赤ら顔は毛細血管の拡張!病院や自宅で正しくケアする方法

人目を気にしないで出かけたいけれど、赤ら顔が気になって不安になってしまう・・頬や鼻の赤みが気になって長く思い悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

赤ら顔を改善したいときは、赤ら顔の原因を知り、病院の治療や自宅のケアで効果的に治していくことが大切です。赤ら顔は毛細血管が拡張して皮膚から血管が透けて見える状態であり、毛細血管拡張症と呼ばれることもあります。

毛細血管が拡張する原因は人によって異なりますので、赤ら顔の出方も多種多様です。そして、必要な治療法も赤ら顔の種類によって変わります。

ここでは赤ら顔のタイプや原因、自宅でできる対策、おすすめの食べ物、治療方法、メイクのコツなどをご紹介しますので、赤ら顔を改善したいときにお役立てください。

赤ら顔とは毛細血管が拡張した状態

赤ら顔とは何らかの原因で毛細血管が拡張し、血流が増加して皮膚が赤く見える状態を言います。一般的な人でも気温差や飲酒、緊張などによって一時的に毛細血管が拡張して顔が赤くなる場合がありますが、赤ら顔は毛細血管が拡張した状態が長く続いてしまうという特徴があります。

赤ら顔には複数のタイプがあり、症状や原因、治療法などが異なります。また、いくつかのタイプが混ざっていることもありますので、赤ら顔といっても個人によってさまざまです。

赤ら顔を治す方法には病院の治療やスキンケアの改善などがありますが、赤ら顔のタイプと原因によって効果的な治し方が変わります。また、保険適用できる赤ら顔とできない赤ら顔があります。

赤ら顔のタイプ

赤ら顔は毛細血管拡張症とも呼ばれます。欧米において、毛細血管拡張症は4つのタイプに分類されています。しかし日本では、それ以外のタイプも存在します。

主な赤ら顔のタイプは以下のとおりです。

  • 単純(線状)タイプ
  • 樹の枝状タイプ
  • クモ状タイプ
  • 丘疹タイプ
  • 紅斑タイプ
  • 混合タイプ

単純(線状)タイプは、血管の盛り上がりがなく、青色や赤色で血管が枝分かれしていないという特徴があります。症状は、鼻や頬に多くみられます。

樹の枝状タイプは、血管の盛り上がりがなく、青色や赤色で血管が枝分かれしているという特徴があります。症状は、腕などにもみられます。

クモ状タイプは、血管の中心からクモの巣のように広がって血管が枝分かれしているという特徴があります。症状は、腕や手に多くみられます。

丘疹タイプは、皮膚の表面から小さく隆起した赤い斑点状という特徴があります。症状は、背中や胸、腹などにもみられます。

紅斑タイプは、それぞれの血管が確認できず、ほのかな赤みがずっとあらわれているという特徴があります。症状は、鼻全体や鼻の周り、頬などにみられます。

混合タイプは、さまざまなタイプが混じっているという特徴があります。症状は、頬などにみられます。

赤ら顔の原因は生理的反応や病気など

赤ら顔の原因は生理的反応や皮膚炎、その他の病気などさまざまです。そして、赤ら顔は原因によって効果的な治療法が変わります。赤ら顔を治したいときは、原因を確かめるためにも一度皮膚科などを受診しましょう。

ここでは赤ら顔の原因についてご紹介します。

生理的反応

赤ら顔の原因の一つとして、生理的反応が考えられます。生理的反応による赤ら顔は一般的な人にも起こり、顔の赤みが一過性であることが多いという特徴があります。この場合の治療法としては、スキンケアが中心になります。

