまで目安ですが、オメガ3の効果に関して以下のような報告があります。
 
  

  • 2〜7日で、皮膚や肌質、末端が滑らかに。
    α-リノレン酸が潤い成分セラミドの原料になるため
  • 2〜4ヵ月で、皮膚の色つやがきれいになる。
  • 3〜8ヵ月で、食物アレルギーが改善され、血流アップの影響で寒さに強くなり、心が穏やかに。

  
これほどの効果があるのなら、コツコツ続けていきたいと思いますよね。

どの栄養素でもそうですが、1日に必要な量を守り、毎日続けていくことが大切です。

食べ物からオメガ3を取るには

それでは、オメガ3を摂るには一体どうすればいいのでしょうか?

日々の食事からオメガ3を摂る場合、主に2つの方法があります。

魚でオメガ3を補給

魚には、DHAやEPAなどのオメガ3が多く含まれています。

オメガ3が多く含まれる魚は、クジラ、マイワシ、さば、さんま、マグロ、ぶり、ハマチ、マアジなどです。

ただ、養殖の魚はえさの関係でオメガ6が多くなっていることが多いので、オメガ3の摂取を考えるのなら天然魚がおすすめです。

また、オメガ3は熱に弱いため、魚を頂くときは刺身やカルパッチョにすると良いでしょう。

ただ、魚を毎日生で頂くのは難しい、ダイオキシンなどの汚染問題が気になる、という場合はサプリメントがおすすめです。

手軽にDHA、EPAが取れるものが多く、最近では抗酸化作用が強いアスタキサンチンを豊富に含む、オキアミのサプリメントもオメガ3の供給源として注目されています。

オイルで摂る場合

そのままオイルで摂る場合は、必ず低温圧縮でしぼられた油を選ぶようにしてください。

食用油の中でオメガ3が多く含まれているのは、エゴマ60%、シソ油60%、亜麻仁油50%、サチャインチ50%です。

熱に弱いため、そのまま飲むか、サラダにかけたり飲み物やスムージーに混ぜたりするのがおすすめ。

ただ、サチャインチは抗酸化作用のあるビタミンEが豊富なので、加熱調理も大丈夫です。

老化を早めないために!オメガ3と酸化

体に必要不可欠なオメガ3ですが、オメガ3には重大な弱点があります。

それは、熱に弱く酸化しやすいことです。

酸化したオイルは活性酸素を発生させるトランス脂肪酸を多く含むため、老化を早めてしまいます。

そのため、オメガ3の取り扱いには注意が必要です。

まず、オイルを選ぶ時は、遮光ビンに入ったものにしましょう。そして、一度開けたら冷蔵庫で保存するようにしてください。

もちろん、抽出方法は「低温圧縮(コールドプレス)」のもので、生で摂るようにします。

美容効果の高いオイルを摂ったつもりで、そのオイルが体を老化させてしまっては元もこもありません。

取り扱いに注意して、その効果をしっかりと取り入れるようにしましょう!
 

オメガ3で肌も代謝も頭のはたらきも滑らかに♪

油は皮膚や細胞、脳に取って絶対欠かせない大事な成分です。

良質な油を味方につけて、滑らかな肌やきれいな細胞、明るく前向きな心とスムーズに働く脳を手に入れませんか?

オメガ3は私たちの日々の生活の様々な場面で、潤いをもたらしてくれることでしょう!

この記事をシェア

あなたもコメントをどうぞ!