生理が遅れるのは豆乳の飲みすぎかも!ホルモンバランスを崩さない飲み方
生理が遅れることよくありますか?そんな時、豆乳を飲み過ぎの女性は、豆乳が原因である場合があります。
大豆のイソフラボンは、女性ホルモンが激減してしまう閉経後の女性には良いですが、正常な生理が続いている女性が過剰に飲むと、生理が遅れてしまうことがあります。
豆乳は適量をこころがけましょう。
豆乳のイソフラボンは更年期女性の味方
女性も40代を過ぎると身体が変わります。特に、更年期ってどんなものなのか気になりますよね。体調不良があるとそろそろ更年期かな、と思ってしまいます。
大豆イソフラボンとエストロゲン
閉経後の女性ホルモンは激減します。それなのに、脳は女性ホルモンを要求します。それによって、自律神経が乱れてしまい、更年期障害と言う症状を引き起こします。
更年期障害は、体が急に熱くなって汗が噴き出したり、のぼせ・めまいの症状が出たり、訳もなくイライラして、家族に当たり散らしたり、などがあげられます。
このような症状の時に、激減したエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで、脳が勘違いをして指令を出すことをやめ、自律神経が正常になります。
大豆イソフラボンの消化吸収は個人差があるため、構成要素のエクオールだけのサプリメントも出ています。
他にも、更年期障害のためのサプリメントは、各メーカーで充実したラインナップで商品化されています。
閉経前の女性が豆乳を飲み過ぎたらいけないわけ
女性ホルモンに良いイソフラボンを、女性だからと言って、過剰に摂取してはいけません。
脳が、女性ホルモンは十分足りていると判断して、エストロゲンの分泌を減らしてしまうおそれがあるからです。
女性ホルモンの攪乱作用
まだ、研究開発段階にある大豆イソフラボンですが、女性ホルモンの攪乱作用があるのではないかという、研究結果が出ています。
豆乳の飲み過ぎによる大豆イソフラボンの過剰摂取によって、生理が遅れる人は、豆乳を止めることをすすめられます。
その一方で、生理周期が正常になったという人もいるので、豆乳を飲む女性全員の生理が遅れるわけではありません。
豆乳の生理痛軽減効果は医学的には証明されていません
女性ホルモンのバランスを良くするのなら、生理痛の軽減作用も期待できるのではないか、と豆乳を飲む人もいるようです。
プロスタグランジンの過剰分泌を抑える作用は、大豆イソフラボンにはありません。
豆乳を飲んで、生理痛が軽くなったという人もいます。その場合は、豆乳の栄養成分の、ビタミンEの効果や、亜鉛などによって、血行が良くなった結果に伴う改善の場合だと言われています。
その他にも、冷蔵庫に入っている冷たいままの豆乳を飲み続けることは、生理痛にはよくありません。女性の大敵である冷え性になり、血行が悪くなってしまいます。
生理痛で悩んでいる方は、ぜひ一度産婦人科で原因を調べてもらうことをおすすめします。
ひどい生理痛には、婦人科系の病気が隠れていることが多く、子宮内膜症や子宮筋腫など、生理痛の原因となります。
生理前に豆乳を飲むダイエットは効果に疑問があります
生理前に豆乳を一週間飲むというダイエットが流行っています。
生理前の食欲増進時にカロリーを豆乳でセーブする方法は、別に豆乳でなくても構いませんし、やはり女性ホルモンのバランスを崩す恐れがあります。
生理でむくむ人は、生理後のむくみが収まることでダイエットに成功したと思うかもしれません。
医学的根拠はまったく無いので、あまりおすすめできません。冷たい豆乳の飲み過ぎによる冷えにも注意が必要です。
豆乳の適量
大豆イソフラボンの適量は、豆乳なら、1日200mlを1本くらいが適量と言われています。
日本人は豆腐や納豆からも摂取していますから、豆乳ばかりたくさんとったらバランスが崩れてしまいます。
豆乳はバランスよく健康的な量を飲みましょう
豆乳は、低脂質高たんぱくの良質健康食材です。女性の骨粗しょう症を予防するとも言われています。
良質の脂肪酸が善玉コレステロールを増やしてくれたりと、スッキリした身体作りにも向いています。
ただ、飲み過ぎると女性ホルモンバランスを崩すということが近年の研究で分かってきました。女性ホルモンに似た働きがメリットにもデメリットにもなります。
年齢や体質的にあわせて、豆乳を飲む必要があるということは分かっていただきたいです。
自分の身体に合うのか確認しながら、より良質な生活に導いてくれるよう、役立ててくださいね。
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