舌が白いのは病気のサインかも!ドライマウスや胃腸にも原因が


口の中は敢えて人に見せるところでは無く、見せたいところでもありません。でも、人と会話したり笑ったりすると、思いがけずに見えてしまうところでもあります。もしも、相手の口の中がチラッと見えてしまい、舌が白いとあなたはどういう風に感じますか?

「汚れている」「汚い」と感じてしまうかもしれません。

舌の色は健康的なピンク色なのが当たり前なので、白いととても違和感があるのです。だからこそ、自分の舌が白いと直ぐにでも改善できる方法を探しますよね。

舌が白い時、ただ汚れているというわけでは無く病気の症状として現れている可能性もあります。舌が白くなる原因とは?舌が白い時の改善方法についても詳しくご紹介します。

舌全体が白い場合は「舌苔(ぜったい)」が原因

健康な舌の色は薄いピンク色をしていますが、舌が白い事で悩んでいる人は男性女性を問わず実は結構たくさんいます。

そして、舌が白い原因の殆どが「舌苔」という舌に付いた垢で、そもそも舌を保護する働きをしているものなのです。

但し、保護するためにうっすらと付いている舌苔ですが、ある事が原因で増えてしまい必要以上に厚ぼったくなってしまいます。

ここでは舌苔のせいで舌が白い原因について、詳しくご紹介していきましょう。

胃腸が弱ってきている

口から入れた食べ物が胃腸へ運ばれていく際に、必ず通るところと言えば舌の上ですよね。

胃腸の調子に異変が起こっている場合、舌にも顕著に現れます。舌苔により舌が白い場合、胃腸が弱っているのかもしれません。

昨夜の食事に消化の悪いものをたくさん食べたという事はありませんか?心配事やストレスなどが溜まっていたり、睡眠不足が続いていたりしていないでしょうか?

胃腸は毎日の些細な事でも、調子が悪くなるデリケートな部分です。そしてそんな体のサインを、舌が敏感に感じ取り白くなってしまいます。

口の中が乾燥しやすい

鼻が詰まっている人や、口で呼吸する事が癖になっている場合、舌苔が増える原因になります。口で呼吸をすると口の中が常に乾燥しているのが原因で雑菌が増えやすくなり、舌が白い状態になりやすいのです。

また、いびきをかく場合も舌が白い原因になります。いびきをかく人の殆どが口を開けた状態で寝ており、ほぼ一晩中口を開けて寝ていれば、口の中はカラカラに乾燥してしまうのです。

口呼吸の癖も無くいびきもかかなくて長期間に及ぶ口の中の乾きがあり、舌が白い場合はドライマウスを疑ってみる必要があるかもしれません。ドライマウスは飲酒や喫煙が原因で起こる場合もありますが、糖尿病やシェーグレン症候群という病気の症状である場合もあります。

また、更年期やストレスでも口の中は乾燥しやすくなるので、口が乾燥しやすいと感じているのであれば、こまめに水分を摂ったりガムを噛むなどして乾燥を防ぎましょう。

体が冷えやすい人も舌が白くなりやすい

直ぐに体が冷えてしまう、手足の先端がいつも冷たいと言ったような冷え性の人も、舌が白い人が多い様です。体の冷えは血行が悪いことが原因で起こりますが、冷える事で胃腸にも影響を及ぼし、舌苔が増える原因にもなるのです。

血の巡りが良くなるように食べ物や飲み物を工夫してみたり、体を冷やさないようにすると改善される可能性があります。舌が白いのが気になるようであれば、積極的に体が温まる事をして、胃腸への負担を軽減させる必要があるでしょう。

免疫力が落ちてきている

風邪の引き始め、まだ初期の段階で舌に違和感を感じる場合も多いでしょう。何となく体の調子が悪い、熱っぽいなどの時でも既に舌が白い状態になっている事も珍しくありません。

病気と闘ってくれる免疫ですが、疲れや睡眠不足などでそのパワーも落ちてしまい、舌苔が増えてしまいます。風邪以外の感染症に罹ってしまった時も同様で、舌が白い状態になりやすくなるのです。

体調の変化に特に変わりが無いのに舌が白いのであれば、風邪を引かないように注意した方が良いかもしれません。舌が白くなるのが前兆である事も珍しくなく、免疫力はちょっとしたきっかけでも落ちてしまう可能性が十分あります。知らず知らずのうちに免疫が落ちているサインかもしれないので、睡眠時間や食事内容なども見直しましょう。

舌が白くなる病気

舌が白い状態が長く続いている場合、何かの病気が隠れている事も考えられます。単純に舌が汚れているだけでなく、体の中の異常が舌に現れているのかもしれないのです。その場合、舌が白いだけでなく、その他にも症状が現れている場合もあるので詳しくご紹介していきます。

シェーグレン症候群

舌が白い原因が、思いもよらず難病だったらちょっと驚いてしまいますよね。でも、実際にその可能性が無い訳ではありません。ドライマウスが症状として出やすい難病、「シェーグレン症候群」は舌が白くなりやすいのです。

シェーグレン症候群とは、全身性自己免疫疾患でありドライマウスとドライアイが主な初期症状として起こります。関節リウマチになっている人が合併症として罹る病気でもあるので、リウマチの治療をしていて舌が白いと感じたら、医師に相談してみましょう。

シェーグレン症候群によるドライマウスは、唾液を増やす薬を使ったり水分をまめに摂るノンシュガーのガムを噛むなどして口の中の潤いを促進させます。舌が白い、いつも口の中が異常に乾いているなどの症状が気になったら、専門医に診てもらう事をおすすめします。

