歯茎が下がる原因は生活習慣や加齢!気になる場合は歯科医院で相談を

歯茎が下がると、老けたように見られてしまいます。女性としてはそれも気になるところですが、歯茎が下がると冷たい食べ物や飲み物がしみたり虫歯になりやすくなったりというデメリットまであります。

では、なぜ歯茎が下がってしまうのでしょうか。

歯茎が下がる原因は一つではなく、いくつかあります。なぜ貴女の歯茎が下がっているのか、それを知れば今以上に歯茎が下がるのを防ぐことができる場合もあります。また、専門の治療を受ければ、歯茎を戻せることもあります。

そこで今回は、歯茎が下がる原因を詳しく確認し、それを元にどのような対策ができるのかをチェックしましょう。

Table of Contents

なぜ歯茎が下がるの?日常の習慣の中にも原因があります

歯茎が下がるのには、いくつか原因があります。

実は、日常の習慣が歯茎が下がる原因になっていることもあります。

では、どのようなものがあるのか、見ていきましょう。

歯磨きの仕方や癖など日常の習慣によるもの

日常生活を送る上で以下のような習慣があると、その影響で歯茎が下がる可能性があります。

  • 歯磨きの方法を間違えている
  • 歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりする
  • 爪を噛む

歯磨きの方法を間違えているとは、固い歯ブラシを使う・強い力をかけるなどの歯の磨き方を言います。これらの方法で歯磨きをすると、歯茎に強い力がかかって傷がつく原因になります。

歯磨きは日に何度かするものなので、傷が治らないうちにまた歯磨きで傷がつくことを繰り返していると、歯茎に弾力がなくなってやせてしまい、歯茎が下がることに繋がります。

また、歯を食いしばる・歯ぎしりをするといった習慣は、歯と歯を支える役割をする組織両方に大きな負担をかける原因になります。その結果、骨が下がることで歯茎も下がってしまうのです。爪を噛む習慣も、歯に強い力をかけることから歯茎が下がる原因となります。

実は、女性は男性よりもセロトニンと呼ばれる気持ちを明るくするのに役立つ脳内神経伝達物質の分泌量が少ないことから、よりストレスを感じやすいことがわかっています。そのため、女性の方が歯を食いしばる・爪を噛むなどの動作をしやすいと言えます。

歯周病や詰め物の影響など日常の習慣以外の理由

次に、以下のような日常の習慣以外の理由で歯茎が下がる場合について確認しましょう。

  • 歯周病になっている
  • 歯並びや噛み合わせが良くない
  • 歯茎や骨がもともと薄い
  • 歯の詰め物などが合わない
  • 歯科矯正の影響が出ている

歯周病になっていると、歯茎によって覆われている歯を支える働きをする骨が溶けるため、歯茎も下がることになります。

歯並びや噛み合わせが悪いと、歯の一部分にだけ力がかかる・はみ出ている部分の骨が薄い・はみ出ている部分に歯磨きの際に特に力がかかるなどの理由で、歯茎が下がります。

歯の詰め物や被せが合わないと、歯茎に炎症が起こることで歯茎が下がる原因になりますし、歯科矯正の際に無理な力がかかると、骨が吸収されることで歯茎が下がることがあります。

加齢も歯茎が下がる原因に!

特別な理由が無くても、加齢によって歯茎が下がることもあります。これは、年を重ねるにつれて歯茎がやせてしまうことによって起こるものなので、残念ながら防ぐのが難しいのが現状です。

ですが、お口のケアをきちんとしていれば、ある程度歯茎がやせていくのを防ぐことができますので、普段から気をつけたいところです。

歯茎が下がると何が問題?老けて見える・しみるなどが挙げられます

歯茎が下がっても、問題が無ければそれでいいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、歯茎が下がると女性にとって気になる美容面にも悪影響ですし、他にも問題が起こります。

では、どのような問題が起こるのか、詳しく見ていきましょう。

歯茎が下がると知覚過敏や虫歯など口の中にトラブルが起こります

歯茎が下がると、口の中に以下のようなトラブルが起こります。

  • 知覚過敏になり冷たい食べ物や飲み物がしみる
  • 歯と歯の間に隙間ができ食べ物が挟まる
  • 露出した歯の根元が虫歯になる

歯茎が下がると、食べ物がしみたり挟まったりなど生活する上での不便もありますし、歯の根元には歯を守ってくれるエナメル質が無いため、虫歯になりやすい性質があることも問題です。

歯の根元の虫歯は治療が難しく、虫歯が酷くなると歯が折れることも考えられるので注意が必要です。

口の中のトラブルがストレスや胃の不調などを引き起こすことも!

