朝、洗顔しない美容法とは。自分に合うかの見極めが大事!


「朝は洗顔していない」「ぬるま湯だけ」…美肌の女優さんやモデルさんが言うと、「えっその方がいいの?」と思ってしまいますよね。

朝の洗顔には実にさまざまな説があり、どれも賛否両論!どの方法がよいの?…それは「あなたのお肌に合った方法」です!

自分に合っているかの見極めを間違えると、肌トラブルや老化につながります。しかも年齢や季節によって、合う方法が変わる場合も…。

ここでは、朝の洗顔のさまざまな方法と特徴をまとめ、自分にはどの方法が合うかの見極めポイントをお伝えしていきます。

「朝は洗顔しない」の真相は?

「洗顔しなくていいからラク?」そう思ってしまいますが、実はそうではないようです…。

「何もしない」わけではない

本当に、「朝は何もしていない」人もいるでしょう。しかし、お肌のために決してよくありません。

寝ている間に肌にたまった皮脂汚れやホコリなどは、毛穴詰まりや肌のターンオーバーの乱れにつながります。肌トラブルや老化促進の原因ですね。

「朝は洗顔しない」という人の多くが、「ぬるま湯や水だけで洗顔」もしくは「別の方法」を行なっているのです。でも「別の方法」って、どんな方法があるのでしょう?

スチーマーや蒸しタオルを使う方法

スチーマーを5分ぐらい顔に当て、優しくポンポンと抑えるように水分を拭き取るだけ。たしかに、通常の「洗顔」はしていませんね。

でもこれからスチーマーを買う場合、ある程度の出費が…。試してみて合わない場合もあるし…。そんな人には、蒸しタオルを使う方法もありますよ。

★蒸しタオルのつくり方

① 薄手のタオルを濡らし、よく絞る
② タオルをおしぼりのように丸め、ラップでくるむ
③ 電子レンジ(600W)で40秒~1分ぐらい温める
④ ラップを外してタオルを広げ、中まで温まっているか確認
⑤ 広げたタオルを手首などに乗せ、熱すぎないか確認

くれぐれもタオルが熱すぎないかを確認しながら、そっと顔に乗せていきます。1~2分たったら外し、別のタオルで優しくポンポンと抑えるように水滴を拭き取ります。

肌に負担が少ない状態で毛穴が開き、汚れが落ちやすくなるのです。血行促進やリラックス効果もありますよ。

スプレーや拭き取り化粧水を使う方法

フェイススプレーやミスト状の化粧水を顔に吹きかけ、タオルで軽く抑えるように拭き取るだけ。汚れを落としきれていないと感じる時は、何度か繰り返すのもよいです。

また、拭き取り化粧水をコットンに含ませ、優しく汚れを拭き取る方法もあります。しかし以下のことに注意して行わないと、肌に摩擦を加えてしまいます。

  • 柔らかく、肌に優しいコットンを使う
  • コットンでは、決してこすらない
  • 水分が抜けたコットンで拭き取らない
タオルで抑える場合もコットンで拭き取る場合も、くれぐれも優しく!「摩擦」は乾燥や老化を招く、お肌の大敵ですよ。

「ぬるま湯だけで洗顔」のメリットと方法

朝洗顔はするけれど、洗顔フォームや石鹸を使わない、という方法についてまとめます。

「ぬるま湯だけで洗顔」のメリット

まず、一般的に言われているメリットをお伝えしましょう。

  • 必要以上に肌の皮脂を落とさない
  • 肌を傷つけず、肌への負担を軽減する
  • 忙しい朝の「時短」や洗顔料費の「節約」になる

お肌の皮脂というと悪いイメージを抱きがちですが、実はある程度の皮脂は必要です。皮脂は肌の乾燥を防ぎ、傷や菌の繁殖を防ぐ効果があるのです。

また、洗いすぎや肌を触る「摩擦」がダメージになる場合も…。洗顔料の中には、高い洗浄力で刺激が強いものや肌に悪い成分を含むものもあり、それを使うぐらいならぬるま湯だけの方がよいとも言えます。

ぬるま湯だけの洗顔方法はラクでかなりの時短になりますし、洗顔料費の節約にも!美肌にもつながるのなら、一石二鳥どころか三鳥ですね。

「ぬるま湯だけで洗顔」のやり方

簡単でラク、でも守るべきことは守って洗顔しましょう。

① 洗顔前に手をハンドソープで洗う
② 32~35℃のぬるま湯を使う
③ 手でこすらず、湯をパシャッパシャッと20回ぐらいかける
④ 最後はタオルでこすらず、優しく抑えて水分を吸い取る

32~35℃は、筆者の場合「ぬるま湯」でなく少し温かい「水」に感じられます。普段40度前後のお湯を使い慣れている人は要注意なのです。

温かい「お湯」で洗ってしまうと、肌の皮脂が落ちすぎて乾燥を招きます。また、洗う時も拭く時も「摩擦」に注意!こすらず優しく行いましょう。

「水だけ洗顔」はどうなの?

