ニキビと吹き出物はどう違う?両者の分け方や特徴を解説します

以前は、若いうちに顔などにできる炎症をニキビ、年齢を重ねてから顔などにできる炎症を吹き出物と呼び分けられることが多かったのですが、ニキビも吹き出物もアクネ菌が関係しているなどの共通点があることから、今では思春期ニキビと大人ニキビと呼び分けることが多くなっています。

つまり、吹き出物は、大人ニキビのことだと思っていいわけですね。

ですが、共通点があるのと同時に、思春期ニキビと大人ニキビにはできる要因が違うなどの相違点もあります。

とはいえ、どちらにしても、顔や胸、背中など女性としては美しく見せたい場所にできることもあって、気になるものです。そこで今回は、ニキビと吹き出物について取り上げ、両者の特徴を詳しく見ていきましょう。

ニキビには2種類ある!吹き出物は大人ニキビと同じものです

まずは、ニキビと吹き出物という言葉について確認していきましょう。

2種類のニキビと吹き出物の関係

ニキビには、2種類あります。

  1. 思春期ニキビ
  2. 大人ニキビ

思春期ニキビは、その名称の通り思春期から20歳くらいまでの間にできやすいニキビです。それに対して大人ニキビは、20歳よりも後になってからできるニキビです。

吹き出物は、この2種類のニキビのうち、大人ニキビと同じものです。

実は思春期ニキビも吹き出物も俗称!

なぜ大人ニキビと呼んだり吹き出物と呼んだりするのかというと、思春期ニキビも含め、いずれも俗称だからです。

正式には、思春期ニキビには尋常性ざ瘡、大人ニキビまたは吹き出物には思春期後ざ瘡という病名があり、病気として扱われています。

ニキビや吹き出物は誰にでもできる可能性があるものであることから、あまり病気とは認識されていないのが現状です。ですが、跡が残る・心理的にも影響を与えるなど、決して軽視できないものであることが日本皮膚科学会によって指摘されています。

炎症が起きるのはアクネ菌の影響!思春期ニキビと吹き出物の共通点

思春期ニキビも吹き出物も、発症するメカニズムは同じであるなどの共通点があります。では、両者の共通点をチェックしましょう。

思春期ニキビと吹き出物が発症するメカニズム

日本皮膚科学会によると、思春期ニキビも吹き出物も発症のメカニズムは一緒だと言います。

1、皮脂が毛穴の中につまる
2、アクネ菌が増える
3、炎症が起きたり膿がたまったりする

炎症が強く、毛穴の周辺の皮膚にまで損傷を与えた場合、ニキビ跡が残ってしまいます。ニキビ跡も女性のお肌の悩みとしてよく挙げられるものなので、思春期ニキビや吹き出物ができた場合は、早目のケアを心がけたいですね。

症状の進み方も共通です

思春期ニキビも吹き出物も、症状が以下のような進み方をします。

進み方 状態
白ニキビ 初期段階
皮脂で毛穴が詰まり小さく盛り上がる
小さく白い点のように見える
ニキビの表面は閉じている
黒ニキビ 白ニキビが進行
ニキビの表面が開いて空気に当たり酸化する
皮脂の酸化やメラニンの影響で黒く見える
赤ニキビ 黒ニキビが進行し炎症が起きる
アクネ菌などの雑菌が毛穴で増殖
皮膚が赤く腫れ盛り上がる
痛みがあることも
黄ニキビ
(膿ニキビ)
最終段階
赤ニキビの炎症が悪化
膿がたまり黄色く見える

思春期ニキビも吹き出物も、毛穴が詰まるところからはじまって、細菌が繁殖することで炎症が起き、それが酷くなると膿がたまるというように進行していきます。

皮脂がつまる理由などが違う!思春期ニキビと吹き出物の相違点を確認

次に、思春期ニキビと吹き出物の相違点を確認しましょう。

思春期ニキビと吹き出物はできやすい場所が違う!

思春期ニキビと吹き出物は、以下のようにできやすい場所が違います。

思春期ニキビ おでこ・鼻周辺
Tゾーンと言われる部分
吹き出物 頬・顎・口周辺
Uゾーンと言われる部分
胸や背中にできることも

両者では皮脂が詰まってしまう理由も異なる!

思春期ニキビも吹き出物も、皮脂が毛穴の中につまってしまうことから始まります。

ですが、皮脂がつまりやすくなる理由は異なります。

思春期ニキビの場合、この時期にホルモンの分泌量が大きく変化することによって皮脂の分泌量が過剰になるため、毛穴につまりやすくなります。ホルモンバランスが安定すれば皮脂の分泌量も安定しますので、やがて思春期ニキビはできにくくなるわけです。

ですが、吹き出物の場合、以下のような複数の理由が絡み合って皮脂の分泌量が増えたりお肌が傷んだりすることで皮脂が毛穴につまりやすくなります。

  • ストレスや睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れ
  • 間違った洗顔や保湿不足などによるお肌の乾燥
  • 紫外線
  • 食生活の乱れやダイエットによる栄養の偏り
  • 便秘
  • 化粧品・頬杖・髪の毛の先などの外部からの刺激

女性の方の中にはダイエットをしている方もいらっしゃるかと思いますが、それによって全体的に栄養素が足りなかったり、特定の栄養素が不足したりすることもお肌の栄養不足を招いてお肌が傷みやすくなってしまいます。

それから、女性の方はお化粧をしますが、それが刺激となって吹き出物が出やすくなっていることもあります。また、女性は男性に比べて髪が長い方が多いですが、髪の長さによっては髪の毛の先が頬や胸元などを刺激し、それが吹き出物の原因になっている場合もあります。

吹き出物が出やすい理由には、女性ならではのものもあるということですね。

毛穴がつまる原因が違えば対策も変わる!

思春期ニキビの場合、皮脂の分泌量が過剰なので、以下のような方法で皮脂量を調節する対策をすることがニキビを軽くしたりできにくくしたりするのに役立ちます。

  • 洗顔で皮脂量のコントロールをする
  • アクネ菌を殺菌する成分が配合された洗顔料で洗顔する
  • 皮脂量を増やす脂質や糖質を摂り過ぎない

ですが、吹き出物の場合は複数の理由が考えられるので、先ほど挙げた毛穴がつまりやすい原因の中で思い当たるものが無いかを考えて対策をすることが必要です。吹き出物の方が原因を特定しにくいことから、吹き出物の方が治りにくいとも言われます。

思春期ニキビは思春期ごろ、吹き出物は大人になってからできる!

以上のように、思春期にできる思春期ニキビと、大人ニキビとも呼ばれる20歳以降になってできる吹き出物は、発症のメカニズムは同じで皮脂が毛穴につまることから始まります。

ですが、両者が違うのは、皮脂が毛穴に詰まりやすくなる原因です。思春期ニキビはホルモンバランスの変化からきているものですが、吹き出物は様々な要因が考えられ、それが絡み合ってできていると考えられています。そのため、できやすい部位や対処法には差が出てくるのです。

思春期ニキビも吹き出物も、いずれにしても顔にできることが多く女性としては気になるものです。できているのに気付いたら、早めの対策をして跡が残らないようにしたいものですね。

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