口の中にトラブルが起こると、それがストレスに繋がることもあります。さらに、食べ物を上手く噛めないことから、消化が悪くなって胃の不調が起こることもあります。

口の中のトラブルが、体の不調まで引き起こす可能性があるんですね。

歯茎が下がると老けて見られる!見た目にまで悪影響です

女性としては、できる限り若々しく見られたいものです。

ところが、歯茎が下がることは女性にとって気になる見た目にまで悪影響で、老けて見えてしまうというデメリットまであります。

貴女の歯茎は下がっている?セルフチェックしてみよう

歯茎が下がっているかどうかは、セルフチェックすることができます。「私の歯茎は下がっているの?」と気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

セルフチェックの項目をご紹介します

かみや歯科によると、歯茎が下がっているかどうかは以下の項目をチェックすることでわかると説明されています。

  1. 歯が長くなったと感じる
  2. 前歯と前歯の間に隙間がある
  3. 話をすると空気が歯の隙間から抜ける
  4. 冷たい食べ物や飲み物がしみる
  5. 食べ物が歯に挟まる
  6. 歯ブラシは固めのものを使う
  7. 歯がぐらぐらする

7つの項目のうち、当てはまる項目が2つ以上あると歯茎が下がっている可能性が高いとのことです。

これ以上歯茎が下がらないようにするには?自分でできる対処法まとめ

歯茎が下がる原因によっては、自分で対処をすることも可能です。

ただし、自分で対処する場合は歯茎を元に戻すことは難しく、今よりも歯茎が下がらないようにするための対策となります。

では、どのような方法があるのか、チェックしましょう。

歯茎を傷つけないために!歯磨きの方法や日頃の癖に気をつけよう

まず、歯茎を傷つけないようにするために、歯磨きの方法には特に気をつけたいものです。具体的には、以下のような方法で歯を磨きましょう。

  • 歯ブラシは普通のものかやわらかいものを使う
  • マッサージするようなイメージで優しく力を入れずに磨く
  • 小刻みに歯ブラシを動かして同じ部分を複数回磨く

歯を磨く際、歯ブラシで強くこすらないようにすることが大切だということですね。

歯ブラシの毛先が1か月以内に開く人は力が強すぎると考えられるので、1つの目安にしてみてください。

それから、歯を食いしばったり爪を噛んだりする癖がある人は、意識してそれを避けることも大切です。

歯周病を避けるためにフロスを使うなどの対策が有効!

歯周病は、きちんと歯磨きができていない場合などに起こります。そこで、歯磨きできちんと汚れを取り除くのと共に、デンタルフロスも活用しましょう。歯と歯の間についている汚れは、歯ブラシで落すことができないため、デンタルフロスの使用が有効です。

加齢によって歯茎が下がる場合も、きちんと歯を綺麗に保っていれば進行を遅らせることが可能ですので、お口の中を清潔に保つことが大切だと言えます。

歯周病対策に役立つ薬用歯磨き粉を使うのも、一つの方法です。さらに、喫煙は歯周病と大きく関わりがあることが知られていますので、タバコを吸う方は禁煙を試みることも大切です。

これは意外!口の中が乾燥しないようにするだけでも対策ができます

歯茎が下がらないようにするための意外な対策法として、口の中が乾燥しないようにするという方法があります。

スマイリー歯科の説明によると、唾液が少ないと乾燥し、口の中で細菌が繁殖しやすい状態になると言います。そのため、唾液の量を増やすことを目的として、ガムを噛むことが勧められています。

