シャワーだけより湯船に浸かろう!体臭予防やリラックス効果もある
毎日の入浴が面倒くさくてシャワーだけで済ませている
ここ最近は湯船に浸かっていない…そんな人はいませんか?
入浴をシャワーだけで済ませてしまうと、疲れも取れづらく、体臭を完全に防ぐことも出来ません。
今回はシャワーだけで入浴を済ませずに、湯船に浸かるとどんなメリットがあるのか?について探っていきます。
湯船に浸かれば沢山うれしいことがある!どんなメリットがあるの?
シャワーだけではなく、入浴時に湯船にちゃんと浸かるようにするだけで沢山のメリットがあることが分かってきました。
体にも心にも嬉しいメリット、どんな事があるのでしょうか?
体の疲れが取れやすくなる
シャワーだけでは体の疲れを取ることは出来ません。
湯船に浸かることで、体の疲れを緩和することが出来るのですが、それには理由が3つあります。
- 水の浮力によって体が浮き、リラックス効果を得られる
- 体全体を温めることによる温熱効果
- 水圧がかかることによりマッサージ効果が得られる
では、1つ1つ見ていくことにしましょう!
水の浮力でリラックス効果を得られる
浮力により陸上で過ごすよりも体重が軽くなる水中では、肩まで湯船に浸かると陸上で過ごすより体重が約10分の1まで下がると言われています。
それにより、体のリラックスに繋がります。
地上では体のどこかの筋肉を必ず使っているために、筋肉を休めることはできません。
湯船に浸かることで緊張している体の筋肉をほぐし、疲れた筋肉を休息させることができるのです。
シャワーを浴びている間は立ちっぱなしで筋肉を休ませる事も不可能です。シャワーだけだと疲れが取れないのは、入浴時に湯船に浸かった時の浮力が大きく関係しています。
体全体を温めることによる温熱効果とは?
手足の末端の血管は入浴で体が温まることで広がります。
血液が手足の末端まで行き届くことで、体が温まり、体全体の温度が上がります。
そうすることにより発汗が促進され、体に溜まっている汗などの老廃物が排出されていきます。
これが体の疲れを回復させる大きなメリットになるのです。
水圧によるマッサージ効果とは?
湯船に浸かることで体の表面に水圧がかかり、その水圧で体にマッサージ効果が現れます。
血液やリンパ液は下半身に留まりやすく、それが水圧によるマッサージ効果で心臓に戻る手助けをします。
水圧によって循環が良くなった血液とリンパ液、発汗作用と利尿作用で老廃物の排出が促されるので、入浴をすることにより高いデトックス効果につながるのです。
湯船から出る時は、ゆっくりと落ち着いて立ち上がり、体への負担を軽減するようにしましょう。
お風呂から出た後も続く効果がすごい!眠りが高品質に変わる!
湯船に浸かる効果は、お風呂から上がった後も続いています。
睡眠と入浴の関係、考えたことはありますか?
睡眠の質が高くなる
入浴後にポカポカと体が温まっているのが段々冷えていくことで眠気を感じます。
入浴後に体温が下がるのは悪い事ではありません。むしろ睡眠のクオリティが上がる効果を持っています。
入浴後に体温が下がることと、睡眠のクオリティは睡眠のメカニズムが多く関わっています。
睡眠はどんなメカニズムで起こるのか?
睡眠に入るために人の体は、体の内部の体温である深部体温が睡眠時間が近づくと少しずつ下がっていきます。
それに伴い、脳の温度である脳温が低下していきます。
脳温を下げることで脳がオーバーヒートするのを防止し、疲れた脳を休息させて回復させるのです。
睡眠と入浴の関係って?
入浴と睡眠のメカニズム、その関係とはどんな事なのでしょうか?
湯船に浸かり体が温まると深部体温が上がります。
手足の血管が広がり、入浴後には広がった血管から熱が逃げ、入浴の前より深部体温が下がります。
深部体温が下がることで体が睡眠の準備を整え、そのために寝つきやすくなるのです。
体温が下がれば日中たくさん使って疲労した脳や臓器を休ませることにつながるので、睡眠のクオリティが上がります。
そのために体は睡眠のための準備をしずらくなり、睡眠中であっても脳や臓器が満足に休ませることが出来ずに、疲れが残りやすくなります。
汗が気になる人は湯船に浸かるべき!その理由とは?
汗をかいて気になるのは体臭。
その体臭を抑える効果を入浴は持っています。
湯船に浸かるだけで気になる体臭を軽減できるなんてすごいと思いませんか?