生理的反応の赤ら顔が起こる原因は、以下のとおりです。

  • 日焼け
  • 加齢
  • 気温差
  • アルコール

日焼けによる赤ら顔は、長時間日光を浴び続けたことによって起こります。紫外線のダメージで肌が炎症すると、一時的に顔が赤くなる原因となります。

加齢による赤ら顔は、光老化などによって毛細血管が拡張したことで起こります。毛細血管が拡張すると血流が増加して、顔が赤く見える原因となります。

気温差による赤ら顔は、温かい場所から寒い場所に移動したときに起こります。気温の刺激で毛細血管が拡張すると、一時的に顔が赤く見える原因となります。

アルコールによる赤ら顔は、お酒を摂取することで起こります。体質によって顔色の出やすさは異なり、一時的に顔が赤くなる原因となります。

全身性の病気

赤ら顔の原因には顔だけでなく、全身性の病気があります。体質やホルモンバランス、ウイルスなど色々な要因によって起こる病気です。治療法としては、それぞれの病気を治すことが優先されます。

全身性の病気で赤ら顔が起こる原因は、以下のとおりです。

  • 膠原病
  • ウイルス性発疹症
  • 細菌感染症
  • ホルモン異常症
  • ホットフラッシュ
  • 精神的な緊張、赤面症
  • 辛味や酸味の食べ物

膠原病は、免疫の異常によって皮膚や血管、関節などに炎症を起こす病気です。皮膚筋炎、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などで両頬に蝶の羽のような赤い発疹、蝶型紅斑が起こる場合があります。

ウイルス性発疹症は、伝染性紅斑や風疹、麻疹などによって顔や全身に赤い発疹が起こる場合があります。発疹だけでなく、咽頭炎や発熱などの症状が同時に起こることが多い病気です。

細菌感染症は、溶連菌による脂肪織炎の丹毒によって、顔に発赤が起こる場合があります。すぐに皮膚が赤くなったり、片側に症状があらわれたりすることが多い病気です。

ホルモン異常症は、甲状腺ホルモンの異常による甲状腺機能亢進症やカテコールアミンの異常分泌による褐色細胞腫などの血流増加、血圧上昇で赤ら顔が起こる場合があります。

ホットフラッシュは、更年期の女性によくある症状であり、自律神経失調やホルモンバランスの変化などが影響します。顔や全身がほてり、動悸や発汗などによって赤ら顔が起こる場合があります。

精神的な緊張や赤面症は、緊張による動悸や自律神経の興奮などで起こります。そして、血圧上昇や血流増加、足や腕の血管拡張が起こると発汗や赤ら顔があらわれる場合があります。

辛味や酸味の食べ物は、口にすると顔の発赤や涙、唾液などがでる場合があります。該当する食べ物には、唐辛子やスパイスの効いた食品、オレンジやリンゴなどの果物が挙げられます。

顔にあらわれる病気

赤ら顔の原因には、主に、頬や鼻といった顔に症状があらわれる病気があります。病気の症状があらわれると、血管拡張や充血などによって顔が赤く見えるようになります。治療法としては、それぞれの病気を治すことが優先されます。

顔にあらわれる病気で赤ら顔が起こる原因は、以下のとおりです。

  • 酒さ
  • 光線過敏症
  • 接触皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎
  • ざ瘡
  • 口囲皮膚炎
  • 毛包虫性ざ瘡
  • 顔面播種状粟粒性狼瘡
  • 好酸球性膿疱性毛包炎
  • 皮膚血管腫

酒さは、赤ら顔の皮膚疾患であり、何らかの原因で毛細血管が拡張する病気です。顔の赤みが長い間続き、ほてりやピリピリとした感覚を伴います。また、口の周囲には赤みがあらわれないという特徴があります。

酒さの原因は明らかにされていませんが、元々の肌質や外からの刺激などさまざまな要因が考えられています。

光線過敏症は、光エネルギーが原因となって、少ない量の日光でも炎症が起きてしまう病気です。また、食品や添加物、薬剤などによって光線過敏症が引き起こされることもあります。顔や手、腕、首の後ろなど、日光に当たりやすい部分に赤みや発疹があらわれます。

接触皮膚炎は、触れたものが原因となって、かぶれや炎症、湿疹などが起こる病気です。接触皮膚炎の原因として、顔の場合は化粧品や洗顔料、シャンプー、毛染め、香水などが考えられます。

接触皮膚炎の疾患である「刺激性接触性皮膚炎」は原因物質が触れた部分だけに、「アレルギー性接触性皮膚炎」は体全体に赤い斑点や隆起した発疹などの症状があらわれます。

アトピー性皮膚炎は、皮膚炎や湿疹を繰り返す慢性炎症であり、鼻炎や気管支喘息、発疹、水ぶくれなどの症状があらわれます。アレルゲンや遺伝、ホコリ・ダニなどの環境因子が原因として考えられています。

