垂れ乳改善!胸が垂れる原因と、これ以上垂れさせないケア方法
若い頃はハリがあったバスト...いつの間にか重力に逆らえない残念な状態になっていませんか?
顔と違って人に見せる頻度が少ないところとはいえ、垂れたバストを見ると女性として悲しい気持ちになりますよね。
年齢を重ねたり経験値を積むことと反比例してそのような状態になるのは何とも受け入れがたい現実ですね。
また、若くても間違った生活習慣が原因で垂れてしまう方も見られます。それをなるべく早く食い止めるためにも、バストが垂れる原因と対策を紹介します。
バストが垂れる原因
さまざまな原因がありますが、ご自身がどういう生活や行動をしているか改めて振り返ってみましょう。
姿勢の悪さ
日常生活でスマートフォンやパソコンに向かう時間が多いと猫背になりやすく、夢中になる時間が多いと姿勢が悪くなる時間も増えます。
姿勢よく凛とした立ち姿の女性は美しいものですが、姿勢がいいか悪いかがバストの形にも大きく関わっているなんて意外ですね。
クーパー靭帯が伸びる・切れる
“クーパー靭帯”とはバストを構成している乳腺と脂肪を支えている組織で、バストの形を綺麗に保つ働きをしています。
1度伸びたり切れてしまったりすると元に戻せなくなってしまうので、予防として
バストの揺れを抑えるように意識して生活しましょう。
らくちんなインナーばかり選ぶ・寝るときはノーブラ
カップ付きキャミソール・ノンワイヤーブラなどつけ心地が楽なインナーばかり好んで身につけたり、寝るときにノーブラで過ごしている方は要注意。
横に流れたバストの脂肪をうまくホールドできないので、形が悪くなりやすいのです。
妊娠・産後の影響
妊娠中から授乳を終えるまでは約1年から2年ありますが、この時期にバストのサイズが大きくアップします。
サイズの変化が急激であるために、バスト周辺の皮膚の真皮が断裂するほどの負担がかかってしまいます。
これに伴い、伸び切った皮膚も元に戻ることができずに“シワ”や“たるみ”という形で残ってしまいます。
バストが垂れる原因でも出てきた、クーパー靭帯が伸びたり切れたりする原因の1つとしても挙げられます。
過度なダイエット
ダイエットするときにバストのサイズを落としたいという方は少数派だと思います。
むしろ、ウエストや太ももは減らしたいけど、できればバストのサイズはキープしたいなどと考えるのではないでしょうか。
ところが、脂肪が多いバストはサイズダウンしやすく、体に無理がかかる方法であるほど影響が顕著に現れます。
ゆくゆくは、バストの脂肪分が減ることに繋がり、皮膚のサイズはそのままなので垂れてしまうのです。
女性ホルモンの減少
加齢・睡眠不足・偏った食事などにより、バストのハリや大きさに影響を与える重要な女性ホルモンである“エストロゲン”や“プロゲステロン”がうまく分泌されなくなるとバストがしぼんでしまいます。
垂れ乳になる過程
- 1.バストの上部(鎖骨の下)が削げる
- バスト上部とブラジャーとの間に隙間ができる
- 2.乳首が下を向いている
- バストを支える筋肉が衰えることでバストが垂れ下がる
- 3.左右に流れ、離れ乳になる
- 垂れ下がった状態からさらに進行すると外側に離れる
1→2→3の状態になるほど、ケアをしても改善が難しくなるので、変化に気がついたら早めに対策することが重要です。
垂れていないかチェック
左右の乳首間の距離より、乳首から鎖骨の中心部までの距離のほうが長い二等辺三角形だと、垂れ乳かも知れません。
ブラジャーをはずした状態で鏡の前に立ってチェックしてみましょう。
離れ乳になるまで垂れてしまうとセルフケアしても改善は難しいです...。
しかし、途中の段階であれば完全に元どおりとはいかないまでも、ハリやボリュームを取り戻すことができます。
運動でのセルフケアの方法
簡単に取り組むことができる上に効果ありな方法をピックアップしてみました。
【合掌のポーズ】大胸筋を鍛える
- 左右の手のひらを胸の前で合わせ、二の腕よりも大胸筋に力を入れるように意識して押し合います。
- 背筋を伸ばし、脇を開いてひじを手首と同じ高さになるまで上げるとバストに力が加わりやすいです。
- 肩に力が入るとバストに力が入りづらいので、肩の力を抜いて行いましょう。
1セット 10秒×5回 1日3セット
こなすのが辛い場合は、ご自身に合った回数に減らしましょう。
【おっぱい体操】体のめぐりをよくしてハリのあるバストに
バストを支えている靭帯を刺激して、バスト全体を柔らかくして弾力を持たせます。
バスト周辺の滞りがちな血液やリンパのめぐりをよくして、美しいバストを作るために必要な栄養がしっかり届くようにします。
おっぱいはずし
『胸筋と靭帯を引きはがしてバストを本来の位置に戻す』というのが、“おっぱいはずし”の目的です。
1.手指を曲げて少し力を入れて脇から肩甲骨の下に持っていき、脂肪をかき集めてバストの横側にずらしながら持っていきます。
左右 各10~15回
2.手指を曲げて少し力を入れ、バストの横側から左右の鎖骨の中心部に脂肪をかき集めます。
片方のバストの下側を両手のひらで包みこみ、斜め上方向にしっかり持ち上げたあと...
