女性に多い冷え性とはどんなもの?症状や原因をご紹介します

冷え性は、男性よりも女性に多く起こるもので、成人した女性の半数以上が悩まされているというほどよく見られるものです。ですが、よくあることだから放置しておいていいというものではなく、冷え性だと体の様々なところに影響が出ます。

実は、西洋医学的には冷え性は病気としては扱われておらず、体質だという捉え方がされています。それに対して、東洋医学では冷え性を様々な病気の元となる症状だと捉えています。そう言われると、なんだか難しく感じますよね。

では、具体的には冷え性とはどのような状態を言うのでしょうか。今回は冷え性について取り上げ、症状や原因を詳しくまとめてご紹介します。

どんな症状が出る?冷え性の症状をまとめてチェック!

まずは、冷え性とはどのような症状が出ることを言うのか、チェックしたいと思います。

貴女は当てはまる?冷え性の症状をチェックしよう

冷え性の人には、以下のような症状が出ることが知られています。

  1. 手や足がいつも冷たいと感じる
  2. 厚着をしているのに体が冷えてしまう
  3. お風呂に入ったのに手や足がすぐに冷える
  4. 布団に入っているのに手や足が冷たく眠れない
  5. 下半身がよく冷える
  6. 冷えたら関節や腰が痛くなる
  7. たびたび膀胱炎になる
  8. たびたび便秘や下痢になる
  9. 痩せにくい
  10. 冷房がかかっていると調子が悪くなる

これを見ると、様々な症状が出ることがわかります。

漢方内科を持つ代官山パークサイドクリニックは、本人が体が冷えていることを苦痛に思う場合は冷え性だと言えると定義しています。

体温計で測ると実際に体温が低いといったことではなく、下半身のような体の一部分や末端部分が特に冷えるなど、本人が苦痛を感じている場合は冷え性だと言っていいということですね。

冷え性は様々な症状や病気の元!冷え性からこんなことが起こります

冷え性になると、以下のような様々な症状や病気を引き起こすことがあります。

  • 睡眠不足
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 関節リウマチ
  • 慢性疲労
  • 肩こり
  • 生理痛・生理不順・月経前症候群など月経関係の不調
  • 頻尿・膀胱炎・過敏性腸症候群などトイレ関係の不調

他にも考えられるものがありますが、例としてこれらの症状や病気をご紹介しています。かなり様々な事に影響しているのがわかりますね。冷えを感じている女性の中には、これらの症状に心当たりがあると言われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

東洋医学では、冷え性のことを様々な病気の元となる未病の状態と捉え、『冷え症』と表記するそうです。

冷え性の根本的な原因は?体が生命活動を維持するためです

冷え性には、根本的な原因と、それを引き起こす原因があります。そこで、まずはなぜ下半身のような体の一部分や末端部分が冷えるのか、根本的な原因を確認します。

冷え性の根本的な原因は内臓を冷えから守るため!

冷え性の根本的な原因は、私達の体が生命活動を維持するために酵素が働きやすい温度である37度を目安に体温を保とうとしているからです。そのため、後ほど確認するような理由で体全体の体温が下がると、血液を生命維持に必要な臓器がある体の中心部に集めることで、必要な部分の温度が下がるのを防ごうとします。

それによって、体の中心部以外には血液が流れにくくなるため、手や足の先、下半身などが冷えやすくなるわけです。

女性に多いのは生理やホルモンバランスの影響!体を冷やす原因とは

では、次に、なぜ体全体が冷えてしまうのか、その原因を詳しく確認していきましょう。

生理や脂肪の量など女性特有の原因が影響する場合

冷え性が女性に多いと言われるのには、きちんとした根拠があります。

それは、以下のような女性特有の理由で体が冷えることがあるからです。

  • 生理
  • ダイエットなどによる栄養の偏り
  • 男性よりも脂肪が多い体型
  • スカートの着用や衣服の締め付け、薄着

女性には生理があり、これが冷えと大きく関係しています。まず、血液が出ていくわけですから、鉄分が失われて貧血になりやすく血液の量も減るので、それによって全身が冷えてしまいます。また、女性には生理や出産に関連する卵巣・子宮があり、男性よりも体内に臓器が多いことで血流が妨げられやすくなります。