アトピー性皮膚炎には、子供がなる「小児アトピー性皮膚炎」と大人がなる「成人アトピー性皮膚炎」があります。成人アトピー性皮膚炎は、顔や首、胸などに発疹があらわれて赤ら顔になります。

脂漏性皮膚炎は、顔や耳の周り、頭皮、髪の生え際などに慢性の炎症があり、フケや鱗屑、顔の赤みなどがあらわれる病気です。脂漏性皮膚炎の原因は明らかにされていませんが、皮膚に常在している真菌マラセチアがかかわっていると考えられています。

脂漏性皮膚炎は、気候の寒さや心身のストレスによって症状が悪化することがあります。

ざ瘡は、毛穴が炎症して赤い丘疹や膿疱があらわれる病気です。尋常性ざ瘡であるニキビは、顔や胸元、背中の上側などにできやすい傾向があります。酒さと似ている症状もありますが、ニキビの有無で区別できます。

毛包虫性ざ瘡は、毛包虫・ニキビダニが存在し、酒さやざ瘡に似た顔の赤みや丘疹があらわれる病気です。一方で、酒さにおいても毛包虫が増加することがあり、毛細血管の拡張がある場合は酒さによって毛包虫が増えている可能性も考えられます。

口囲皮膚炎は、ステロイド外用剤やカルシニューリン阻害剤外用剤によって酒さのような症状があらわれる病気です。口囲皮膚炎になると、口の周りや顎に凸凹した赤い発疹があらわれます。また、眼の周りや前頭部まで発疹がでることもあります。

口囲皮膚炎はニキビや酒さに似ていますが、白色や黒色のニキビがないことや口の周りに発疹があらわれることで区別できます。

顔面播種状粟粒性狼瘡は、酒さ様皮膚炎の病気です。頬や眼瞼、鼻、額に左右対称の丘疹や膿疱などの症状がみられます。あらわれる部位によって、眼囲皮膚炎や口囲皮膚炎などと言われることもあります。

好酸球性膿疱性毛包炎は、主に顔や胴体の毛が生えている部位にできる病気です。中心部から円状に広がり、皮膚の発赤を伴います。毛包のない手のひらや足の裏に起こることもあり、好酸球性膿疱性皮膚症と言われることもあります。

皮膚血管腫は、皮膚の血管が異常に変化することで起こる病気です。生まれてすぐに発症する乳児血管腫と、血管が変化して特殊な固まりが生じる血管奇形があります。血流が増えることで皮膚が赤く見えるようになります。

この他にも、赤ら顔の原因には先天性や肝臓病、ホルモン変化、慢性的な刺激などがあり、原因不明のものもあります。

自宅で簡単にできる赤ら顔対策

赤ら顔を改善するためには病院の治療だけでなく、自宅のケアも大切です。赤ら顔を悪化させないように正しい対策をおこないましょう。

ここでは、自宅ですぐにできる赤ら顔のケア方法をご紹介します。

正しいスキンケア

赤ら顔は、乾燥や紫外線といった外からの刺激が悪い影響をあたえている場合がありますので、保湿や紫外線対策など肌を守るスキンケアが重要になります。

洗顔するときは泡で優しく洗い、水やぬるま湯でしっかりすすいだあと、こすらないようにタオルで優しく水気をとりましょう。洗顔後は、低刺激の化粧水で十分に保湿します。

刺激の強い薬剤やケミカルピーリング、マッサージなどはなるべく控えてください。肌のお手入れをやりすぎるのもNGです。皮膚に刺激をあたえないように、優しいスキンケアを心がけましょう。

皮膚科や美容クリニックでは、赤ら顔におすすめの化粧水やファンデーションを扱っているところもありますので、スキンケア選びに迷ったときは相談してみましょう。

紫外線対策

日光を浴び続けると、紫外線によって皮膚がダメージを受けてしまいます。紫外線は乾燥やシミといった肌トラブルの原因となり、赤ら顔にも悪い影響をあたえます。また、紫外線は赤い部分に吸収されやすいといわれており、毛細血管拡張症などを引き起こす原因となります。