口腔がん

口腔がんの症状は舌に現れる事が多いのですが、口内炎と勘違いされがちです。長期に渡り舌に白い部分があったり、出血があったり腫れていたり…少しでもおかしいなと感じたら専門医を受診しましょう。

舌苔との違いは舌の表面が白いのでは無く、部分的に白くただれていたり、痛みが無い場合もあります。特にタバコやお酒の習慣がある人は注意が必要で、口腔がんの発生率も上がる可能性が大いにあるのです。

口腔カンジタ症

舌苔と間違えやすいのが口腔カンジタ症で、舌苔のような白い苔が舌にできます。但し舌苔と違って擦るとその苔は簡単に取れるのと、痛みや出血が伴う場合もあるので出来ると不快に感じるでしょう。

そもそもカンジタ菌は誰の体の中にも、もちろん口の中にも存在する常在菌です。免疫力が低下する事でカンジタ菌が増えてしまうので、誰にでも起こり得る症状であるとも言えます。

口腔カンジタ症は放って置いても自然治癒する事が無いので、舌の白い状態が酷かったり口の中に違和感がある様なら、なるべく早く病院で検査を受けた方が良いでしょう。早めの治療ほど、短期間で治す事ができます。

病気以外で舌が白い時の対処法

舌が白いと見た目はもちろんですが口臭も気になるので、早く元の舌に戻したいと考えますよね。でも、無理矢理擦って取るのは逆効果になる恐れもあります。ここからは、舌が白い時の対処法について詳しくご紹介しましょう。

口の中、舌はとてもデリケートな部分なので、やり方によっては口臭が酷くなってしまったり、炎症を起こす原因にもなります。正しいケアのやり方で、健康的な舌を取り戻しましょう。

舌をブラッシングする方法

舌が白い時、まずやってみようと思うのは歯ブラシで舌を磨く行為では無いでしょうか。よく、歯のついでに舌も軽くブラッシングすると良いと言われていましたが、実際のところはどうなのでしょう。

答えは、歯ブラシで舌を磨くのはNGです。歯ブラシのどんなに柔らかい毛のタイプを使っても、舌を傷つける恐れがあります。

舌を磨く場合は歯を磨き終えた後、歯ブラシを置いて舌ブラシを使ってケアしましょう。

舌ブラシの使い方

  1. 舌をできるだけ真っ直ぐ前に出します。
  2. 舌ブラシを軽く当てて奥から手前に引き出します。
  3. 数回で終了して口をすすぎます。
舌が白い時の舌ブラシの頻度は、一日に一度で十分です。舌ブラシも歯ブラシ同様、よく洗って清潔を保つようにして使用してください。

口の中を乾燥させないようする

舌が白い人は、口の中が乾燥しているドライマウスが起きている場合が多いです。口の中が乾燥しないようにすると、舌苔を増やさないようにする事ができます。それには、ただ水を飲めば良いというだけでなく、他にも工夫が必要です。

  • お酒やたばこを控える
  • 睡眠時間をしっかり取る
  • 喉が渇いた時はすぐに水分補給
  • 歯応えのある食品を食べる

口の中を乾燥させないようにするために、今からでもすぐに始められる事ばかりですね。口の中が乾くような事をしない、乾いたままにしておかないという事がポイントです。舌が白いと口臭の心配もあるので、口の中が潤うように意識して生活してみましょう。

サプリなら乳酸菌がおすすめ

舌が白い原因が胃腸の調子が悪い事が当てはまると考えられるなら、乳酸菌のサプリを始めてみる事もおすすめです。ヤクルトやカルピスなどの乳酸菌飲料を摂るのも良いのですが、サプリなら酸に弱い乳酸菌をしっかり腸まで届けてくれるメリットがあります。

腸の調子が悪い時、腸の中の悪玉菌が増えている可能性がありますが、乳酸菌は善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きがあるのです。手軽に始められる方法として、乳酸菌サプリはおすすめです。

ジェルを使って舌を保湿する

飲み物や食べ物で唾液の量を増やすより、もう一歩踏み出してケアするのであれば、口の中を保湿するジェルもおすすめです。唾液類似成分が配合されているので、違和感なく口腔内に塗る事ができ、しばらく口の中を潤す効果が持続します。

口の中に直接塗るだけなのでいつでもどこでも使う事ができ、長時間飲食できない状態の時も潤いが続くので安心です。保湿だけでなく保護効果もあるので、舌苔を増やさないようにする事ができるでしょう。

舌が白いならドライマウスを最初に疑ってみましょう

舌が白いと色々な病気を疑いたくなりますが、先ずは口の中の環境を良くしてあげる事から始めてみましょう。それには、口の中の潤いを取り戻す事を最初に重要視してみてください。

自覚症状が無くても意外とドライマウスになっている事で、舌が白く見える原因の舌苔が増えている可能性が高いのです。

舌が白いと、早くそれを除去したいと考えてゴシゴシ歯ブラシなどで擦ってしまいがちですが、そもそも舌は若干白くなっているのが健康な状態です。薄く白い部分が舌を保護して、食べ物の滑りを良くする役割も担っているのです。

逆に真っ赤な舌や黒い舌には、別な病気が隠れている場合もあります。薄く白くなっている舌は何も問題は無く、白い部分に厚みがあるようであればドライマウスを含め、飲酒や喫煙、生活リズムなどの改善をしてみると良いでしょう。

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