完全な「水」「冷水」だと、毛穴の奥の汚れや皮脂を落としづらくなります。肌への刺激にもなりますし、血行が悪くなり肌のターンオーバーが乱れる人も!

ただ、冷水は毛穴引き締め効果があり、その後のメイクがしやすくなるとも言われています。といっても1日中毛穴が引き締まっているわけでも、毛穴自体が小さくなるわけでもありません。

個人的にはあまりオススメできませんが、取り入れてみたい場合、ぬるま湯洗顔の最後に冷水で引き締めるのがよいと思います。

氷水を使う人もいるようですが、肌への刺激と血行不良の可能性を考えると、やはりオススメはできません。「水」といっても、25℃前後が目安でしょうか。

「朝もしっかり洗顔」を勧める考え方とは

反対に「朝も洗顔フォームや石鹸を使って洗顔した方がよい」という考え方について、まとめていきます。

「しっかり洗顔」のメリット

朝も洗顔料を使って洗顔するメリットは、大きく分けて以下の3点です。

  • 汚れや皮脂をしっかり落とせる
  • 化粧水や美容液などの浸透をよくする
  • 肌の表皮の糖化が起きにくい

寝ている間に分泌される皮脂、前夜のスキンケアの油分、寝ている間に付着するホコリや寝具のダニ・繊維…。朝のお肌も汚れや皮脂でいっぱいです。

余分な皮脂は時間がたつと酸化し、水分保持力の低下やニキビ・黒ずみを引き起こしやすくなります。酸化した皮脂は、洗顔料を使わないと落としきれません。

肌表面の汚れや皮脂が残っていると、角層のバリアが乱れて潤いを保ちにくくなる。よって乾燥を招くケースもあるとか。…実にさまざまな説があることがわかります。

さらに汚れや皮脂を落としきれないまま化粧水・美容液をつけても、成分は浸透しにくく効果半減。メイクもすれば、汚れを毛穴に閉じ込めてしまいます。

それどころか、肌の糖化も起きやすくなります。でも「肌の糖化」って何でしょう?

糖化は、皮膚のたんぱく質と糖分が合わさることで起こります。糖化はたるみやシワ、くすみ、乾燥につながるお肌の大敵!グルコースなどの糖分はスキンケア化粧品にも広く使用されているため、前夜に塗った化粧品を落としきれないと糖化が起こりやすくなります。

これらのことが、朝もしっかり洗顔した方がよい理由として言われていることなのです。

基本の洗顔方法

汚れや皮脂を落とせても、肌にダメージを与える洗顔方法では意味がありません。

① 肌に刺激が少ない洗顔料を選ぶ
② 32~35℃のぬるま湯を使う
③ 手を洗ってから洗顔料をよく泡立て、こすらず泡で洗う
④ すすぎを念入りに、こすらず優しく行う
⑤ タオルで抑える感じで、肌の水分を吸い取る

合成界面活性剤やスクラブ入りの洗顔料は刺激が強いです。「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」「パレス‐3硫酸Na」などの界面活性剤が、特に刺激が強いと言われています。

洗顔料はネットを使うなどして、よく泡立てます。最初に皮脂が多いTゾーンに泡をのせ、その後全体に泡だけが触れる感じで洗いましょう。

シャワーのお湯を直接顔にかけるのはNG。手で30回以上ぬるま湯をかけてすすぎ、最後はタオルを優しくあてて水分を吸い取りましょう。

自分にはどの方法が合うの?

「結局、朝の洗顔はどうすればよいの?」…さまざまな説がある中で、一概に何が正しいとは言い切れない…迷うばかりですよね。

最終的には、知識を得た上で、自分で判断するしかありません。その見極めのポイントをお伝えします。

オススメの朝の洗顔方法と肌タイプ

ズバリ、わかりやすく、

★乾燥肌・敏感肌→洗顔しない(スチーマーや蒸しタオル、スプレー洗顔)orぬるま湯洗顔
★脂性肌・乾燥性脂性肌・混合肌→朝も洗顔料を使って洗顔
★普通肌→どちらでもよい(臨機応変に)

乾燥肌や敏感肌の人は、肌への刺激や摩擦を減らすことが美肌への近道!皮脂をある程度残すことで、乾燥やバリア機能の低下も防いでくれます。実際に

  • 「蒸しタオルで抑える方法に変えたら、肌の調子がよくなった」
  • 「ぬるま湯洗顔に変えたら、つっぱり感がなくなった」
  • 「朝の洗顔料をやめたら、肌が潤っている感じがする」