赤ら顔では日焼け対策が重要なポイントになります。外出するときは日焼け止めを塗って紫外線をカットしましょう。

地表に届く紫外線にはUVAとUVBがあります。市販の日焼け止めには、UVAに対する効果・PAやUVBに対する効果・SPFが表示されています。UVAは+の数が多くなるほど防止効果が強く、UVBは数値が高くなるほど防止効果が強くなります。

敏感肌の方は、ケミカル紫外線吸収剤が使われていない日焼け止めがおすすめです。また、光線過敏症などの病気がある場合は、日焼け止めを購入する前に医師と相談しましょう。

ストレス解消

赤ら顔はストレスが影響することもありますので、日頃からなるべくストレスを溜めないように心がけましょう。ネガティブな思考や思い悩みすぎると、不安や緊張から心臓に熱がこもったり、赤ら顔が悪化したりする可能性があります。

軽い運動や好みの音楽、入浴、カラオケなど自分が好きなことをしてストレスを解消しましょう。

食べ物を選ぶ

辛味や酸味、刺激のある飲食物を口にすると発赤があらわれる場合があります。唐辛子や香辛料、コーヒー、栄養ドリンク、アルコール、脂っこい食品などは摂りすぎないように気をつけましょう。体に熱が溜まりやすいときは、キュウリやゴーヤ、スイカなどの食材がおすすめです。

規則正しい生活習慣

不規則な生活はホルモンバランスを乱したり、ニキビができたりする原因となります。栄養バランスのよい食事と十分な睡眠、軽い運動、ストレス解消などを心がけて体調を整えましょう。

また、お通じが悪いと肌荒れやニキビの原因になることがありますので、便秘が心配なときは食物繊維やビフィズス菌などが含まれている食材で腸内環境を整えましょう。

ニキビ対策

ニキビは「尋常性ざ瘡」と呼ばれる皮膚疾患であり、毛穴を中心とした皮疹や炎症、膿疱などの症状があらわれます。ニキビには白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビなどがあり、それぞれ原因や症状が異なります。

赤ニキビは溜まった皮脂にアクネ菌が感染することで炎症が起こり、化膿したり、ニキビ跡が残ったりする場合があります。

ニキビが起こる原因には、皮脂量の増加があると考えられています。皮脂の分泌が増えてしまう要因には、体質やホルモンバランスの乱れ、偏った食事、睡眠不足、ストレス、悪い習慣などがあります。

食事内容や生活習慣の改善、適切なスキンケアでニキビ対策しましょう。

漢方薬

中国の伝統医学では、赤ら顔の治療に漢方を用いることがあります。漢方には皮膚の乾燥やニキビ、皮膚炎、のぼせ、かゆみなどに最適な生薬がありますので、赤ら顔対策も期待できます。一方で、漢方薬はそれぞれ種類や効能が異なりますので、利用する場合は医師に相談しましょう。

赤ら顔におすすめの漢方薬・生薬は以下のとおりです。

  • 当帰、地黄、苦参、甘草、ヨクイニン
  • 荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸加ヨク苡仁、清上防風湯
  • 桂枝茯苓丸
  • 黄連解毒湯

当帰、地黄、苦参、甘草、ヨクイニンなどの生薬は、セラミドの合成をサポートすることが研究で明らかにされています。セラミドは肌の保湿やバリア機能とかかわっている成分であり、不足してしまうと乾燥や外からの刺激を受けやすくなって赤ら顔やニキビなどの原因となります。セラミド不足が気になるときにおすすめの生薬です。

荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸加ヨク苡仁、清上防風湯などの漢方薬は、ニキビの治療に用いられることがあります。赤ら顔の原因の一つにニキビがありますので、ニキビによる赤ら顔が気になるときにおすすめの生薬です。

桂枝茯苓丸は「おけつ」という血が滞った状態を改善するための漢方薬です。更年期障害や月経異常、頭痛やめまい、肩こり、皮膚炎や湿疹、ニキビ、血行障害が関与する病気などに用いられます。さまざまな皮膚トラブルによる赤ら顔が気になるときにおすすめの生薬です。