その際には、糖分が入ったガムではなく、無糖でキシリトール配合のガムを選ぶことがポイントです。

これなら、簡単に対策ができそうですね。

歯科医院で治療を受ければ下がった歯茎を元に戻すことも可能です

以前は、歯茎が下がると治療法が無く、現状維持と歯周病の治療で精一杯だと言われていました。

ですが、今となっては下がった歯茎を元に戻す治療法も確立されてきていますので、歯科医院で治療を受けることで歯茎を元に戻すことも可能です。

また、歯周病のように、自分での対策では効果が期待できないことがありますので、その場合は歯科医院で治療を受けることが必要です。では、歯科医院でどのような治療が受けられるのか、見ていきましょう。

歯周病や噛み合わせなど自分での対処が難しい場合の治療法

初期の歯周病なら歯磨きをきちんとすることで対処できることもあるのですが、進行すると自分での対処は難しくなります。

歯周病が進行すると、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる溝ができ、その中に歯垢が溜まって細菌が繁殖します。すると、歯周病がますます酷くなりますので、歯科医院でクリーニングしてもらわなければ歯周ポケットを取り除くことができません。

歯並びや噛み合わせ、それから詰め物などが影響している場合は、歯科医院で調整してもらう必要があります。

昼間なら爪を噛むなどの癖を意識的に治すことができるかもしれませんが、寝ている間の歯ぎしりの場合、対処が難しいと言えます。そのような時には、歯科医院でマウスピースを作成してもらう方法が有効です。

かみや歯科によると、以下のような状態になっている時は歯科医院で治療を受けた方がいいと言います。

  1. 歯の根元が見えたりしみたりする
  2. 歯茎が下がっている部分から膿が出たり腫れたりしている
  3. 歯茎が白っぽかったり赤黒かったりする
  4. 歯がぐらぐらしている

貴女のお口の状態はどうでしょうか。治療が必要だと思われる場合は、早めに歯科医院にかかりましょう。

ヒアルロン酸を歯茎に注入することで歯茎を上げる治療法

下がってしまった歯茎は戻すことが難しいのですが、かみや歯科によると、ヒアルロン酸を歯茎に注入することで歯茎を上げることができると言います。

3週間ごとに注射を3回することによって、歯茎が徐々に戻ってくるとのことなので、治療法としては手軽ですし、痛みをあまり感じないこともメリットです。

ただし、歯茎に炎症が起きている場合はこの治療法は選べません。また、すぐに歯茎が戻るわけではなく、時間がかかることも知っておきましょう。

溶けた歯を支える働きをする骨を再生させることで歯茎を上げる治療法

歯周病になると顎の骨が溶けることが多いのですが、そのような場合には、溶けた骨を再生させることで歯茎を上げることができます。

東京国際クリニック/歯科の説明によると、例として以下のような治療法があります。

治療法 治療内容
エムドゲイン タンパク質の一種「エムドゲイン・ゲル」を使用
歯の根元に塗ることで組織を再生させる
GTR法 歯周ポケットの歯垢・歯石を取り除く
骨の無い部分に人工膜「メンブレン」を挿入
骨移植 人工の骨または自分の骨を移植

これらの方法で骨が再生すれば、それに伴って歯茎も上がってきます。

歯茎を再生させることで歯茎を上げる治療法

骨ではなく、歯茎を再生させることで歯茎を上げる方法もあります。東京国際クリニック/歯科の説明によると、この場合は以下のような方法が取られるとのことです。

  • 口の中の別の場所にある歯茎を一部移植する
  • 上や横など近くの歯茎を引っ張り移動させる

これらの治療法によって、見た目が美しく仕上がります。

治療方法によっては健康保険が適用されないことも!事前に確認しよう

歯科医院で治療を受ける場合、治療方法によっては健康保険が適用されず、高額になる場合があります。

そのため、事前に治療費がいくらくらいになるのかはチェックしておきたいところです。

歯茎が下がる原因は様々!自分での対処が難しければ医師に相談しよう

以上のように、歯茎が下がるのには日常の生活習慣が影響している場合もありますし、歯周病などの病気や噛み合わせなどが影響している場合もあります。

歯磨きの方法に問題がある場合などは、それ以上進行させないように自分で対処することも可能ですが、貴女のお口の状況によっては歯科医院での治療が必要になることもあります。

そのため、気になることがあれば歯科医院を受診して専門医に相談するようにしましょう。

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