貧血になるのは、ダイエットによって栄養が不足している場合も同様です。女性の場合、男性よりも体型を気にしがちなこともあって、ダイエットをすることによる栄養不足との関連も指摘されています。

また、栄養の偏りはダイエットによるものだけではなく、例えば偏食があってもビタミンやミネラルが不足して体温が低下することに繋がりますし、スナック菓子や砂糖などの摂り過ぎで血液がドロドロになって体内を巡りにくくなることでも冷えが起こりやすくなります。

女性の場合、男性よりも筋肉の量が少なく、脂肪の量が多い体型をしています。一度冷えた脂肪はなかなか温まらないので、冷えた後に体温が上がりにくくなります。そこで体が中心部を温めようとして、それ以外の部分で冷えを感じるわけです。

それから、女性の場合仕事やお洒落のためにスカートをはいたり体を締め付けるような服装をしたりすることもあり、これが体を冷やしたり血流を妨げたりする原因になっています。無理な薄着も体温を下げる理由になりますが、お洒落のためについ寒さを我慢してしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

運動不足になると代謝が低下!それが冷えに繋がります

運動不足になると、代謝が低下して血液が循環しにくくなります。

さらに、運動不足で筋肉の量が減ると、体内で熱が作られにくくなることでも冷えを招きます。

女性はもともと男性よりも筋肉量が少ないため、運動不足によって余計に冷えを感じやすくなってしまうんですね。

自律神経が乱れると体温調節が上手く行かなくなって冷える!

自律神経は体温調節を行う役割を持っているので、自律神経が乱れると体温調節がうまく行かなくなって寒い時に体が冷えやすくなる原因となります。自律神経は、以下のような理由で乱れます。

  • 冷暖房がきいた環境にいることが多い
  • 冷暖房がきいた場所とそうでない場所を頻繁に行き来する
  • ストレス
  • 女性ホルモンのバランスの乱れ

冷暖房がきいた環境にいることが多いと、体温調節を行う機会があまりないので、その働きが上手く行かなくなります。逆に、冷暖房がきいた場所とそうでない場所を頻繁に行き来する人の場合の場合、何度も体温調節をする必要があることから自律神経に負担がかかり、自律神経が乱れてしまうのです。

また、ストレスも自律神経を乱します。さらに、ストレスがかかり続けると血流が悪くなることも知られていますので、それも体を冷やす原因と言えます。

女性ホルモンのバランスは脳の視床下部と呼ばれるところでコントロールされていますが、自律神経も同じところでコントロールされていることから、女性ホルモンのバランスが乱れると、視床下部が混乱してしまって自律神経まで乱すことがあります。

ということは、更年期や思春期に特に影響が大きく出ると考えられますね。

喫煙も血流を悪化させるため悪影響!

タバコには様々な有害物質が含まれていて、その中には血管を急激に収縮させ、血流を低下させるものもあります。

そのため、喫煙をしていると、体が冷えやすくなります。

さらに、タバコは基礎代謝まで低下させると言います。それも冷えに繋がっているのです。

貴女が手足などの冷たさを苦痛に思えばそれは冷え性!原因は様々です

冷え性とは、下半身や体の末端部分など、体全体ではなく一部が冷たくなる症状が出るもので、明確な基準があるわけではなく、本人が冷えによって苦痛を感じていれば冷え性だということになります。

根本的な原因は、生命活動を維持するために体全体が冷えてくると内臓などがある体の中心部に血液が集められることで、体全体の冷えの原因にはストレスや運動不足など考えられるものがいくつかあります。

さらに、生理がある、筋肉の量が少なくて脂肪の量が多いなど、女性特有の原因で体が冷えることもあり、冷え性が女性に多いのはそのためです。

これらの場合は対策が難しいこともありますが、ストレスや運動不足などが原因であれば対策も考えられそうですね。

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