黄連解毒湯は消炎作用のある生薬から作られており、熱症状を鎮めるための漢方薬です。のぼせやイライラ、動悸、更年期障害、皮膚炎、湿疹、皮膚のかゆみ、高血圧の不眠などに用いられます。心身の不調や皮膚トラブルによる赤ら顔が気になるときにおすすめの生薬です。

赤ら顔におすすめの栄養素&食べ物

赤ら顔をはじめ、正常な肌を保つためには栄養バランスのよい食事が大切です。偏った食事は肌の老化を早めたり、ホルモンバランスを乱したり、内臓機能を低下させたりする可能性があります。

栄養バランスのよい食事とともに、ニキビ対策やバリア機能、保湿、保水力、肌の新陳代謝などをうながす栄養素を摂取することで、肌の調子を整える効果が期待できます。

ここでは、肌や皮膚によいとされる栄養素と食材をご紹介します。

たんぱく質、炭水化物、脂質

たんぱく質、炭水化物、脂質は三大栄養素と呼ばれており、人の体をつくるために欠かせない成分とされています。

たんぱく質は皮膚や髪の毛、筋肉、臓器などの体を構成する成分であり、ホルモンや抗体、酵素などを調節するためにも必要な成分です。そのため、たんぱく質が不足してしまうと体力低下や免疫力低下、成長障害などが起きる恐れがあります。

たんぱく質が含まれている食材は、肉類や魚類、豆類、卵類、牛乳・乳製品などがあります。

炭水化物は、体内で消化吸収されてエネルギー源・糖質になるものと消化吸収されない食物繊維の2つに分けられます。

炭水化物の糖質は単糖類に分解されて、脳や筋肉が活動するためのエネルギーとなります。そのため、炭水化物が不足してしまうと必要なエネルギーが足らなくなり、意識障害や集中力減少、疲労感などが起きる恐れがあります。

炭水化物が含まれている食材は、ご飯やパン、麺類、イモ、果物、砂糖などがあります。

脂質は体内のエネルギー源や細胞膜の構成、生体作用による各生体反応制御の材料になる成分であり、さまざまな役割を持つ栄養素です。そのため、脂質が不足してしまうと脂溶性ビタミン吸収やエネルギー摂取において悪い影響があらわれる恐れがあります。

脂質が含まれている食材は、バターやマーガリン、ごま油、なたね油などがあります。

ビタミンA

ビタミンAは免疫機能や視覚、細胞の成長などに関わっている成分であり、皮膚や心臓、腎臓、肺、腸などを正常に維持するために必要な栄養素です。そのため、ビタミンAが不足してしまうと皮膚や眼、各組織が乾燥して傷つき、感染症のリスクが高まる恐れがあります。

ビタミンAが含まれている食材は、肉類・レバー、魚類・うなぎ、乳製品・プロセスチーズなどがあります。

このほかにも、柑橘類に含まれているβ‐クリプトキサンチンや緑黄色野菜に含まれているβ‐カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。

ビタミンC

ビタミンCは皮膚や骨などの形成や成長、修復に必要な成分であり、傷の治癒をサポートしたり、抗酸化作用で細胞を守ったりする働きがあります。また、コラーゲンの合成やビタミンEの吸収をアップする役割もあります。

そのため、ビタミンCが不足してしまうと皮膚のトラブルやフリーラジカルによる細胞損傷などの恐れがあります。

ビタミンCが含まれている食材は、果物・イチゴ・キウイ、柑橘類、野菜・ブロッコリー・パプリカ、イモなどがあります。

ビタミンCは熱に弱く、加熱すると破壊される可能性がありますので、なるべく生で食べるようにしましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6は皮膚を健やかに保つサポート成分であり、赤血球の形成やアミノ酸などの代謝、神経機能の正常維持に必要な栄養素です。そのため、ビタミンB6が不足してしまうと皮膚炎やうろこ状の発疹などが起こる恐れがあります。

