鼻の皮がむける原因と、皮がむけてしまった時のケア方法とメイク法
鼻の皮がむけた時、自分でも原因の分かる皮むけ(鼻をかみすぎたなど)もありますが、原因の分からない皮むけもあります。
Tゾーンは皮脂は出ますが、皮膚が非常に薄くデリケートな部分でもあることをご存知ですか?ですので、ケアの難しい部分でもあるのです。
毎日の正しいケア、そして皮がむけてしまった時の正しい対処で意外と簡単に解消できるかもしれません。
鼻の皮むけをさせないための5つの注意点
鼻の皮をむけないようにするのは、毎日の洗顔やメイクで注意するべき点が5つあります。順に確認してみましょう。
強くこすって洗わない
クレンジング、洗顔同様ゴシゴシと洗っても汚れは落ちません。
落とすときは手のひらも使い、優しく大きくなじませ時間は長くても3分くらいで十分です。
それ以上は肌に負担となりますのでご注意!
そして洗顔ですが、泡がきちんと立ってないと汚れは落ちません。ですので、しっかりの泡を肌に優しくのせればこする必要はありません。
同じ洗顔料を使用していても使用法一つでとても差が出ると言われています。ですので、しっとりの洗顔を使っても皮むけする場合は、使い方を疑ってみても良いかもしれません。
強くこすってファンデーションをつけない
こちらも非常に多いのですが、意外と力が入っている方が多いです。
特にTゾーンは毛穴が気になるので、ついついこすりがち・・・ですので、メイクさんがよく使っている大きめのスポンジを使用してファンデーションをつけると力が入らず細かい部分もキレイにつけることができます。
ファンデーションの正しい塗り方は、次の「パウダーファンデーションの正しい塗り方。厚塗り、粉っぽさを解消!」で確認してくださいね。
Tゾーンだからと言って保湿しないのはNG!
「Tゾーンは脂っぽいから、乳液はつけないんです。」と言われる方は割と多いのですが、Tゾーンこそ保湿をして欲しい部分なのです!!
肌の一番外側の表皮という部分は、厚さが平均0.2ミリで非常に薄い膜で出来ています。特に目元、口元、そしてTゾーンも非常に皮膚の薄い部分なのです。
そしてある日、高熱で3日間ずっと寝込んで顔も洗わず寝ていると、人生初の皮むけ!!しかも、いつも大量の皮脂で覆われているTゾーンが!!!私としてはものすごく驚きでした。
ですので、特に日焼けなどしていないのにTゾーンの皮がむける場合は、保湿が足りてないということも考えられます。
角栓を指で押したり、ピンセットで抜かない
ついつい気になると、押してしまいますよね・・・先ほど皮膚の薄さの話がありましたが、ギュッと押すと表皮どころか、さらに奥の真皮まで傷つけてしまいます。
そして、これをしてしまうと奥まで傷ついているので、なかなか皮むけが回復しなかったりうっ血してしまったりするので絶対にやめておきましょう!
角栓が詰まらないように、毎日のケアで角栓予防のスキンケアもあります。毎日優しくふき取るだけで、一日に溜まった皮脂を一掃してくれます。
【オススメアイテム アルビオン シーバムコントロールエッセンス】
角栓ケアについては、こちら「鼻のザラザラは角栓が原因!正しいクレンジングと洗顔で改善しよう」でも紹介しています。
鼻をよく触るクセがある
これも意外と多いのですが、触ったり掻いたりする回数が増えると肌に刺激になってしまいます。
痒い時などはスプレータイプの化粧水を使用するとよいでしょう。種類はたくさんありますが、炎症を抑えるタイプが一番良いと思います。
【オススメアイテム】 アベンヌ ウオーター
鼻の皮むけになりやすい方にオススメのケア&メイク法
よく鼻の皮がむけてしまう方におすすめのスキンケア方法やメイク法はどんなものなのでしょうか。
皮むけの時はパウダーファンデは絶対にNG!
皮がむけている時に粉体の多いパウダーは余計に目立たせてしまい、また潤いも足りません。パウダーしか手元にない場合は、とにかく薄く滑らさずに、トントンと乗せるようにつけると良いでしょう。
そして、カバー力の高いリキットやクリームファンデも粉体を多く含みますので、皮むけが目立ちます。
そのような時は、手持ちの美容液やクリームを少量ほど混ぜて、薄めて使用すると良いでしょう。皮むけを目立たせないようにまた、回復を早めるには薄付きにしましょう。
鼻に赤みもある場合はコンシーラーを上手く使う!
とにかく厚塗りはNGですので、部分的に一発で隠せるコンシーラーを上手く使うと良いです。
特におすすめはチップタイプのコンシーラー。ポンポンと乗せて、指の腹で優しくポンポンなじませましょう。ここで、指を滑らせてつけると皮むけが酷くなるのでご注意を!