体が臭うのは疲れの元の乳酸と関係あり!
疲労物質である乳酸は、疲れのと体臭の元です。
乳酸が体内で増えると、アンモニアも同じように増えていきます。
アンモニアは肝臓が働くことで解毒できますが、肝臓の疲労が蓄積し解毒する力が弱くなってくると、解毒が不可能になったアンモニアが汗に混ざりながら体の外へ流れていきます。そのために体臭だんだん強くなります。
その匂いは疲労が原因となる体の臭いなので、疲労臭と呼ばれるのです。
乳酸を減少させるには?
体臭の原因になる乳酸はどうしたら減らすことが出来るのでしょうか?
乳酸を減らすには体を温めることが大事です。
湯船に浸かることで体が温まれば、血液の流れてが良くなります。乳酸が減ることにより、アンモニアの軽減にもつながります。
発汗することで体外にアンモニアが排出されるので、体臭が減るのです。
乳酸を減らすには入浴が大切です。入浴は疲労を回復させるだけではありません。同時に体臭を軽減させることも出来るのです。
体を洗いすぎると体臭がキツくなる?
体臭を防止したいと思って、体をゴシゴシと念入りに洗うのはやめましょう。
体の洗いすぎは体臭をきつくする原因になってしまいます。
人間の皮膚の表面には善玉菌と悪玉菌が存在しています。
表皮ブドウ球菌は善玉菌で、イヤな臭いを作る悪玉菌から皮膚をガードしてくれています。
そのため、洗いすぎてしまうと悪玉菌が増えやすくなり、体臭がきつくなってしまいます。
善玉菌の約89%程度は体を洗うと流されてしまいます。
しかし、約10%程度体に善玉菌が残っていれば1日あれば善玉菌の数は元に戻ります。
洗浄力が高い石鹸やボディソープを使わないようにし、体をゴシゴシ擦らないようにして体の善玉菌を守るようにしましょう。
肌に優しい素材のコットンやシルクのものを使う、スポンジなら海綿に変えてみるなどして、肌に負担のかからないものを選んでみましょう。
そのほかにもこんな嬉しい効果が!湯船に浸からないと損!
湯船に浸かることでの疲労回復効果や睡眠効果、体臭予防に関する効果について見てきましたが、実は湯船に浸かるメリットはこれだけではありません。
女性なら誰でも気になるあんな効果や、ストレス社会で大切なこんな効果も秘められていました。
お肌がツルツルになる美肌の効果
湯船に浸かり体温が上がると毛穴が開くため、開いた毛穴から肌に溜まっている汚れや皮脂などの老廃物が排出されていきます。その効果で新陳代謝が良くなり、美肌効果につながります。
しかし、強く擦り洗いしすぎてしまうと皮膚に存在する善玉菌を洗い流す結果に。
擦る摩擦が強すぎると、肌が傷ついてメラニン色素の沈着に繋がってしまうので、体を洗う時は優しい力で洗うようにしてくださいね。
お風呂から上がった後は皮膚の水分が蒸発して皮脂が少ない状態になっています。
肌の水分も蒸発して乾燥を引き起こしやすいので、入浴後は要保湿!ボディクリームや保湿液を使って肌のうるおいを留めるようにしましょう。
心ものんびりリラックス効果
湯船に浸かって得られるのは、体を休めたりする効果や体臭の予防だけではなく、心にも効果が得られます。
水中の浮力で体が軽くなると、心ものんびりしてきてゆったりとした気持ちになれるのです。
体が温まることで心と体の両方がリラックスし、心身のどちらも疲れが抜けていきます。
シャワーだけのバスタイムはずっと立ちっぱなしで、リラックスする時間もなく、髪や体を洗えばすぐに入浴は終了してしまうので、落ち着いてゆっくりできる時間は取れません。
入浴は体の汚れを落とすだけではなく、心の疲労も落とすことができます。体だけでなく心の回復もさせるために、湯船に浸かるのをおすすめします。
今日から早速湯船に浸かってリラックスしよう!
さっと浴びることができるシャワーはとても便利ですが、湯船にしっかりと浸かったときのように体の疲労感の回復や心のリラックスまではなかなか得ることは出来ません。
毎日湯船に浸かることは出来なくても、週に何度か湯船に浸かる日を作ってみる、お気に入りの入浴剤やバスグッズを見つけてみるなどしてみましょう。
バスタイムが楽しくなれば、自然と湯船に浸かる時間も増えてくると思います。
今日から早速湯船に浸かって体と心のエネルギー回復してみませんか?
あなたもコメントをどうぞ!