ビタミンB6が含まれている食材は、魚類・マグロ・カツオ・サケ、牛肉・鶏肉・レバー、バナナなどがあります。

亜鉛

亜鉛は、皮膚や粘膜の健康、体の成長、傷の治癒などに必要な成分であり、新陳代謝に関わる酵素や細胞の生まれ変わりに不可欠な栄養素です。そのため、亜鉛が不足してしまうと免疫力低下、味覚障害などが起きる恐れがあります。

亜鉛が含まれている食材は、魚介類・牡蠣・ウナギ、肉類・豚レバー、藻類、納豆、玄米ご飯などがあります。

コラーゲン

コラーゲンは皮膚や骨、軟骨、血管などを構成するたんぱく質の一種であり、肌のハリや弾力を維持するために大切な成分とされています。そのため、コラーゲンが不足してしまうとシワやシミなどの肌トラブルが起きる恐れがあります。

コラーゲンが含まれている食材は、牛すじ、豚骨、鶏手羽・鶏皮、モツ、フカヒレ、サケの皮などがあります。

また、コラーゲンの合成にはビタミンCが必要になりますので、コラーゲンと一緒にビタミンCを摂取するようにしましょう。

セラミド

セラミドは皮膚の角質細胞間脂質を構成する成分であり、皮膚の保湿やアレルギー原因物質の侵入ブロックといった働きがあります。そのため、セラミドが不足してしまうと乾燥肌や肌荒れなどの肌トラブルが起きる恐れがあります。

セラミドが含まれている食材は、トウモロコシや生芋コンニャクなどがあります。

D-アミノ酸

D-アミノ酸は、体のたんぱく質を構成するアミノ酸の一つであり、D-アミノ酸の代表であるD-アスパラギン酸にはバリア機能や保湿機能を高める働きがあります。

D-アミノ酸が含まれている食材は、発酵食品・ヨーグルト・チーズ・黒酢・納豆、トマト、アボカド、バナナなどがあります。

赤ら顔の治療方法と保険適用

赤ら顔は、病院や美容クリニックなどで治療・改善することができます。特定の疾患による赤ら顔は保険適用されますが、それ以外は自費診療となります。

赤ら顔の治療について

赤ら顔の原因がアレルギー性鼻炎やホルモンバランスの不調、内臓疾患、精神的緊張などの場合はそちらを先に治療します。

たとえば、ほてりやのぼせなどホルモンの影響が考えられる場合は産婦人科、赤面症など精神的緊張がかかわっている場合は心療内科や精神科の治療が必要になることもあります。

ニキビによる赤ら顔は、抗菌薬やビタミンCの服用、抗菌クリームの塗り薬、圧出などで治療します。ニキビは治療しても再発することがありますので、病院の治療とともに日頃のケアが大切になります。

赤ら顔の代表とされる酒さは、飲み薬や塗り薬といった治療だけでなく、正しいスキンケアも必要になります。刺激の少ない化粧水や化粧品、優しい洗顔や保湿の仕方などをとり入れて、少しずつ治していきましょう。

酒さの治療は効果が感じられるまでに3ヶ月以上かかることもありますので、あきらめずに継続して治療しましょう。

このほかにも、赤ら顔はレーザーで治療する方法があります。レーザー治療は色々なタイプの赤ら顔に対応できて、治りが早く、治療時間が短いという特長があります。

一方で、肌に炎症や色素沈着があるとレーザー治療ができない場合もありますので、それらの治療が優先されることもあります。

赤ら顔の改善に使用されるレーザー治療は、以下のとおりです。

色素レーザー

色素レーザーは、レーザー治療の中で最も赤ら顔に対する効果が高いとされている治療法です。長い波長で皮膚の深い部分まで届き、赤い色、血液・ヘモグロビンに反応して治療しますので、どんなタイプの赤ら顔にも対応できます。

また、色素レーザーであるVビームなどは冷却装置がついているため、熱から皮膚を守り、疼痛をやわらげてくれます。施術の痛みはゴムにはじかれた程度なので麻酔は必要ありません。レーザー照射後に内出血が起こる場合もありますが、一般的に1、2週間ほどで消えます。