【オススメアイテム】 シュウウエムラ ポイントコンシーラー
コンシーラの使い方やコツは、こちら「コンシーラーで悩みを一掃!用途別の使い分けと失敗しないコツ」を参考にしてください。
皮がむけてしまった時は、ローションマスクを継続的に行う
皮がむけてしまった時は、とにかく保湿です。乳液、美容液、クリームなどでも、もちろん保湿は出来るのですが主に潤いを閉じ込めるアイテムです。
肌に蓋をする役割であったり、肌を活性させたり、といったものが多いです。
沢山つければ保湿が出来ている訳ではありません。水分油分のバランス・・・が綺麗な肌を保つ第一条件でもあります。
水分、油分、NMF(肌の中で作られる潤い)の3つのバランスにより、肌の大切な役割であるバリア機能が維持されているとあります。まさに、バリア機能が崩れた状態=皮むけです。
ですので、水分の補給も非常に大事になります。ですが、肌が傷んでしまって
いる時は積極的な水分補給が必要となりますので、ローションマスクが皮むけの時は大変有効なのです!
コットンに化粧水をしっかり含ませ、2枚もしくは3枚に薄く裂いてTゾーンに貼り5分間マスクをして下さい。長い時間マスクをすると、せっかくの水分が蒸発しますので5分マスクをしたらすぐ水分を閉じ込めるために、すぐに美容液や乳液をつけて下さい。
コットンを利用したマスクは、手軽に美容効果が得られてとても簡単にできます。詳しいやり方は、次の「コットンパックは「ながら美容」の救世主!約1分でふっくら肌に」を確認してみてくださいね。
Tゾーンは皮膚が薄く乾燥しているので美容液はつける
Tゾーンは皮脂が気になるので美容液や乳液をつけていないと言われる方が割と多いのですが、Tゾーンも同じ皮膚です。
きちんと潤いの膜が張られないと水分は逃げます。ご自分の好みの量でも良いのできちんとTゾーンにも美容液や乳液をつけましょう。
痛い、もしくはかなり酷い皮むけの場合はメイクはせずに、ひたすら保湿!!
粉体の入っているファンデーションやフェースパウダーを、肌に乗せるだけでもデリケートな時は刺激になります。
ですので、一日に何回か化粧水と乳液などを繰り返しつけていると、かなり回復も早くなります。
外出時の化粧直しにやっておくべき皮むけケア
鼻の皮がむけていると化粧直しのやりかたにも注意点があります。必ず確認しておきましょう。
化粧直しにローションミストをふく
美容部員さんはほとんどの人がメイク直しで使う、ローションミスト。
種類もたくさんあり、感触なども色々です。好みもあると思いますが、あまりさっぱりなものより、しっとりしているミストがベストです。
【オススメアイテム】 ディシラ プレドミナ コンデンシャル スパミスト
かなりむけて酷い時は、スティック美容液を使って化粧直しを!
Tゾーンをファンデで直そうとしても、恐ろしいほどに皮むけが目立ちます。
ですので、スティク美容液をつけて保湿をすると少し目立たなくなるのでその上からファンデを軽くトントンとつけましょう。
【オススメアイテム】 MiMC ビオモイスチュアスティック
化粧直しのファンデはリキットがBEST!
皮がむけている時はとにかく保湿ですので、皮むけが良くなるまでは化粧直しもパウダーでなくリキットがオススメ。
とは言え、そのまま上からリキットをつけてしまうと綺麗に仕上がらないので、化粧水をコットンに含ませオフできるなら一旦オフしてから、無理でしたら化粧水ミストをたくさん吹きかけ顔をかなり濡らしてスポンジでならしてからリキットを手でトントンと優しくつけてください。
リキット、もしくはクリームファンデでも良いのですが、カバー力のあるものは粉体も多く皮むけ時はかなりムラになりますので、サラッとした感触の薄付きのファンデが綺麗に仕上がります。
特に化粧を直す日中は肌もだんだん乾燥モードへ移りつつある時なので、ここで保湿を怠ると回復も遅くなります。
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リキットファンデーションの塗り方は、次の記事「リキッドファンデーションで立体感のあるツヤ肌に!ムラのない塗り方」でも詳しく説明しています。
今使っているスキンケアの見直しを!
なかなか良くならない場合は、使用中のスキンケアの使用量を見直してください!
こちらもわりと多いのですが、メーカー推奨の使用量より少ない使用量でお手入れされてる場合です。使用量を守ることだけで、改善される場合もあります。
それでも良くならない場合は、使用中のスキンケアの保湿が自分の肌に合っていない
全てのスキンケアをチェンジしなくても、同じメーカーでもっとしっとりタイプのものに変更してみたり、クリームを足してみたりで変化があるかと思います。
鼻の皮むけは治すのには多少時間が掛かりますし、面倒ですがきちんとケアが出来れば必ず復活します。
今一度ご自分の肌と向き合い、これを機会に「皮むけしない肌づくり」 を目指していただけたらと思います。
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