頭皮の乾燥で悩みたくない!トラブルになる原因と正しいケアの仕方
頭皮の乾燥を放っておくと、フケやかゆみだけではなく、抜け毛の原因にも繋がります。
間違ったケアや生活習慣など、様々な原因で頭皮の乾燥は進行していきます。出来るだけ早く正しいケアを行い、頭皮に潤いを与えることがトラブルを悪化させない秘訣です。
頭皮の乾燥を引き起こす原因
頭皮の乾燥は、元々肌が弱い人だけに起こる訳ではありません。誰でも突然起こる可能性があります。
頭皮は、皮脂を分解し様々な刺激から皮膚を守る働きがあります。この皮脂のバランスが乱れてしまうと、ターンオーバーが早まり、乾燥しやすい頭皮となります。
この皮脂のバランスが崩れる原因を知っていれば、乾燥を予防することも出来るはずですよね。
原因1:体質や加齢
乾燥肌やアトピー性皮膚炎など生まれつきの体質によって、皮脂の分泌量が少ない状態になり、水分が維持できずに頭皮が乾燥してしまいます。
顔や身体の皮膚と同じように頭皮も老化の影響を受けます。加齢とともに保湿成分の分泌量が減っていくため、乾燥しやすい状態になります。
原因2:生活習慣
乱れた食生活やストレス、睡眠不足でも頭皮の乾燥を引き起こすと言われています。
それは、頭皮の血行不良を引き起こすからです。血行不良が起こると、ターンオーバーが乱れやすくなり、頭皮のバリア機能や水分が保持できずに乾燥する可能性があります。
さらにビタミン不足も新陳代謝が低下するため、ターンオーバーが乱れてしまいます。
原因3:紫外線
顔や身体に日焼け止め塗る人が多くいますが、髪は気をつけていますか?
頭皮も皮膚のため紫外線を浴びることで、頭皮の皮脂が酸化し、その酸化した皮脂が頭皮を刺激するため細胞が剥がれやすくなります。そのため、頭皮が乾燥してしまいます。
原因4:湿度が低い
特に冬場は湿度が低く、さらに暖房の影響で空気が乾燥してしまいます。その結果、頭皮の水分が奪われるため、乾燥の原因になります。
原因5:シャンプー
しっかり汚れを落とそうとするために、頭皮を力一杯洗う人がいます。
必要以上に頭皮を洗うと、保湿のために必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。そうなると、頭皮の乾燥に繋がります。
また高温すぎるシャワーで洗い流したり洗浄力の強いシャンプーを使ったり、何度もシャンプーを行うなどが原因でも皮脂が落ちやすくなるため、注意が必要です。
シャンプーで乾燥する原因として、体質に合っていないことも考えられます。シャンプーのあとにかゆみがあるなどの症状が出る場合は、シャンプーを変えてみることをおすすめします。
原因6:乾かし方
自然乾燥は頭皮に良くないということは聞いたことがあるはず。
シャンプーの後の頭皮は、水分が奪われやすい状態になっています。また、濡れている状態が長いと、雑菌などを繁殖させる原因にもなります。
雑菌などが繁殖すれば、地肌を刺激するためターンオーバーが乱れ、乾燥に繋がります。
またドライヤーを使用していても、高温の風を直接頭皮に長時間あてれば、頭皮の水分を奪う状況になり、乾燥させる原因になります。
頭皮を保湿するためのシャンプーの仕方
頭皮の乾燥を防ぐためには、シャンプーがかなり重要になってきます。自分の体質に合わないものを使用すると、乾燥だけでなく、湿疹の原因になることもあります。
オススメのシャンプーの選び方や洗い方について説明しますね。
乾燥を防ぐオススメのシャンプーは?
洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶようにしてください。
オススメは、アミノ酸を界面活性剤として使用しているものです。シャンプー自体に保湿効果もあるので乾燥を防いでくれます。
シャンプーは洗浄成分の違いで、
- 高級アルコール系
- 石鹸系
- アミノ酸
に分けることができます。
- 高級アルコール系のシャンプー
強い洗浄成分である「ラウリル硫酸ナトリウム」などが配合されたシャンプーです。市販されているシャンプーの多くがこの高級アルコール系に当てはまります。このシャンプーのメリットが強い洗浄力です。洗い上がりのスッキリ感がこのシャンプーの魅力です。
ただ、そのために刺激の強さがデメリットになってしまいます。刺激と言っても、シャンプー1回の刺激は微々たるものです。
何も悩みがなければ使用しても問題ありませんが、少しでも頭皮や髪のことを考えるのであればオススメはできません。
- 石鹸系のシャンプー
その名の通り石鹸でできたシャンプーです。石鹸シャンプーの多くはノンシリコンシャンプーに分類されます。メリットとして、高級アルコール系に比べて頭皮に必要な皮脂や油分を残し、肌荒れを防いでくれます。さらに、比較的安価で購入できます。
デメリットとしては、人間の肌は酸性であるのに対し、石鹸はアルカリ性のため、敏感肌の人は肌荒れを起こしやすいと言われています。さらにシャンプーのあとに使うリンスは酸性のため、反応をおこしてしまい、ベトベトした感じになることがあります。
また、しっかり洗い流さないと石鹸成分が頭皮に残ってしまい、白いフケのようなものがついてしまいます。
- アミノ酸シャンプー
界面活性剤(洗浄成分)にアミノ酸を使用しているシャンプーのことです。シャンプーの中でも洗浄力は弱いですが、低刺激で頭皮に優しいものになっています。最大のメリットは、皮脂を落としすぎず保湿性に優れているため、髪や頭皮に優しい点です。
ただ、デメリットとしては洗浄力が弱いため、整髪料等をしっかりつけていると取れにくいということが挙げられます。また、他のシャンプーに比べ、やや値段が高くなります。
アミノ酸系シャンプーとアミノ酸シャンプーは違う!