治療頻度や回数は赤ら顔の状態によって異なりますが、1回の施術でも効果が実感できます。毛細血管拡張症、苺状血管腫、単純性血管腫などと診断された場合は保険適用となりますが、該当しない場合は自費診療となります。

ロングパルスYAGレーザー

ロングパルスYAGレーザーは、色素レーザーの次に赤ら顔に対する効果が高いとされている治療法です。赤い色、血液・ヘモグロビンに吸収されやすい波長で皮膚表面の微小な毛細血管を加熱して治療しますので、色々なタイプの赤ら顔に対応できます。

また、皮膚の状態に応じてレーザーの強さを調節できますので、周りの皮膚への熱ダメージを最小限におさえることができます。痛みが少ないので麻酔は必要なく、ダウンタイムもないので施術後にメイクをして帰宅することも可能です。

治療頻度や回数は赤ら顔の状態によって異なり、自費診療となります。

光治療・フォトフェイシャル

光レーザーは、ロングパルスYAGレーザーの次に赤ら顔に対する効果が高いとされている治療法です。強い可視光線が色素に反応して治療しますので、軽い赤ら顔だけでなく、シミやそばかすなどの皮膚トラブルにも対応できます。

また、効果がやわらかいため痛みが少なく、ダウンタイムもありませんので施術後はメイクをして帰宅できます。赤ら顔の改善だけでなく、肌の引き締めや皮膚トラブルの解消といった美肌治療をしたいときにおすすめです。

治療頻度や回数は赤ら顔の状態によって異なり、自費診療となります。

メイクで赤ら顔を目立たなくするコツ

外出したり、人と会ったりするときに赤ら顔が気になる場合は、メイクで隠すこともできます。ベースメイクやファンデーション、アイシャドウを工夫して顔の赤みが目立たないようにカバーしましょう。

市販の化粧品には、赤み補正の化粧下地やコンシーラー、コントロールカラーがあります。これらの商品は赤みの反対色であるグリーンを使うことで、赤ら顔をカバーする効果が期待できます。

また、肌の赤みを抑えたいときはピンクよりもイエローのファンデーションがおすすめです。赤みのある肌にイエローやグリーンをあわせるとくすんで見える場合がありますが、逆に肌が美しく見えることもあります。

このほかにも、アイシャドウの色選びで赤ら顔を目立たないようにすることができます。赤みのある肌にレッドやパープルなどのアイシャドウをつけた場合、赤みが増したように見えるという実験結果があります。赤ら顔を隠したいときは、赤色や紫色のアイシャドウを控えるようにしましょう。

赤ら顔は化粧品次第で上手に隠すことも、目立たせることもできます。口コミで人気のプチプラ商品もありますので、自分の顔色にふさわしいコスメを選びましょう。

赤ら顔を治したいときは、まず病院へ

ここまで赤ら顔についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

赤ら顔は何らかの原因で毛細血管が拡張してしまい、血流が増えて皮膚が赤くなって見える状態を指します。気温差やアルコール摂取による一時的な赤ら顔は誰にでも起こりますが、毛細血管拡張症とも呼ばれる赤ら顔は症状が長い間続いているという特徴があります。

赤ら顔にはさまざまなタイプがあり、それぞれ症状や原因、治療法が異なります。そのため、飲み薬や塗り薬といった病院の治療だけはなく、自宅でおこなうケアも重要になります。赤ら顔を悪化させないためにも、正しいスキンケアや栄養バランスのよい食事、規則正しい生活習慣などで対策しましょう。

病院や美容クリニックでおこなわれる赤ら顔の治療には、飲み薬や塗り薬、スキンケアなどのほかにレーザー治療もあります。

レーザー治療には色素レーザーやロングパルスYAGレーザー、光レーザーなどがあり、それぞれ特徴が異なります。赤ら顔のレーザー治療は、医師と相談して効果的な方法を選びましょう。

また、赤ら顔はメイクでカバーすることもできますので、ストレスを溜めないように工夫しながら上手につきあっていくことも大切です。

赤ら顔は適切な治療と自宅のケアが重要なポイントになります。一日でも早く赤ら顔を治したいときは、信頼できる病院を一度受診されてみてはいかがでしょうか?

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