などの口コミや声があります。数週間試し、肌に合えば続けていく。特に秋~冬は効果がみられるかもしれませんよ。

反対に脂性肌の人は、洗顔料を使わないと皮脂が多くなりすぎに…。余分な皮脂が、トラブルや老化促進の原因になりかねません。

  • 「ぬるま湯洗顔だと、メイクのノリが悪い気がする」
  • 「日中、顔がギトギトになりやすくなった」
  • 「ニキビや吹き出物ができやすくなった」

などの声もあります。

「混合肌」の場合、脂っぽくなる部分にだけ洗顔料を使うことをオススメします。乾燥する部分には乾燥肌の、脂っぽくなる部分には脂性肌のスキンケアを施すことが、美肌へ近づけてくれますよ!

最も注意したいのが「乾燥性脂性肌」。皮脂が多いので頑張って皮脂を落としがちなのですが、基本は「乾燥肌」なのです。

セラミド配合など、保湿力の高い洗顔料や基礎化粧品を選び、保湿クリームも適切に使いましょう。肌の乾燥が改善されると、過剰な皮脂分泌が抑えられる可能性も高くなりますよ。

「普通肌」の場合も、秋~冬はぬるま湯だけ、春~夏は洗顔料を使うなど、季節やその時の肌の状態で変えた方がよいこともあります。

洗顔方法やスキンケアは、「これが正しい」と思い込んで続けがち。しかし「今までは合っていたのに、最近合わない気がする…」と感じたことがある人も少なくないのでは…?

そんな時は別の方法を思い切って数日~数週間試し、肌の様子をみながら自分に合う方法をみつけていけるとよいでしょう。

しかし意外に見分けるのが難しい

自分の肌は、どのタイプなのか。

特に「乾燥性脂性肌(インナードライ)」など、自分だけで判断するのは困難かもしれません。

自分の肌タイプの見分け方

肌タイプは、「角質の水分量」と「皮脂の分泌量」で決まります。大きく分けると5種類です。

  • 普通肌…水分量が多く、皮脂分泌量が少ない
  • 乾燥肌…水分量が少なく、皮脂分泌量も少ない
  • 脂性肌…水分量が多く、皮脂分泌量も多い
  • 乾燥性脂性肌…水分量が少なく、皮脂分泌量が多い
  • 混合肌…部分的に乾燥、部分的に脂性など、複数のタイプが混在

ちなみに「敏感肌」は、乾燥がひどくバリア機能が大きく低下した状態のこと。すなわち分類上は「乾燥肌」になります。

最もお勧めしたいのは、やはりプロに診てもらうこと。化粧品販売店やエステサロン、デパートのカウンターなどで、専用の機器で診断してもらう方法です。

「化粧品を勧められたり勧誘されたりしそうで嫌」という人もいるでしょうが、一度だけ診てもらい「検討します」と帰るのはいかがでしょうか?

具体的な数値・レベルや、同年代平均と比較してどうなのかを、客観的に知ることができますよ。

「それでも行きにくいな…」という人へ、セルフチェックのポイントをまとめます。「当てはまる」と思う項目が多い肌タイプが、今の自分の肌タイプの可能性大です。

★普通肌(最も美肌に近い状態)

  • 洗顔後5~10分たっても肌がつっぱらず、Tゾーンの脂っぽさもない
  • 肌のきめが整っている
  • 毛穴が目立たない
  • 肌トラブルに悩むことがほとんどない

★乾燥肌

  • 洗顔直後や5分ぐらいたつと肌がつっぱってくる
  • 肌がかたくてカサつきやすい
  • 肌に潤いがない
  • 肌荒れしやすい
  • 若い頃の毛穴は比較的目立たない

★敏感肌 (上記の乾燥肌のポイントに加え)

  • アトピーなどのアレルギーがある
  • 肌がヒリヒリ痛くなりやすい
  • 肌が赤くなりやすい
  • 化粧品が合わないことが多い

★脂性肌

  • 起床時や洗顔してわりとすぐにテカっている
  • 肌がべたつくことが多い
  • ニキビや吹き出物ができやすい
  • 毛穴が比較的大きい

★乾燥性脂性肌

  • 洗顔直後はカサつきを感じるが、しばらくするとテカってくる
  • ニキビや吹き出物ができやすいのに肌荒れやカサつきもある
  • 以前は乾燥肌だった
  • 毛穴が比較的大きい

★混合肌

  • 洗顔して5~10分たつと、主にTゾーンはべたつくのに目元や口元、頬はカサつく
  • 日中でもTゾーンやUゾーンはべたつくのに頬などはカサつくと感じることがある

肌のタイプは、遺伝も要素の1つです。しかし1年中や一生、同じ肌タイプとは限りません。

年齢や季節によって変わることも!