●アミノ酸シャンプー・・・アミノ酸を洗浄成分とするシャンプー
●アミノ酸系シャンプー・・・石油系合成界面活性剤が主成分のシャンプー
つまり、頭皮や髪のためにはアミノ酸シャンプーを選ぶようにしてくださいね。
アミノ酸シャンプーと言っても、様々なメーカーから販売されているので、その中で自分に合うものを探してくださいね。
洗い方
シャンプーは肌に良いものを選んでも、力を入れてゴシゴシ頭皮を洗っていれば、せっかくの保湿効果も台無しです。正しい洗い方で洗えば、乾燥を防ぐことに繋がります。
*シャンプーの前に櫛で髪をとかす
シャンプーの前に埃など髪についているものを落とすことが大切です。また、櫛で梳かすことによって、絡まった髪を事前に整えることもできます。
シャンプー前には数回髪をとかすようにしてくださいね。
*シャワーの温度
高温のシャワーは必要な皮脂まで洗い流してしまいます。38度程度のぬるめのお湯を使うように意識しましょう。
シャンプーをつける前にお湯で頭皮や髪を予洗いしてくださいね。
*泡で洗う
頭皮も身体と同じ皮膚です。そのため、洗顔と同じように泡で洗うことでシャンプーの刺激を減らしてくれます。
シャンプーの原液を頭皮にそのままつけるのは絶対止めてください。必ず手や泡立てネットなどで泡立ててからシャンプーを行ってくださいね。
*指の腹で洗う
ゴシゴシ洗うと汚れが取れるイメージですが、指の腹でマッサージするように洗う方が頭皮にとっては良いと言われています。
力ずくの場合、頭皮を傷めることも多く、必要な油分も洗い流してしまいます。優しく洗うことを心がけてくださいね。
*すすぎは多めに行う
シャンプーが残ったままだと、頭皮のトラブルを招く原因になります。しっかりと泡を洗い流すようにしてください。
*シャンプーは多くても1日1回
特に夏場は汗をかくため、何度もシャワーを浴びる場合があります。その際は、お湯だけで洗い流すようにしてください。
1日に何度もシャンプーを使えば、余計に皮脂を奪うことになり乾燥にしやすくなります。シャンプー液を使うのは1日1回だけにしてくださいね。
乾かし方
せっかくドライヤーを使用するのに、間違った使い方で髪を乾かすと頭皮を乾燥させてしまう恐れが・・・。正しい使い方で潤いを残すようにしましょうね。
*頭皮から離す
頭皮に近づけすぎると熱くなりすぎる場合があります。
基本的にドライヤーから出る熱風は100度程度あります。その温度を頭に近づけると火傷することもありますよ。
鏡を見ながら十分距離を取ってドライヤーを20㎝以上頭皮からするようにしてくださいね。
*時間を短くする
長時間のドライヤーはどうしても頭皮に負担をかけてしまいます。
シャンプーのあとタオルで水気を拭き取り、そのあとでドライヤーをあてるようにしましょう。
*温度は低めで
ドライヤーによっては温度調整ができたり、ケアモードがある場合があります。そういう機能がついているときは、50~70度程度であてるようにしてください。
また、ある程度乾いたあとに冷風モードを使用してください。冷風は、髪のキューティクルを閉じ込める働きをしてくれるため、髪が乾燥しにくくなり、痛みを防いでくれます。
生活習慣の改善
脂っこい食べ物や栄養バランスが崩れていると、頭皮だけでなく全身の肌にとって良いことはないです。
ビタミンが豊富な果物やトマト、アーモンドなどを取り入れて、バランスのいい食事を摂るように心がけてくださいね。
睡眠不足やストレスもダメです。忙しくてもゆっくり寝るようにしてくださいね。
また、紫外線対策も忘れずに行ってください。帽子や日傘を使うようにしてくださいね。
保湿効果をアップさせるアイテム
保湿効果をさらにアップさせるためのアイテムもあります。美髪を作る上でも大事になるので、気になる人は一度試してみてくださいね。
ただし皮膚に赤みや湿疹がある場合は、悪化させることもあるので注意してくださいね。
美髪を作れるオイルがおすすめ!
馬油や椿オイル、アルガンオイルなど様々なオイルが販売されています。必ずオーガニックのものを選んで購入するようにしてくださいね。
オイルをつけすぎるのも良くないので、説明書通りに使用量を守って使うように心がけてください。
頭皮のトラブル解消で、自信が持てる美髪へ!
髪は隠すことができないため、ちょっとしたトラブルがあるだけで気分が落ち込むことも。
シャンプーの仕方や乾かし方などを意識することで、頭皮の乾燥を防ぎ、潤った頭皮に導きますよ。正しいケアで、トラブルなしの自信が持てる美髪になりましょう。
あなたもコメントをどうぞ!