冬は特に乾燥しやすい季節!原因を知って正しくケアしよう
冬になると、お肌の乾燥は酷くなりがちです。冬は寒く、また空気が乾燥しますので、それがお肌にも影響して乾燥しやすくなるのです。
また、女性の場合、仕事の関係でスカートをはかなければいけなかったり、寒いとは思ってもお洒落のために薄着をしがちであったりすることで、余計にお肌が乾燥しやすい状況になっている場合もあります。
それから、冬のお肌の乾燥には、お風呂が関係していることもあります。これらの中に思い当たる原因があれば、対策もできますよね。
そこで、冬にお肌が乾燥しやすくなる原因を、まとめてご紹介します。
冬は気温が低いので血流が悪くなる!それが新陳代謝を妨げる原因に
冬は、気温が低いものです。実は、この寒さ自体がお肌の乾燥と関係しています。では、なぜそう言えるのか、見ていきましょう。
寒いと血流が低下する!それが新陳代謝の妨げに
寒いと体が冷えるため、血管が縮んでしまって血流が低下します。
すると、新陳代謝が妨げられるので、新しいお肌の細胞が生まれにくい状態になります。
新しいお肌の細胞が生まれにくいと、お肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすいお肌になるのです。
また、血行が悪化すると皮脂の分泌量も減ってしまいます。皮脂はお肌の上に膜を作って潤いを保つ働きを持っているので、皮脂量が減ることでも乾燥しやすい状態になるんですね。
寒いと汗をかきにくい!それもお肌の乾燥の原因に
寒いと汗をあまりかかなくなりますが、それも以下の理由でお肌の乾燥の原因になっていると言えます。
- 汗の量が減るから
- 皮脂の量が減るから
まず、汗そのものの量が減ることで、お肌の表面の水分量も減ってしまいます。それによって、お肌の乾燥が進むわけです。
さらに、皮脂腺の出口は汗腺にあるため、汗をかいた方が皮脂が分泌されやすくなります。そのため、汗が少なくなって皮脂量が減ると、お肌の潤いが保たれにくくなり乾燥を招きます。
冬の乾燥もお肌の大敵!さらにエアコンも悪影響!?
冬は、夏よりも乾燥した季節です。それも、冬のお肌の乾きやすさの原因です。では、詳しく見ていきましょう。
冬は空気が乾燥している!それがお肌の水分を奪います
冬は、夏よりも空気が乾燥した季節です。
水分はより乾いたところに流れる性質があるため、空気が乾燥しているとお肌にためられている水分が空気の方に流れてしまいます。
冬は、そもそもお肌から水分が奪われやすい季節なんですね。
エアコンも湿度を下げる大きな原因に
エアコンなどの暖房器具は湿度を下げるため、外だけではなく室内でも空気が乾燥した状態になりがちです。
お肌にいい湿度は60%から65%程度だと言いますので、加湿器を使ったり洗濯物を室内に干したりしてお部屋の中の湿度を適切に保つことで、お肌も乾燥しにくくなります。
余談ではありますが、冬場に多く流行するインフルエンザの菌は、湿度が50%から60%ある場所では感染力が低下することが知られています。
仕事のためにインフルエンザは避けたい、ご自分やご家族の健康を守りたいなどと考えられている女性の方にとって、加湿をすることはお肌を守るのと同時に健康を守ることにも繋がりますので、ぜひ湿度を意識してみてはどうでしょうか。
薄着だと乾燥しやすい?服装もお肌に影響を与える!
冬に薄着をしていると、以下の2つの理由でお肌の乾燥が進みます。
お肌が直接空気にさらされるため | 薄着で体温が奪われるため |
---|---|
直接空気に触れると水分が奪われやすくなる | 血流の低下に繋がる 新陳代謝が妨げられる |
女性の場合、仕事の関係などで厚着をすることが難しい場合もあるのが正直なところかと思います。その場合は、プライベートな時間だけでもあたたかい服装をするなど、少しでもお肌を守るようにしたいですね。
冬になるとやりがち!熱いお風呂に長く浸かるのも一つの原因です
冬になると寒いので、あたたかいお風呂でゆっくりしたくなりますよね。ですが、これがお肌の乾燥の原因になっていることもあります。では、そう言える理由を確認しましょう。
お風呂の温度が高いほど溶けだす皮脂量が多くなる!
お風呂のお湯の温度は、高ければ高いだけ溶け出す皮脂の量が多くなると言います。
皮脂はお肌を乾燥から守ってくれる役割をしていますから、皮脂がたくさん溶け出してしまえばそれだけお肌が乾燥しやすくなります。
長風呂も皮脂が流れ出す原因に!
お湯の温度だけではなく、お風呂に入る時間が長いことも、お湯に皮脂が溶け出す原因になります。
つまり、冬の寒い時期についやりたくなる、熱いお風呂に長く浸かるという行動が、皮脂が失われてお肌が乾燥する原因を作っているということですね。
保湿ケア用品を使い分けている?冬に乾燥しがちな人はそれもチェック
お気に入りの保湿ケア用品がある人は、それを年中使い続けていることもあるでしょう。それで対応できる場合はいいのですが、冬にお肌が乾燥しがちな人は保湿剤を季節に合わせて変えることでお肌の乾燥を改善できることがあります。
では、冬にはどのようなタイプを選べばいいのか、見ていきましょう。
保湿力が高いのはセラミドなどの成分が入った保湿剤!
冬の乾燥に適している保湿剤は、以下のような成分が入っている保湿力の高い保湿剤です。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- 尿素
ただし、この中で尿素は、やや刺激が強い傾向にあります。皮膚がごわっとして厚くなっている時には適していますので、お肌の状態を見ながら尿素入りの物を選ぶかどうかを決めるといいですね。
保湿の目安は1日に2回以上!入浴の後はすぐに保湿をしよう
また、お風呂から上がった時のお肌はとても乾燥しやすい状態ですので、お風呂上がりにはすぐに保湿をするようにしましょう。
冬の低温や空気の乾燥はお肌を乾燥しやすい状態にしてしまう!
冬は、そもそもお肌が乾燥しやすい環境です。
気温が低いので血流が悪くなりやすいことから、新陳代謝が妨げられてお肌の新しい細胞が生まれにくいのと共に、夏よりも乾燥していることでお肌の水分が外部に逃げやすくなっていますので、どうしてもお肌が乾燥してしまいがちになるのです。
また、寒いことからお風呂も熱めにして長く浸かりがちですし、乾燥しやすい季節なのに年中同じ保湿剤を使っていることで保湿効果が足りない場合もあります。
冬はもともと乾燥しがちな季節であることを意識して、お肌の水分が奪われないように気をつけたいものですね。
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