肌タイプや、乾燥・皮脂量の度合いは、

  • 年齢
  • 季節
  • 生活習慣

などによって変わります。もっと細かく言うと、生理周期によっての微妙な変化もあります。

肌タイプに限っては、「今も昔も乾燥肌」「1年中肌タイプが変わらない」などの人もいます。かなり個人差が大きいと言えるでしょう。

朝のお手入れや洗顔方法も、その時の肌状態に合う方法で行えるのが理想です。

1つずつ簡単に解説していきましょう。

★年齢

加齢とともに、体のさまざまな機能が低下します。肌の保湿能力も例外ではないですし、皮脂や女性ホルモンの量も減っていきます。

女性ホルモンのエストロゲンには肌の水分量を増やす働きが、プロゲステロンには皮脂の分泌を増やす働きがあります。

肌タイプを決める要因は年齢だけではありませんが、一般的に加齢とともに「乾燥肌」に傾きやすくなります。

★季節

日にもよりますが、春~夏は湿度が高く、秋~冬は空気が乾燥しやすくなります。すなわち、春~夏は肌が潤いやすく、秋~冬は肌が乾燥しやすい傾向にあるのです。

肌タイプで考えると、春~夏は「脂性肌」に傾きやすく、秋~冬は「乾燥肌」に傾きやすくなります。

★生活習慣

「変えよう」と意識しないと、なかなか変わらないのが生活習慣です。

  • 食生活
  • 体温
  • 睡眠
  • 運動
  • ストレス
  • スキンケア

栄養バランスのよい食生活は、適切な皮脂量と保湿力のモト。

  • 鉄分をきちんと摂る
  • 腸内環境を整える物をよく食べる
  • 甘い物や脂っこい物を食べすぎない

ことなども、「普通肌(美肌)」に近づけるカギとなります。

冷えや低体温は保湿力を下げ、「乾燥肌」へ傾きがちに。シャワーだけでなく湯船に浸かる、寒い服装をしないなど、体を温めることで保湿力が高まります。

睡眠不足・運動不足は、肌のターンオーバーを乱します。適切な睡眠量や運動の習慣が、「普通肌(美肌)」に近づけてくれますよ。

生活していれば多少のストレスはあるものですが、多すぎると肌が乾燥しがちに…。ストレスを溜めがちな人は、工夫して発散できるとよいですね。

肌の紫外線対策、保湿、メイクを丁寧に落とすことは必須ですし、その時の自分に合った基礎化粧品やスキンケアを選ぶことも大切です。朝の洗顔方法もそうですね。

現在40代前半の筆者の体験談

20代の頃通っていたエステサロンで「比較的乾燥肌」と言われていたので、ずっと乾燥肌のスキンケアを。30代は忙しく、肌タイプの診断もしないまま「乾燥肌」と思い込んでいました。

30代後半で朝のぬるま湯洗顔を勧められて続けていましたが、40代に入り皮脂の量が半端ない…。秋~冬でも、けっこう脂っぽく感じたのです。

一般的に、加齢とともに皮脂量も保湿力も下がると言われています。だから「保湿力低下による皮脂の過剰分泌」と思いこみ、肌タイプ診断へ。結果は、皮脂量がかなり多く水分量は問題ない「脂性肌」と言われました。

念のため3ヶ月後にも診断してもらいましたが、だいたい同じ感じでした。長年乾燥肌のスキンケアをしてきたこと、出産などライフスタイルの変化、40代~生活習慣改善を強く意識し始めたこと…要因は複数かもしれません。

その後朝の洗顔方法をいろいろ試した結果、今の筆者には「軽く洗顔料を泡立て顔にのせ、すぐにぬるま湯ですすぐ」のが最も合っていました。

この方法が「正しい」のかはわかりませんが、ぬるま湯だけだと洗顔後も日中もギトギト感がすごい…逆に洗顔料をたっぷり泡立ててしっかり洗うと、洗顔後のつっぱり感+日中のギトギトが目立ちました。

今後も洗顔後や日中の肌状態を確認しながら、その都度スキンケアの方法を変えていきたいと思います。肌タイプ診断も年に4回行けるのが理想(なのですが行けるでしょうか)…。

楽しみながら洗顔・スキンケアを!

朝のさまざまな洗顔方法と、どの方法が合うのかは「自分の肌をきちんと知ることが大事」なことをお伝えしてきました。

「あっ今日の肌の調子、いい!」という日は、きっと努力の成果です。

美肌の人はそれを保てるよう、調子がイマイチという人は美肌を目指して、自分の肌としっかり向き合う。そして楽しみながら、洗顔やスキンケアをしていきましょう!

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