右胸のとき→左手をはずして右手で支え、軽く揺らします。
左胸のとき→右手をはずして左手で支え、軽く揺らします。
左右 各10~15回
おっぱいゆらし
1.バストを斜め上方向にしっかり持ち上げ、1秒間に2~3回のテンポで10~15回軽く揺らします。
右胸のとき→左手で持ち上げて揺らします。
左胸のとき→右手で持ち上げて揺らします。
2.両手のひらで左右のバストをそれぞれ下から持ち上げて中央に寄せるように意識し、1秒間に2~3回のテンポで10~15回上に軽く揺らします。
持ち上げないで揺らすと、逆に小さくしてしまいますので気を付けましょう。
下着を見直すことでのセルフケア
普段何気なく選んでいるブラジャーが“垂れ乳の根源”になっているかも知れません。
すでにお持ちのブラジャーも含めて、必要なブラジャー選びを考えてみてはいかがでしょうか。
サイズがあったブラジャーを身に着ける
バストの上部がスカスカになったり背中に食いこんだりなど体に合わないブラジャーをすると、脂肪が横に流れたり落ちたりするので、バストの形を悪くすることにつながります。
同じサイズでも加齢によっていつの間にか合わなくなってしまうということもあります。
ご自身で選ぶことが不安な場合は、下着専門店の経験豊富なスタッフに正確に採寸してもらうと、ピッタリとフィットしたサイズが見つけられて安心です。
締めつけ感の少ない、カップ付きキャミソール・ノンワイヤーブラなどは通常のブラジャーと違い、バストのホールド力が十分ではないので控えましょう。
目的に応じたブラジャーを選ぶ
- スポーツブラ
- 激しい運動をするときは、揺れることでクーパー靭帯が損傷しやすくなるので、通常のブラジャーよりバストサポート力に優れたスポーツブラをするようにしましょう。
- 授乳ブラ
- 妊娠中から産後にバストサイズが大きくなったり、授乳の時期が終わると発達していた乳腺が元に戻って小さくなったりという急激な変化をしますが、このときに締めつけ感が少ないのにしっかりホールドしてくれる授乳ブラを使用することで、垂れ乳化を防いでくれます。
- ナイトブラ
- 寝るときは、ノーブラだと姿勢や寝返りによってバストがいろいろな方向に流れやすいのですが、通常のブラジャーでは対応できない横になった姿勢でナイトブラを使用することで、型崩れを防ぐことができます。
生活習慣の見直し
睡眠不足や偏った食事などの間違った生活習慣により、バストを育む女性ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。
また、ストレスを溜めこむこともよくないです。
バストのハリや大きさを蘇らせるには、“エストロゲン”や“プロゲステロン”という女性ホルモンの働きを活発にすることが重要です。
日々の努力の積み重ねが効果を生む
垂れ乳にはある日突然なるわけではなく、“いつの間にか進行している”というのが怖いところ。
そうなるまでには、必ず原因があるはずです。
ケアは、昨日頑張ったから今日いきなり効果が出るというものではありませんが、毎日コツコツ続けることで効果が表れます。
まずはご自身がいつの間にか垂れ乳を進行させる生活習慣を送っていないか見つめなおし、改善することで、ハリのあるバストを取り戻しましょう。
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